Juice=Juice10連発
2015年10月の宮本佳林を絶対的エースとするJuice=Juiceの初海外ライブにいくため、ガイドヘルパーさんと一緒に関空から台湾へ。ガイドヘルパーさんのガイドヘルプ料金とガイドヘルパーさんの飛行機代、ホテル代金あわせて12万円を自己負担して、台湾へ行った私。
網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者な私。国内旅行なら一人でどこへだっていけるが、さすがに海外旅行となるとそれは難しい、言葉の壁、犯罪に巻き込まれるリスク。そのためガイドヘルパーさんをお願い。
視覚障害者は、福祉サービスとして役所から月50時間年600時間の同行援護ガイドヘルプ利用時間をあたえてもらえる。その同行援護制度でガイドヘルパーさんをりようすれば、9300円ほどでいけるけど、全額自己負担だと77967円以上もかかる。
私の年間同行援護利用時間は520時間程度なので、使わなかった80時間文を、Juice=Juice台湾旅行に使いたいとお願いした私。しかし認められなかった。
そこで2015年9月に不服審査請求をして、2016年に不服審査請求の却下の裁決がでて、2016年12月24日に同行援護裁判、視覚障害者と旅行の自由を争点に裁判を提起、弁護士をつけず私一人での裁判。その裁判から1年9か月。ようやく最終口頭弁論の日をむかえた。
今日9月19日水曜日、午後3時から、大阪地方裁判所1007号法廷で、最終口頭弁論が行われた。私の本人尋問と私の本人意見陳述。
一般的には、民事裁判だと原告、被告の双方の本人尋問がおこなわれるのだが、今回の同行援護裁判は対行政ということで、被告の本人尋問はなし、原告である私の本人尋問だけ。
裁判は午後からなので、午前中は、京阪古川橋駅から門真市民文化会館ルミエールまでの点字ブロックルート調査。視覚障害者が同行援護サービスをつかわないでも、一人で白杖一本、点字ブロックにそって駅からルミエールホールまでいけるように調査。
同行援護裁判も、点字ブロックルート調査も私にとては、同じ目的、視覚障害者が行きたいところにいつでも自由にただでいけるようにすること。
11月17日土曜日に、ルミエールホーるでは、大阪高校生演劇発表退会があり、おそらく今年もこの発表退会では、音声解説がつく、高校生が音声解説をつけてくれる、生で音声解説。それを視覚障害者は客席でイヤホンから聞く。
でも、視覚障害者は基本的に外出はしない。私も去年箕面でおこなわれた演劇発表退会にいったけど、視覚障害者は私をふくめて4人ぐらいだった。せっかく高校生が視覚障害者のためだけに音声解説をしてくれるんだから、たくさんの視覚障害者にいってほしい。
そこで、点字ブロックルート調査。
古川橋駅の前に、門真市駅からルート調査、駅ビルの1階にマクドナルドがあって、5分ぐらいあるけば門真市立図書館もあって、その図書館まで点字ブロックがつながっているので、そこも調査できた。
ルミエールホーるも、古川橋駅から完全に点字ブロックがつながっているので、うれしいね。駅前には、宮本むなし、ミスタードーナツ、ロッテリア、そばのきじ坊、ココイチ、大阪王将もあってとっても便利。これなら視覚障害者が一人でいっても時間もつぶせるし、演劇もみれるね。
11月17日土曜日、その日は滋賀県の石山駅から徒歩3分の詩がU★ストーンでJuice=Juiceがライブ。たしか15時からだったので、午前中は、ルミエールホーるで高校生えんげっきを見てから行こう。
ルミエールホーるの点字ブロックルート調査おわって、14時に大阪地方裁判所の最寄駅淀屋橋駅に到着。
14時35分、一人で、大阪地方裁判所の玄関へ。。すると書記官の男性が私もおでむかえ。裁判所の仲は点字ブロックがつながっていないので、書記官の手引。
まずは、持ち物検査。今年の4月から大阪地方裁判所は、持ち物検査をはじめたtのこと。入り口はいってすぐが持ち物検査ゲート。
ハロプロのコンサートの持ち物チェック程度かとおもっていたら、飛行機の保安検査場ぐらいの件さだった。もっているものをすべてカゴの中にいれて、それを係員わたして、それをおそらくエックス線検査、人間は、ゲートをくぐる。はさみとかカッターとか危険物は持ち込みだめのよう。ペットボトルはOKで、パソこんもOKだった。あくまで危険物の件さ。
検査をおえて、10階の1007号法廷へ。まだ会場していなくて、1007号法廷の前の廊下では傍聴人が待機。たくさんの人がきてくれていた。点字ブロックルート調査のボランティあ仲間、視覚障害者の当事者団体の人たち、点字毎日の記者、そして相相手側被告のやs九書の人間4人。合計31人。
傍聴席は35席だったので、ほぼ満員。私にこれだけ集客力があったとはびっくり、これも仲間のみんながひろめてくれたおかげ。
14時45分ごろに会場で、私ひとり原告席にはいる。すわって、アイホンのメールで、私がつくった最終本人意見陳述台本の確認。今日の口頭弁論の最後に10分間私に、時間があたえられて、そこでなんでもしゃべっていいとのこと。でもそのしゃべったことは裁判の記録にはのこらない。私の一人舞台、夢芝居の10分間。
