神の手は力ある働きをする。

 主の右の手は高く上げられ、
 主の右の手は力ある働きをする。

(詩篇118編16節より)

アフター・コロナ。

2020年05月27日 | キリスト教
【第五の封印】エル・グレコ

 緊急事態宣言が解除されましたが、アフター・コロナというか、これからも「三密状態を避ける」ですとか、手洗い・うがいの徹底……といったことは、当然続いていくわけですよね(^^;)

 それで、経済界においては、「コロナ後も何も変わらないよ☆」的なことをこの間ちらっと聞きまして……なんていうか、たとえばお店でしたら換気を良くしたりとか、席と席の間を空けたりですとか、アルコールなどの消毒液を入口のところに設置したり――といった工夫については変化があったにしても、商売自体の本質、というのでしょうか。その部分においては「これからも出来る限りの利潤を追求するという本質自体に変化はない」、「ようするに喉元過ぎればなんとやらです」的なことを聞いて、「なるほどなあ」と思ったりしました。。。

 いえ、「そりゃまあそうでしょ☆」みたいにわかる部分も多少はありますし、緊急事態が解除されたことで、たくさんのお店が再びいつも通りの営業に戻れるというのも、喜ばしいことだと思っています。

 ただ、「喉元過ぎればなんとやら」というところに「ん?」という違和感を感じまして、自分的に思ったのが、やっぱり「世界の終末」的なことだったんですよね(^^;)

 日本はクリスチャン人口が少ないので、こうした考え方は特殊かもしれませんが、たぶん全世界的なキリスト教界においては、熱心なクリスチャンの方ほど「聖書の黙示録の時代が本当にやって来たとしたら、新型コロナウイルス以上のことが起きる」と思い、せめても<今>がその時でないことを感謝したのではないでしょうか。。。

 とはいえ、たとえば<その時>が5~6年後とか、あるいは10年後にくるのか、それとも20~30年後なのか、それよりもっとあとなのか、誰にもわからないわけですけれど……黙示録の時代を簡単につづめて言ったとすれば、地震などの大災害か起き、疫病によってもたくさんの人が死に、また戦争が起き、飢饉によっても多くの人々が亡くなるという、大変暗い時代です。

 この人類未曾有の患難時代は一般的な解釈として7年続くと言われており、患難前携挙説を取ったとすれば、こうした患難時代の前にイエスさまがやって来られて、御自身を信じる者を救い雲の上に一気引き上げてくださる(わかりやすい言い方をしたとすれば、生きたまま天国へ上げられる)、また、患難中携挙説を取ったとすれば、大体真ん中あたりの3.5年(三年半)……つまり、患難時代を半分ほども経験してからイエスさまがやって来られて救われる――ということになると思うのですが、正直、一クリスチャンとしてわたしが一番思ったのが、このことかもしれません。。。

 つまり、わたし個人は患難中携挙説を信じておりますので、実際に今もし仮に黙示録の時代がやって来たとしたら……「三年半もの間、耐え忍びつつイエスさまのことを待つのは超ツライぜえ☆」みたいに思ったのです(^^;)

 だって、いわゆるコロナ禍というのをほんの3か月とかそのくらい経験しただけでも――これだけ大変なわけですから、黙示録の時代がやって来たら、まあまず到底耐え忍べませんよね

 また、全国民に10万円ずつ……という例の特別定額給付金については大変ありがたいと思っているのですが、実はわたし、マイナンバーについては基本的に今も登録するつもりがなかったり。。。

 ちょっと話逸れますが、それとは別に、パソコンやスマートフォンなどから申請するの、あまりそうした機器類のことに詳しくない方にとっては、ちょっと面倒というか、わかりにくいところがあるそうですよね。マイナンバーの番号を入れて、次の画面、次の画面と入力項目が出てくるそうなのですが、その過程で「ん?これ一体なんのこと言ってんの?」的画面が出てきたりするそうです(^^;)

 なので、すごく苦労して並んでマイナンバー登録したり、えーと、暗証番号か何かでしたっけ?それを忘れたので並んでその設定か何かをしたりとか……そこまでしたのに「キーッ!!一体何よこれえっ!?」みたいになる方というのは、必ず一定数おられるのではないか、ということでした。。。

