獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

外回りの仕事に 行かされた。

2006-11-27 20:02:02 | 網膜色素変性症と私
  網膜色素変性症な私デスペア。視野が通常人の10%もない。

  人通りの多い場所では行き交う人を避けられない。はじめていく建物など、構造把握が困難。どこが入口で、どこが階段へつづく道で、どこがトイレか。必ず迷う。

  会社へは目の障害を告げて、障害者採用枠で採用された私デスペア。そのおかげで、外回りや接客の部署でなくデスクワークの部署に配属。

  今日、たまたま外回りの仕事。上司のお供で外回りの仕事。車にのり、3社ほどまわる。

  ひとつの会社の玄関先。靴をぬぎ、スリッパに履き替える。上司がすたすたと先に行く。私は見失わまいと、急ぐ。っとその時。

  私の左足のすね弁慶の泣き所をなにかにぶつける。玄関先のオブジェにぶつける(そのオブジェがなんだったのか結局わからずじまい・・・視野が狭く、薄暗いと見えない私デスペア)。

  ぶつけながらも、左足を引きづり上司の後ろ姿を追う。見失わないように追う。

  曇り空、昼過ぎから雨の天気。日光がさしこまず、建物の廊下が暗い暗い。それですねをぶつける。

  デスペア的外回りポイント。

1,自分のペース。
   なにより自分のペースで回りに障害物がないか確認しながら、ゆっくりあるくべし。目の障害を告知して障害者枠で採用されたのだから、ないにも躊躇することなどない。

2,レガース
   サッカー選手がつける。すねあてレガースをつけるべし。

3,縮小ルーペ。
   縮小ルーペをポケットに持参していた私。使う時間的余裕がなかった。こんどは気兼ねせず、ルーペでまず空間を把握してから歩き出そう。


  外回りはいやだなぁ・・・・。もうこれいっかいきりであることを願う。
  
コメント (2)
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