Juice=Juiceは9月28日金曜日から東京新宿の全労済ホールスペースゼロで、ミュージカル「タイムリピート 永遠に君を想う」を上演する。その準主役の宮本佳林ははじめての男役で、セリフもなかなかうまく言えない、おぼえられないよう。そんな悪戦苦闘する佳林。佳林もがんばっているんだと、私も最終意見陳述の台本をかきあげ、2日間で暗記。暗記しておもったのは、接続しとか、語尾のいいまわしとかがほんのすこしちがっただけで、次のセリフにつながらないのね。私は自分の書いた台本だけども、それを一言一句たがわずに暗記することは結局できなかった。
その点、佳林はすごいね。あらためて佳林のすごさを感じた。
14時55分。台本の最終チェックもおわったので、原告席をたちあがって、傍聴席のほうへあいさつ。今日は来てくださりありがとうございます。
今日は、1時間を予定していて、はじめの20分間は、裁判所が私に本人尋問をして、その後被告からの尋問。そして最後の10俯瞰に、私の意見陳述がありますと説明。やっぱりオーディエンスがいるのといないとでは、こっちのテンションのあがり方がちがうね。昨日はあまりねむれてなかったので、裁判所に来る前に、宮本佳林も箱外をしているという、野性をよびおこせ、モンスターエナジードリンクウルトラ カロリーゼロをのんで、眠気をふっとばし、オーディエンスからパワーをもらって、あさらに勇気と元気がでて、さぁ裁判のスタート。
ステージのようにすこし高台になっている裁判官席のうしろ上手億のドアから、裁判官3人がはいってきて、いいよいよ裁判のスタート。15時ジャストに開廷。 いつもなら、裁判官がはいってきて厳酷、被告、傍聴人席の人々が一斉にガタガタとたちあがるのだけども、視覚障害者の裁判あるあるで、たちあがるのは、
デスペア的同行援護裁判最終口頭弁論期日のぽいんと
1、Juice=Juiceを連呼する、被告代理人弁護士。
まずは、裁判長から、今日の進行についての説明。その後、いよいよ私の本人尋問。刑事ドラマでみる証言台のところまで、ひとりでたってむかう私。事前に証言台の場所を確認。原告席の正面なので、まようことなく証言台へ。もし事前確認していなかったら、まるで刑事事件の被告人のように裁判所職員に手引されてむかうところだった。
そして、書記官が私のかたわらによってきて、紙を一枚手渡す。手渡すとおいうか、その髪の上に手をおけという。それが先生文書。まるでアメリカ大統領が就任式のときに聖書に、手をおくのとおなじ感じ。
ただ、その紙をどうやら、となりの書記官もよみあげるようで、私とその書記官が一枚の紙をとりあってるような構図になっている。
書記官がワンセンテンスごとよみあげる。両親にしたがって、うそをいわないことを、せんせいします。
先生するのだから、私は高校野球の選手宣誓のように、背筋をピンとのばして、おなかから声をハキハキとだす。最後の「先生します」では大声をはりあげてみた。おわりよければすべてよし。
ここで先制はおわりかとおもえば、最後に、自分の名前をよみあげるようで、ここでは大声をはりあげたらおかしいのでやめておいた。
さぁ、まずは、裁判官からの尋問。あらかじめ私が提出した質問文をよみあげる。裁判長ではなく、右陪席の裁判官、若い女性の裁判官が質問をする。声きこえますか?ときいてきたので、私はきこえますが、うしろの傍聴席はどうかわかりませんというと、すこし声をおおきくして質問してくれた。もっとおなかから声をだす必要があるね。わたしのように。
裁判官からの尋問は、私が同行援ガイドヘルパーを何時間ぐらい年間につかっているか、その費用はいくらか、そのうち、全自己負担で利用したガイドヘルプ時間と金額はいくらか。
どういった場合に同行援護ガイドヘルプが必要かなど。基本的な質問。
私は、
①視覚障害者ひとりだと利用を拒否される施設を利用する場合、スポーツジム、パックツーア、ランチバイキングなど。
②視覚障害者だと外出目的を達せられない場合、たとえば、裁判、立ち退き交渉、新居探し、引っ越し、契約締結、観光、たべあるき、ウィンドウショッピングなど、
③ 視覚障害者1人ではあんぜんに移動できない場合。海外旅行、はじめてていく場所など。
この3つの時に特に同行援護を必要とのべる。
20分程度で裁判官からの尋問おわり、さて次は被告市役所の弁護士からの質問。
この質問が実に、いやらしい、ねちねちした質問だった。どんな仕事をしているか、はたらいて何年目か、どこにすんでいるか、家はどこかとかとてもプライベートなことをきいてくる。
そして、台湾旅行にいった目的は、Juice=Juiceのコンサートにいくためですか?ときいてくる。はいそうですと答えると。Juice=Juiceとはなんですか?女性アイドルグループですか?℃-uteとはなんですか、Hello! Projectとはプロダクションのようなものですかと、やたらとハロプロの話をしてくる。
ここでやっと気づいた、この弁護士はは何がいいたいのか。Juice=Juiceのアイドルコンサートなんかに、わざわざガイドヘルパーをつかっていくな。ということ。これがクラシックのコンサートだったり、視覚障害者の世界大会だとここまでこの弁護士はいわないとおもう。
実に、アイドル軽視、ハロプロ軽視のおじいさん弁護士だった。こちらが反論しようものなら、はいかいいえで答えてくださいと、刑事ドラマのまねごとみたいなことを言う。
Juice=Juice、ハロプロを汚されたようで、非常に不愉快だった。
外出目的に優劣をつけようとするこのおじいさん弁護士とは、いつかまた、裁判で対峙すべきだね。
最後に、いままで、Juice=Juiceのライブにはどのくらいいったのですか?
