ジェミマおばさんのシロップ(PART 2 OF 3)
デンマンさんは“ウィーンの空の下”でジューンさんとサイドウォーク・カフェで一緒に飲んだ“ヴィエンナ・コーヒー”に拘っていましたよねぇ~。。。
言われてみると、確かに “ヴィエンナ・コーヒー”に拘っていたことがありました。。。 でもねぇ~、実は “ヴィエンナ・コーヒー”も“ウィンナ・コーヒー”も地元のヴィエンナ(ウィーン)には、そういう呼び名のコーヒーはない。
あらっ。。。 そうなのですか?
日本では、コーヒーの上にホイップクリームを浮かべたものを、一般的に「ウィンナ・コーヒー」と呼ぶことが多いけれど。。。
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ウィーンでは、日本で言う“ウィンナ・コーヒー”は何て呼ばれているのですか?
日本の“ウィンナ・コーヒー”に近いものとしては「アインシュペナー」(Einspänner)や「カフェー・ミット・シュラークオーバース」(Kaffee mit Schlagobers)がありますよ。 “アインシュペナー”はコーヒーにほぼ同量の生クリームが載っていて、カップではなくグラスに注がれているのです。。。 “カフェー・ミット・シュラークオーバース”は、コーヒーカップとは別の器に砂糖をかけたホイップクリーム(シュラークオーバース, Schlagobers)が添えられているのですよ。。。
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(Einspänner)
今では、もうデンマンさんは“ヴィエンナ・コーヒー”に拘ってないのですか?
最近では、もっぱらクロワッサンとカフェオレですよ。。。 (モナリザの微笑) でも、小百合さんの“ジェミマおばさんのシロップ”への拘り方は半端(はんぱ)じゃないですねぇ~。。。 僕の知る限り 2009年から拘り続けているのですよ。。。 どうして、それほどまでに小百合さんは“ジェミマおばさんのシロップ”に拘るのですか?
ちょっと次の手紙を呼んでくださいなァ。
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お元気ですか?
恒例になりましたが
今年もバレンタインの小包を
船便で送ります。
もうずいぶん前のことですが
利根川を渡った所に
本場のインドカレーを
食べさせてくれる
お店がありました。
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先日、そのお店の前を通ったら
閉まってました。
でも、デンマンさんと一緒に
カレーを食べたことを思い出して
バレンタインの小包の中に
ボンカレーゴールドを入れました。
カルダモンの香りが際立った
スパイシーな辛さですよ。
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また、デンマンさんの好きそうな
辛口を見つけ
仙台という事も
なつかしく思うだろうと
「仙台辛味噌ラーメン」も
パックしました。
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今回 チョコは
ありきたりのチョコでは
面白くないので デンマンさんのために
“ジャンボチョコどら焼”を入れました。
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それから 粉末ソース
10個入れました。
サッポロ一番で
焼きそばを作るときに
使ってみてね。
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「かどや」風味に近くなるかも…。
でも、あの懐かしい「かどや」も
お店を閉めてしまいました。
建物は壊され現在では
“さら地”になってます。
時代の移り変わりでしょうか?
それにしても、私がバーナビーの
ディーア・レイク湖畔の別荘で
夏休みを過ごしたのは
もう、はるか遠い昔のような
気がします。
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あの古い家は、夏休みで
休むというより
ペンキ、芝のクローバむしり、
りんごの木の手入れ、
玄関まで高く長い階段の
ペンキはがしや、
しばらくみがかないガラス、
シミだらけのじゅうたん、
BASEMENTはランドリーの
ホコリとくもの巣、
行けば、掃除ばかりの家に
大変でしたが
また、いつかバーナビーに
行ってみたいと思っています。
想えばバンクーバーやバーナビーは
私が残り少ない青春を過ごした
自由でのびのびとした土地でした。
天真爛漫な日々をウィスラーで
過ごした楽しい思い出もあります。
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このようなオテンバな事は
軽井沢に別荘を構えても
できるものではありません。
そう思うと、またカナダが懐かしく
思い出されるのでした。
バレンタインの小包を作りながら、
また、いつかバンクーバーに
行けたらいいなァ~。。。
そういう願いを込めました。
現在、バンクーバーで青春を
謳歌している真由美ちゃんとも
バンクーバー美術館の裏のカフェで
デンマンさんと3人で会って
楽しく語り合いたいものです。
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では、デンマンさんも日本の味を
懐かしみながら
十分に味わってください。
小百合より
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2016年3月7日 (訂正)
『海を渡ったバレンタイン』より
(2016年5月31日)
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想えばバンクーバーやバーナビーは 私が残り少ない青春を過ごした自由でのびのびとした土地でした。 天真爛漫な日々をウィスラーで過ごした楽しい思い出もあります。 あのバーナビーの家の庭のりんごの木下で “ジェミマおばさんのシロップ”をかけていただいたパンケーキは夢多かった青春の味なのですわァ~。。。
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(すぐ下のページへ続く)