「じゃあ結局手書きで書類書いて送るのが一番早いんやんけ☆」ということになりそうなのですが、問題はそこというよりも、普段パソコンやスマートフォンを使っているお年寄りの方でもわかるように、政府のほうで「わかりやすいシステム」、もっと言うなら、「これならどんなバカでもわかるやろ」くらいの説明書きが必要なのではないかと。

 話逸れてしまいましたが、なんにしても、黙示録の時代には、獣の刻印を頂いていない者は売り買いが出来なくなる……といったように言われているんですよね(^^;)


 >>この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。

 また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。

 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。

 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、またその獣の像を拝まない者をみな殺させた。

 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。

 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。

 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。

(ヨハネの黙示録、第13章12~18節)


 それで、この獣の刻印というのが、今でいうマイナンバー的なもので、これがないともう何かを買ったり売ったりすることが出来ないため、いわゆる反キリストや偽キリストに従う人々というのは相当いるのではないだろうか、という。。。

 この互いに手を結んでいる反キリスト、偽キリストは、不思議な奇跡などを行ったりして人心を惑わし、自分たちに従うよう人々を仕向けるわけですが、実際にはこれらの者たちに従った人々の末路というのは滅びなのです

 最後までイエスさまのことを信じた信仰の人々というのは、仮に売り買い出来なくなろうとも獣の刻印を受けず、殉教することになろうとも、死後の甦り、永遠のいのちのことを思えば、それは地上におけるあくまで一過性の出来事なわけです。

 さらに、これらの一見そうは見えないながらも、悪魔(サタン)をかしらにいただく者たちに、正しい信仰を持つクリスチャンは一度負ける、といったようにも書いてあり、にも関わらずさらに信仰を守り通した者だけが、仮に地上でどんなに悲惨な殉教の死を遂げようとも天国へ行くことが出来る……といったようにも黙示録にはあるわけです

 いえ、「正直これ、相当ツラくないすか?」と、自分的には本当にそう思いますし、今回新型コロナウイルスという、人類未曾有の状態を少しばかり経験したことで――というより、このいわゆる「ウィズ・コロナ時代」というのはこれからも続いていくわけですが、たった3~4か月だけでもこれだけの大変さがあるわけですから、黙示録の時代に備える、携挙のために祈る……といったことについてはわたしも時々考えるとはいえ、「物を自由に売り買い出来ない」という時点でわたしなどはすっかり心が折れそうです(^^;)

 といっても、だからといって獣の刻印を受けようということでもなく、とにかく三年半ほど、何がどうあろうとイエスさまが地上に再臨されるまで耐え忍ばなくてはならないわけですから――その到底耐えられないことをどう耐えるのか、考えても答えは出ませんし、「なるようになるさ」ともまったく思えませんが、毎日とにかく祈ること、それ以外に自分に出来ることはないと思っています。。。

 それにしても、「ウィズ・コロナ時代」って呼び方、なんとなく微妙な気がするのはわたしだけですか?「ウィズB」さんを連想したり、「おかあさんといっしょ」的な言葉を連想するからでしょうか。「新型コロナウイルスちゃんといっしょ☆」とか、絶対イヤなんですけど(笑)

 なんにしても、黙示録時代がやって来る前に、全世界を覆い尽くすくらいの勢いでリバイバルが起きると言われていて、その時には普段「イエス・キリスト?興味ないね」、「キリスト教ってなんか変じゃん」といった偏見を持っている方の心も軟らかくされ、神さまの恵みによって信じる者としていただける時代がやって来ると言われています。

 つまり、わたしはすでにリバイバルは起きていると信じているにしても、さらなる大リバイバルはこれからやって来るというのでしょうか。誰が見ても明らかにそうした時代がやって来てのちに黙示録の時代となるわけですから――先に大リバイバルの恵みの時代のほうに、そもそも備えなくてはいけないというのが当然あって(^^;)

 どうか、すべての人の心が神さまに対して頑なになるのではなく、恵みによって軟らかくされ、信仰の実に与る者と変えていただけますように

 それではまた~!!





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 没我の精神。 | トップ | どん底の時こそ、そこがもっ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

キリスト教」カテゴリの最新記事