私が、ついこの前確認したところ、47都道府県のうち、19都道府県にいきました。
すると、まってましたとばかり。おじいさん弁護士は、
のこりの都道府県もガイドヘルパーさんといかれるのですか?
そこで、やっとこの弁護士の意図に気付いた、この視覚障害者はアイドルコンサートのために、これからどんどん同行援護ガイドヘルプサービすをつかうぞ。裁判長気を付けて!!
このおじいさん弁護士に対して、私はこう答えた。
いいえ、同行援護ガイドヘルパーはつかいません。47都道府県一人でいくことが目標なので、のこり28都道府県も視覚障害者の私一人でいきます。
拍子抜けしたような、、あそうですかと一言かえしただけでおじいさん弁護士の尋問はおわった。
よかったよかった、一人でJJライブ47都道府県を目標にたてててよかった。
実にいやらしい、いたいところをついてくる弁護士だった。ただ、有能な弁護士ともいえるね。
たしかに、視覚障害者が税金をつかって、同行援護サービスを利用している。税金を使うんだから、アイドルのコンサートになんかいくな、たしかにその論理も一理も二理もある。
ただ、この論理には2つのあやうさがあって、国や市が、外出目的に優劣をつけるということ。その外出はこの外出よりもおとっています。そういう価値をおしつけるということ。AK48の外出はいいが、Juice=Juiceはだめ。そんな風になりかねない。
そして、もうひとつは、障害者に税金をつかうのはそもそもおかしいという論理。とても危険だと思う。
2、最終本人陳述の台本
さて、Juice=Juiceをばかにされたような、不愉快な気持ちをおさえつつ。最後の本人意見陳述をはじめる私。
いままでの本人尋問は、証言台の椅子にすわって受け答えしていたけど、最後の10分間は起立して、2000文字の私の台本、暗記してきた文章をよみあげる。
15時55分。ここまですでに55分もたっていた。
大きく深呼吸をし、宮本佳林が全労済ホーるスペースゼロの舞台そでから、初日の幕があがるのをまっている、緊張しながらも、自信をもってまっているその様子を頭におもいうかべながら。
あぁ、佳林もきっと舞台初日は、今の私のような気持ちなんだろうな。この私が発するセリフがオーディエンス、裁判長に伝わるか、言い間違えをしないか、したとしても、私が伝えたかったことは伝えたい。そんな気持ち。
こころが穏やかになった。宮本佳林のパワー。ありがとう佳林。
頭の仲がクリアになって、おちついて、堂々と、大きな声での意見陳述。それはまるで、タクラマカンの矢島舞美の名が台詞のよう、一枚のチケッとの最後の矢島舞美の名が台詞のような、うったえかけるような、熱のこもった、意見陳述。
裁判長の許可をいただきましたので、
これから10分程度、お時間をいただいて、
渡し、原告デスペアが
最終陳述をしたいとおもいます。
ご清聴のほどよろしくお願いいたします。
さて、
人間は社会的動物といわれています。
社会的とはどういうことかと考えてみますと、
言葉などによってコニケーションをとって
お互い助け合って生きていく
そういうことだとおもいます。
言葉はとても重要で、
でも、言葉は自分でつくりだすものではありません。
いろいろな人から教えてもらって獲得していくものです。
先日、私も被告から、言葉をおそわりました。
こんな言葉使いもあるんだなと勉強になりました。
私が、被告にたいして、
こんど旅行に行きたいので、
同行援護の支給量を25時間追加支給してください
追加支給ができないのなら、
年間600時間の私の同行援護持ち時間のうち
未利用分を
くりこし利用させてください
と被告にお願いしました。
すると、被告はこういいました。
それはできません。
月50時間をこえて同行援護を支給することはできません。
デスペアさんには、
旅行にいかないという選択肢もあります。
旅行にいかないという選択肢もあります。
とてもうまい表現だなと思いましたので、
その言葉づかいを参考に、
これから意見陳述をおこないたいとおもいます。
デスペアさんは、旅行にいかないという選択しもあります。
デスペアさんは、点字ブロックルート調査ボランティアにいかないという選択肢もあります。
デスペアさんは、お見合いパーティー、お見合い合宿に行かないという選択肢もあります。
あなたは、確定申告の相談会にいかないという選択肢もあります。
あなたは、引っ越しをしないという選択肢もあります。
あなたは、裁判をしないという選択肢もあります。
あなたは、子供の学芸会に行かないという選択肢もあります。
あなたは、娘の結婚式に行かないという選択肢もあります。
あなたは、親の葬式に行かないという選択肢もあります。
視覚障害者は、旅行に行くな。
視覚障害者は、旅行に行ったところで、何も見えないじゃないか。
視覚障害者は、ボランティアに行くな。
視覚障害者は、ボランティアされる側であって、する方ではない。
視覚障害者はお見合いなんかいくな。
視覚障害者は行ったところで、結婚できるわけがないじゃないか。
視覚障害者は、確定申告の相談会になんか行くな。
視覚障害者は、いくほどの収入がないじゃないか。
視覚障害者は、引っ越しなんかするな
視覚障害者に部屋を貸してくれる大宅なんかはいるわけがないじゃないか。
視覚障害者は裁判なんかするな。
視覚障害者は、裁判にでたところで、証拠すら確認できないじゃないか。
視覚障害者は、子供の学芸会なんかに行くな。
行ったところでこどもがどこにいるかもわからないじゃないか。
視覚障害者は、娘の結婚式なんかにいくな。
行ったところで、娘のドレスの色すらわからないじゃないか、
視覚障害者は、親の葬式になんかいくな。
行ったところで、棺桶の中に誰がはいっているかも見えないじゃないか。
めくらは、家から外にでるな。
めくらは外にでたら、人様の迷惑になるだけじゃ。
めくらは、結婚なんかするな
めくらのこどもはどうせめくらじゃ
めくらは、社会に出るな
光のはいらないその四畳半でずっとおれ
めくらは、旅行なんかいくな。
めくらには、旅行にいかないという選択肢もあります。
デスペアさんにには旅行に行かないという選択肢もあります。
デスペアは、旅行に行く
デスペアはボランティアにも行く
デスペアはお見合いパーティーにも行く
デスペアは収入があれば確定申告の相談会にも行く
デスペアはいつでも自由に引っ越しをする。
デスペアは、不平等があれば、いつでも自由に裁判に行く
デスペアは子供の学芸会に行く。
子供がこちらに手をふる仕草、リコーダーをふいていないのにふいているまねだけしていることをガイドヘルパーさんに教えてもらう。
デスペアは娘の結婚式に行く。
娘のナガス涙、娘の震える肩の動きを、ガイドヘルパーさんに教えてもらう。
デスペアは、親の葬式に行く。
棺桶に入っている親の鼻の穴につまっている白い綿おガイドヘルパーさんにおしえてもらう。
デスペアは、どこにだって行く。
デスペアは社会にでていく。
デスペアは、言葉の力を信じて、どこへだって行く
デスペアには、旅行するという選択肢がある
デスペアは旅行に行く
デスペアは裁判に行く
デスペアには、移動の自由がある。
デスペアには、裁判を受ける権利がある。
最後に、
2人の有名人の言葉を引用して
厳酷、デスペアの最終陳述おわります。
相模原の差別殺人犯の言葉です。
日本は借金まみれです。
そんな借金まみれの日本に、障害者の面倒を見る余裕なんてない。
全盲の弁護士、竹下ヨシキさんの言葉です
若者から、いい社会とはどんな社会ですか?と聞かれて、
竹下弁護士はこう答えました。
いい社会とは、ワンダフルワールドとは
障害者が夢を語れる社会です。
デスペアは、夢を語る。
デスペアは夢を語り続ける
ご清聴ありがとうございました。
ご清聴ありがとうございました。
3、その後
私の最終意見陳述をおえたときは16時15分。
私の陳述がおわったとたんに、傍聴席からなりやまない拍手がなるかとおもったら、そこはやはり法廷。だれも拍手はしなかった。あとで聞いたら、拍手しようかどうかみんなもぞもぞしていたとのこと。うれしいね。
裁判長は、12月19日午後3時に判決を言い渡すこと。この事件は複雑なのでお時間をいただくとのこと。それと、判決言い渡しの日に裁判所にこられても、言い渡しは、主文だけで、一行でおわります。来られたみなさんはがっかりするようです。原告、被告も裁判所にこられなくても、かまいません。との提案。
これは、デスペアさん、あなたは裁判に負けるので、わざわざ判決を聞きにきてもがっかりんするだけですよということを伝えてるのか。ちょっとさみしいね。
ということで、私は判決言い渡しの日は裁判所にはいかないでおこう。
裁判おわって、秒兆人の人に俺をいって、その後、点字毎日の記者の人から取材。
点字毎日の記者も、傍聴人も、なぜ視覚障害者本人のデスペアさんが、めくらという差別用語を使うのか、そこをいぶかしがっていた。使うべきではない、不愉快になったという視覚障害者の人もいた。
めくらという言葉は、差別的意図をもっていわれることにってよ、その言葉自体が差別そのものとなっていった言葉。そういったすこしざらつきの、違和感のある言葉をつかって、そして時には、ミクロな世界にまでおとしこんで書いてこその私の本人陳述台本。
つんくの作詞のエッセンス。マクロとミクロ、違和感のあるフレーズ。しかしなぜか心からはなれないフレーズ。それがつんくの歌詞。私もつんくの歌詞にすこしでもちかづけたらいいな。
さて、裁判もおちついたことなので、今後は、点字ブロックルート調査、お見合い婚活、Juice=Juice活動に力をいれていかねば。
はぁー今日はつかれた一日だった。
2015年10月の宮本佳林を絶対的エースとするJuice=Juiceの初海外ライブにいくため、ガイドヘルパーさんと一緒に関空から台湾へ。ガイドヘルパーさんのガイドヘルプ料金とガイドヘルパーさんの飛行機代、ホテル代金あわせて12万円を自己負担して、台湾へ行った私。
網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者な私。国内旅行なら一人でどこへだっていけるが、さすがに海外旅行となるとそれは難しい、言葉の壁、犯罪に巻き込まれるリスク。そのためガイドヘルパーさんをお願い。
視覚障害者は、福祉サービスとして役所から月50時間年600時間の同行援護ガイドヘルプ利用時間をあたえてもらえる。その同行援護制度でガイドヘルパーさんをりようすれば、9300円ほどでいけるけど、全額自己負担だと77967円以上もかかる。
私の年間同行援護利用時間は520時間程度なので、使わなかった80時間文を、Juice=Juice台湾旅行に使いたいとお願いした私。しかし認められなかった。
そこで2015年9月に不服審査請求をして、2016年に不服審査請求の却下の裁決がでて、2016年12月24日に同行援護裁判、視覚障害者と旅行の自由を争点に裁判を提起、弁護士をつけず私一人での裁判。その裁判から1年9か月。ようやく最終口頭弁論の日をむかえた。
今日9月19日水曜日、午後3時から、大阪地方裁判所1007号法廷で、最終口頭弁論が行われた。私の本人尋問と私の本人意見陳述。
一般的には、民事裁判だと原告、被告の双方の本人尋問がおこなわれるのだが、今回の同行援護裁判は対行政ということで、被告の本人尋問はなし、原告である私の本人尋問だけ。
裁判は午後からなので、午前中は、京阪古川橋駅から門真市民文化会館ルミエールまでの点字ブロックルート調査。視覚障害者が同行援護サービスをつかわないでも、一人で白杖一本、点字ブロックにそって駅からルミエールホールまでいけるように調査。
同行援護裁判も、点字ブロックルート調査も私にとては、同じ目的、視覚障害者が行きたいところにいつでも自由にただでいけるようにすること。
11月17日土曜日に、ルミエールホーるでは、大阪高校生演劇発表退会があり、おそらく今年もこの発表退会では、音声解説がつく、高校生が音声解説をつけてくれる、生で音声解説。それを視覚障害者は客席でイヤホンから聞く。
でも、視覚障害者は基本的に外出はしない。私も去年箕面でおこなわれた演劇発表退会にいったけど、視覚障害者は私をふくめて4人ぐらいだった。せっかく高校生が視覚障害者のためだけに音声解説をしてくれるんだから、たくさんの視覚障害者にいってほしい。
そこで、点字ブロックルート調査。
古川橋駅の前に、門真市駅からルート調査、駅ビルの1階にマクドナルドがあって、5分ぐらいあるけば門真市立図書館もあって、その図書館まで点字ブロックがつながっているので、そこも調査できた。
ルミエールホーるも、古川橋駅から完全に点字ブロックがつながっているので、うれしいね。駅前には、宮本むなし、ミスタードーナツ、ロッテリア、そばのきじ坊、ココイチ、大阪王将もあってとっても便利。これなら視覚障害者が一人でいっても時間もつぶせるし、演劇もみれるね。
11月17日土曜日、その日は滋賀県の石山駅から徒歩3分の詩がU★ストーンでJuice=Juiceがライブ。たしか15時からだったので、午前中は、ルミエールホーるで高校生えんげっきを見てから行こう。
ルミエールホーるの点字ブロックルート調査おわって、14時に大阪地方裁判所の最寄駅淀屋橋駅に到着。
14時35分、一人で、大阪地方裁判所の玄関へ。。すると書記官の男性が私もおでむかえ。裁判所の仲は点字ブロックがつながっていないので、書記官の手引。
まずは、持ち物検査。今年の4月から大阪地方裁判所は、持ち物検査をはじめたtのこと。入り口はいってすぐが持ち物検査ゲート。
ハロプロのコンサートの持ち物チェック程度かとおもっていたら、飛行機の保安検査場ぐらいの件さだった。もっているものをすべてカゴの中にいれて、それを係員わたして、それをおそらくエックス線検査、人間は、ゲートをくぐる。はさみとかカッターとか危険物は持ち込みだめのよう。ペットボトルはOKで、パソこんもOKだった。あくまで危険物の件さ。
検査をおえて、10階の1007号法廷へ。まだ会場していなくて、1007号法廷の前の廊下では傍聴人が待機。たくさんの人がきてくれていた。点字ブロックルート調査のボランティあ仲間、視覚障害者の当事者団体の人たち、点字毎日の記者、そして相相手側被告のやs九書の人間4人。合計31人。
傍聴席は35席だったので、ほぼ満員。私にこれだけ集客力があったとはびっくり、これも仲間のみんながひろめてくれたおかげ。
14時45分ごろに会場で、私ひとり原告席にはいる。すわって、アイホンのメールで、私がつくった最終本人意見陳述台本の確認。今日の口頭弁論の最後に10分間私に、時間があたえられて、そこでなんでもしゃべっていいとのこと。でもそのしゃべったことは裁判の記録にはのこらない。私の一人舞台、夢芝居の10分間。
Juice=Juiceは9月28日金曜日から東京新宿の全労済ホールスペースゼロで、ミュージカル「タイムリピート 永遠に君を想う」を上演する。その準主役の宮本佳林ははじめての男役で、セリフもなかなかうまく言えない、おぼえられないよう。そんな悪戦苦闘する佳林。佳林もがんばっているんだと、私も最終意見陳述の台本をかきあげ、2日間で暗記。暗記しておもったのは、接続しとか、語尾のいいまわしとかがほんのすこしちがっただけで、次のセリフにつながらないのね。私は自分の書いた台本だけども、それを一言一句たがわずに暗記することは結局できなかった。
その点、佳林はすごいね。あらためて佳林のすごさを感じた。
14時55分。台本の最終チェックもおわったので、原告席をたちあがって、傍聴席のほうへあいさつ。今日は来てくださりありがとうございます。
今日は、1時間を予定していて、はじめの20分間は、裁判所が私に本人尋問をして、その後被告からの尋問。そして最後の10俯瞰に、私の意見陳述がありますと説明。やっぱりオーディエンスがいるのといないとでは、こっちのテンションのあがり方がちがうね。昨日はあまりねむれてなかったので、裁判所に来る前に、宮本佳林も箱外をしているという、野性をよびおこせ、モンスターエナジードリンクウルトラ カロリーゼロをのんで、眠気をふっとばし、オーディエンスからパワーをもらって、あさらに勇気と元気がでて、さぁ裁判のスタート。
ステージのようにすこし高台になっている裁判官席のうしろ上手億のドアから、裁判官3人がはいってきて、いいよいよ裁判のスタート。15時ジャストに開廷。 いつもなら、裁判官がはいってきて厳酷、被告、傍聴人席の人々が一斉にガタガタとたちあがるのだけども、視覚障害者の裁判あるあるで、たちあがるのは、
デスペア的同行援護裁判最終口頭弁論期日のぽいんと
1、Juice=Juiceを連呼する、被告代理人弁護士。
まずは、裁判長から、今日の進行についての説明。その後、いよいよ私の本人尋問。刑事ドラマでみる証言台のところまで、ひとりでたってむかう私。事前に証言台の場所を確認。原告席の正面なので、まようことなく証言台へ。もし事前確認していなかったら、まるで刑事事件の被告人のように裁判所職員に手引されてむかうところだった。
そして、書記官が私のかたわらによってきて、紙を一枚手渡す。手渡すとおいうか、その髪の上に手をおけという。それが先生文書。まるでアメリカ大統領が就任式のときに聖書に、手をおくのとおなじ感じ。
ただ、その紙をどうやら、となりの書記官もよみあげるようで、私とその書記官が一枚の紙をとりあってるような構図になっている。
書記官がワンセンテンスごとよみあげる。両親にしたがって、うそをいわないことを、せんせいします。
先生するのだから、私は高校野球の選手宣誓のように、背筋をピンとのばして、おなかから声をハキハキとだす。最後の「先生します」では大声をはりあげてみた。おわりよければすべてよし。
ここで先制はおわりかとおもえば、最後に、自分の名前をよみあげるようで、ここでは大声をはりあげたらおかしいのでやめておいた。
さぁ、まずは、裁判官からの尋問。あらかじめ私が提出した質問文をよみあげる。裁判長ではなく、右陪席の裁判官、若い女性の裁判官が質問をする。声きこえますか?ときいてきたので、私はきこえますが、うしろの傍聴席はどうかわかりませんというと、すこし声をおおきくして質問してくれた。もっとおなかから声をだす必要があるね。わたしのように。
裁判官からの尋問は、私が同行援ガイドヘルパーを何時間ぐらい年間につかっているか、その費用はいくらか、そのうち、全自己負担で利用したガイドヘルプ時間と金額はいくらか。
どういった場合に同行援護ガイドヘルプが必要かなど。基本的な質問。
私は、
①視覚障害者ひとりだと利用を拒否される施設を利用する場合、スポーツジム、パックツーア、ランチバイキングなど。
②視覚障害者だと外出目的を達せられない場合、たとえば、裁判、立ち退き交渉、新居探し、引っ越し、契約締結、観光、たべあるき、ウィンドウショッピングなど、
③ 視覚障害者1人ではあんぜんに移動できない場合。海外旅行、はじめてていく場所など。
この3つの時に特に同行援護を必要とのべる。
20分程度で裁判官からの尋問おわり、さて次は被告市役所の弁護士からの質問。
この質問が実に、いやらしい、ねちねちした質問だった。どんな仕事をしているか、はたらいて何年目か、どこにすんでいるか、家はどこかとかとてもプライベートなことをきいてくる。
そして、台湾旅行にいった目的は、Juice=Juiceのコンサートにいくためですか?ときいてくる。はいそうですと答えると。Juice=Juiceとはなんですか?女性アイドルグループですか?℃-uteとはなんですか、Hello! Projectとはプロダクションのようなものですかと、やたらとハロプロの話をしてくる。
ここでやっと気づいた、この弁護士はは何がいいたいのか。Juice=Juiceのアイドルコンサートなんかに、わざわざガイドヘルパーをつかっていくな。ということ。これがクラシックのコンサートだったり、視覚障害者の世界大会だとここまでこの弁護士はいわないとおもう。
実に、アイドル軽視、ハロプロ軽視のおじいさん弁護士だった。こちらが反論しようものなら、はいかいいえで答えてくださいと、刑事ドラマのまねごとみたいなことを言う。
Juice=Juice、ハロプロを汚されたようで、非常に不愉快だった。
外出目的に優劣をつけようとするこのおじいさん弁護士とは、いつかまた、裁判で対峙すべきだね。
最後に、いままで、Juice=Juiceのライブにはどのくらいいったのですか?
私が、ついこの前確認したところ、47都道府県のうち、19都道府県にいきました。
すると、まってましたとばかり。おじいさん弁護士は、
のこりの都道府県もガイドヘルパーさんといかれるのですか?
そこで、やっとこの弁護士の意図に気付いた、この視覚障害者はアイドルコンサートのために、これからどんどん同行援護ガイドヘルプサービすをつかうぞ。裁判長気を付けて!!
このおじいさん弁護士に対して、私はこう答えた。
いいえ、同行援護ガイドヘルパーはつかいません。47都道府県一人でいくことが目標なので、のこり28都道府県も視覚障害者の私一人でいきます。
拍子抜けしたような、、あそうですかと一言かえしただけでおじいさん弁護士の尋問はおわった。
よかったよかった、一人でJJライブ47都道府県を目標にたてててよかった。
実にいやらしい、いたいところをついてくる弁護士だった。ただ、有能な弁護士ともいえるね。
たしかに、視覚障害者が税金をつかって、同行援護サービスを利用している。税金を使うんだから、アイドルのコンサートになんかいくな、たしかにその論理も一理も二理もある。
ただ、この論理には2つのあやうさがあって、国や市が、外出目的に優劣をつけるということ。その外出はこの外出よりもおとっています。そういう価値をおしつけるということ。AK48の外出はいいが、Juice=Juiceはだめ。そんな風になりかねない。
そして、もうひとつは、障害者に税金をつかうのはそもそもおかしいという論理。とても危険だと思う。
2、最終本人陳述の台本
さて、Juice=Juiceをばかにされたような、不愉快な気持ちをおさえつつ。最後の本人意見陳述をはじめる私。
いままでの本人尋問は、証言台の椅子にすわって受け答えしていたけど、最後の10分間は起立して、2000文字の私の台本、暗記してきた文章をよみあげる。
15時55分。ここまですでに55分もたっていた。
大きく深呼吸をし、宮本佳林が全労済ホーるスペースゼロの舞台そでから、初日の幕があがるのをまっている、緊張しながらも、自信をもってまっているその様子を頭におもいうかべながら。
あぁ、佳林もきっと舞台初日は、今の私のような気持ちなんだろうな。この私が発するセリフがオーディエンス、裁判長に伝わるか、言い間違えをしないか、したとしても、私が伝えたかったことは伝えたい。そんな気持ち。
こころが穏やかになった。宮本佳林のパワー。ありがとう佳林。
頭の仲がクリアになって、おちついて、堂々と、大きな声での意見陳述。それはまるで、タクラマカンの矢島舞美の名が台詞のよう、一枚のチケッとの最後の矢島舞美の名が台詞のような、うったえかけるような、熱のこもった、意見陳述。
裁判長の許可をいただきましたので、
これから10分程度、お時間をいただいて、
渡し、原告デスペアが
最終陳述をしたいとおもいます。
ご清聴のほどよろしくお願いいたします。
さて、
人間は社会的動物といわれています。
社会的とはどういうことかと考えてみますと、
言葉などによってコニケーションをとって
お互い助け合って生きていく
そういうことだとおもいます。
言葉はとても重要で、
でも、言葉は自分でつくりだすものではありません。
いろいろな人から教えてもらって獲得していくものです。
先日、私も被告から、言葉をおそわりました。
こんな言葉使いもあるんだなと勉強になりました。
私が、被告にたいして、
こんど旅行に行きたいので、
同行援護の支給量を25時間追加支給してください
追加支給ができないのなら、
年間600時間の私の同行援護持ち時間のうち
未利用分を
くりこし利用させてください
と被告にお願いしました。
すると、被告はこういいました。
それはできません。
月50時間をこえて同行援護を支給することはできません。
デスペアさんには、
旅行にいかないという選択肢もあります。
旅行にいかないという選択肢もあります。
とてもうまい表現だなと思いましたので、
その言葉づかいを参考に、
これから意見陳述をおこないたいとおもいます。
デスペアさんは、旅行にいかないという選択しもあります。
デスペアさんは、点字ブロックルート調査ボランティアにいかないという選択肢もあります。
デスペアさんは、お見合いパーティー、お見合い合宿に行かないという選択肢もあります。
あなたは、確定申告の相談会にいかないという選択肢もあります。
あなたは、引っ越しをしないという選択肢もあります。
あなたは、裁判をしないという選択肢もあります。
あなたは、子供の学芸会に行かないという選択肢もあります。
あなたは、娘の結婚式に行かないという選択肢もあります。
あなたは、親の葬式に行かないという選択肢もあります。
視覚障害者は、旅行に行くな。
視覚障害者は、旅行に行ったところで、何も見えないじゃないか。
視覚障害者は、ボランティアに行くな。
視覚障害者は、ボランティアされる側であって、する方ではない。
視覚障害者はお見合いなんかいくな。
視覚障害者は行ったところで、結婚できるわけがないじゃないか。
視覚障害者は、確定申告の相談会になんか行くな。
視覚障害者は、いくほどの収入がないじゃないか。
視覚障害者は、引っ越しなんかするな
視覚障害者に部屋を貸してくれる大宅なんかはいるわけがないじゃないか。
視覚障害者は裁判なんかするな。
視覚障害者は、裁判にでたところで、証拠すら確認できないじゃないか。
視覚障害者は、子供の学芸会なんかに行くな。
行ったところでこどもがどこにいるかもわからないじゃないか。
視覚障害者は、娘の結婚式なんかにいくな。
行ったところで、娘のドレスの色すらわからないじゃないか、
視覚障害者は、親の葬式になんかいくな。
行ったところで、棺桶の中に誰がはいっているかも見えないじゃないか。
めくらは、家から外にでるな。
めくらは外にでたら、人様の迷惑になるだけじゃ。
めくらは、結婚なんかするな
めくらのこどもはどうせめくらじゃ
めくらは、社会に出るな
光のはいらないその四畳半でずっとおれ
めくらは、旅行なんかいくな。
めくらには、旅行にいかないという選択肢もあります。
デスペアさんにには旅行に行かないという選択肢もあります。
デスペアは、旅行に行く
デスペアはボランティアにも行く
デスペアはお見合いパーティーにも行く
デスペアは収入があれば確定申告の相談会にも行く
デスペアはいつでも自由に引っ越しをする。
デスペアは、不平等があれば、いつでも自由に裁判に行く
デスペアは子供の学芸会に行く。
子供がこちらに手をふる仕草、リコーダーをふいていないのにふいているまねだけしていることをガイドヘルパーさんに教えてもらう。
デスペアは娘の結婚式に行く。
娘のナガス涙、娘の震える肩の動きを、ガイドヘルパーさんに教えてもらう。
デスペアは、親の葬式に行く。
棺桶に入っている親の鼻の穴につまっている白い綿おガイドヘルパーさんにおしえてもらう。
デスペアは、どこにだって行く。
デスペアは社会にでていく。
デスペアは、言葉の力を信じて、どこへだって行く
デスペアには、旅行するという選択肢がある
デスペアは旅行に行く
デスペアは裁判に行く
デスペアには、移動の自由がある。
デスペアには、裁判を受ける権利がある。
最後に、
2人の有名人の言葉を引用して
厳酷、デスペアの最終陳述おわります。
相模原の差別殺人犯の言葉です。
日本は借金まみれです。
そんな借金まみれの日本に、障害者の面倒を見る余裕なんてない。
全盲の弁護士、竹下ヨシキさんの言葉です
若者から、いい社会とはどんな社会ですか?と聞かれて、
竹下弁護士はこう答えました。
いい社会とは、ワンダフルワールドとは
障害者が夢を語れる社会です。
デスペアは、夢を語る。
デスペアは夢を語り続ける
ご清聴ありがとうございました。
ご清聴ありがとうございました。
3、その後
私の最終意見陳述をおえたときは16時15分。
私の陳述がおわったとたんに、傍聴席からなりやまない拍手がなるかとおもったら、そこはやはり法廷。だれも拍手はしなかった。あとで聞いたら、拍手しようかどうかみんなもぞもぞしていたとのこと。うれしいね。
裁判長は、12月19日午後3時に判決を言い渡すこと。この事件は複雑なのでお時間をいただくとのこと。それと、判決言い渡しの日に裁判所にこられても、言い渡しは、主文だけで、一行でおわります。来られたみなさんはがっかりするようです。原告、被告も裁判所にこられなくても、かまいません。との提案。
これは、デスペアさん、あなたは裁判に負けるので、わざわざ判決を聞きにきてもがっかりんするだけですよということを伝えてるのか。ちょっとさみしいね。
ということで、私は判決言い渡しの日は裁判所にはいかないでおこう。
裁判おわって、秒兆人の人に俺をいって、その後、点字毎日の記者の人から取材。
点字毎日の記者も、傍聴人も、なぜ視覚障害者本人のデスペアさんが、めくらという差別用語を使うのか、そこをいぶかしがっていた。使うべきではない、不愉快になったという視覚障害者の人もいた。
めくらという言葉は、差別的意図をもっていわれることにってよ、その言葉自体が差別そのものとなっていった言葉。そういったすこしざらつきの、違和感のある言葉をつかって、そして時には、ミクロな世界にまでおとしこんで書いてこその私の本人陳述台本。
つんくの作詞のエッセンス。マクロとミクロ、違和感のあるフレーズ。しかしなぜか心からはなれないフレーズ。それがつんくの歌詞。私もつんくの歌詞にすこしでもちかづけたらいいな。
さて、裁判もおちついたことなので、今後は、点字ブロックルート調査、お見合い婚活、Juice=Juice活動に力をいれていかねば。
はぁー今日はつかれた一日だった。
デスペアさんが敗訴するからそう言ったのではありませんよ。
勝訴敗訴の結果のみが1分もかからず告げられるだけなので、民事では、当事者が出廷しない法廷での言渡しをすることができることになっているのです。
の言い渡しが頭にうかんだのっで。
勉強になりました。ありがとうございます。
よく堂々と戦ったな!と胸に沁みました。
残念ながら仕事で行けなかったのですが、
エールは僅かながら送ってみました。
判決が出るまで
婚活、ハロヲタ活、ボランティア等
満喫してください。
ねぎらいの言葉ありがとうございます。この裁判を通じて、いかにJuice=Juice宮本
佳林、ハロプロが私の生きる力になっているかを再認識しました。
これからも最高裁めざしてがんばりん!!!
でも、記事にあるとおり満員?だったようで、私が行っていれば法廷に入れなかったかもと思うと、まあこれでよかったかなと。
本人訴訟はもちろんいいですが、行政訴訟だと実質審理に入れないまま判決が下ることも考えられます。
デスペアさんの求める月の残額の繰越というのは制度論としてはもっともですが、訴訟で勝ち取るということになると、なかなか大変だと思います。
お金がかかることになりますが、(おそらく来ることになろう)控訴審から先は行政訴訟に詳しい専門家とタッグを組むことを望みます。支持者の方の中に弁護士はいないでしょうか。
朝日訴訟のように新しい判例を作る意気込みで今後も(婚活ともども)お励みください。
この裁判をおこした直後に全盲の弁護士竹下ヨシキさんほか何名かの弁護士とミィーティングの機械をもってもらいました。
竹下弁護士は、デスペアさんがやるきなら、カンパしてみんな協力してやるといってくれました
控訴審は弁護士にお願いするのもいいかもしれませんね。いろんな人をまきこむ力も人間の魅力のひとつだと最近はおもえてきました。
ただ、控訴審にかぎらず、今年もあらたに同行援護支給決定がされたので、その不服審査請求を現在進行中です。それも裁判に移行するとなると、やはり本人訴訟がいいのかなとおもっています。
また、何かありましたらアドバイスいただけたら幸いです。