没我の精神……キリスト者はそのような精神ですべての人と接するのが理想である、とかいう、今回はそんな記事ではまったくありません(^^;)
前に、ニュースの報道か何かで、カミュの『ペスト』や小松左京先生の『復活の日』などがとても読まれている、売れている――といった紹介をしているのをちらと見たことがありました
で、個人的にふと思い出したのが、『赤毛のアン』シリーズの短編集、『アンをめぐる人々 . . . 本文を読む
ゆえあって(?)、ゲド戦記の第Ⅰ巻、影との戦いを再読中です♪(^^)
これでわたしゲド戦記を読み返すのは何度目かな……と自分でも思うのですが、おそらくこれから十年後、二十年後もわたしは忘れた頃に「ゲド戦記」を読み返していると思います。そのくらい、とても魅力的な本です
そして、読み返すごとに心に残る言葉が変わってきたりと、こうした現象が何度も起きることから見ても、「ゲス戦記」はこれから . . . 本文を読む
※この記事には「指輪物語」についての重要なネタバレ☆があります。なので、注意して閲覧してくださいねm(_ _)m
「生きるということは、じっと辛抱することよ」
この言葉は、アーシュラ・K・ル=グィンの有名な小説「ゲド戦記Ⅰ~影との戦い~」に出てくる言葉です。
さらに、この言葉に続いて「辛抱に辛抱を重ねて人ははじめてものに通じることができる」と、主人公ゲドの魔法使いの師匠、オジオンは言 . . . 本文を読む
ここのブログは、キリスト教に関する何がしかについて書く……といった主旨のブログなので、本のチョイスとしてはちょっと「?」といったところなのですけれども、本の中にキリスト教のことも少し出てくるということで(^^;)
たまたま某古本屋さんで100円で売られていたもので、「あー、そういえばテレビで映画のCM見たことあったっけ」と思って、買ってきて読んでみたのです
いえ、正直「なんか人生で躓 . . . 本文を読む
今回は、前回の記事『キリストの復活』に関連して、少し思いだしたことがあったので、そのことでもと思います(^^;)
ええと、かの有名なリンドグレーン女史の素晴らしい小説に、「はるかな国の兄弟」というお話がありまして
ただこのお話、あんまり素晴らしい、いいお話なので……軽くあらすじを書くとしても、まだお読みになってない方の今後の感動が台無しになってはいけないと思うので、そのあたりは気をつ . . . 本文を読む
(密林さんの商品ページよりm(_ _)m)
今回は、アンの考える<お祈り>について見ていってみたいと思います♪(^^)
ちなみに引用箇所は前回引用させたいただいた箇所の続きとなりますm(_ _)m
>>「あんたがこの家の屋根の下にいる間は、お祈りをしなくてはなりませんよ、アン」
「あら、もちろんよ。小母さんがそうしろとおっしゃるなら」
アンは元気よく承知した。
「小母さんの . . . 本文を読む
世に『赤毛のアン』ファンの方はたくさんいらっしゃると思うので、ちょっとどうしようかな……とは思ったのですが(汗)、このブログの中では特に赤毛のアンシリーズの中に出てくる、キリスト教に関係した事柄について、順不同で適当に(?)取り上げていってみたいと思いますm(_ _)m
でも、「赤毛のアン?よく知らないな☆」という方のために、先に軽くあらすじに触れておいたほうがいいでしょうか(^^;)
. . . 本文を読む
【午前7時】エドワード・ホッパー
ところで、最後に残された懸案事項がひとつ、そして謎がもうひとつばかりあるかと思います。
物語の最初のほうで、トム爺から「パレーさんには恋人があんなさっただ」といったような発言があり、ナンシーが早とちりしてその相手をジョン・ペンデルトンであると勘違いしてしまったのですが――相手がジョン・ペンデルトンでなかったら、パレー叔母さんの昔の恋人というのは、一体誰だ . . . 本文を読む
【ルート6、イーストハイム】エドワード・ホッパー
スノー夫人やジョン・ペンデルトン、またポール・フォード牧師だけでなく、パレアナはベルデングスヴィルの町の人々に、彼女とお父さんの<喜びのゲーム>のことを広めていました。
けれども、とうとう――パレアナ自身に、何をもってしても『喜べない』事態が訪れてしまいます。
それは交通事故でした。
パレアナは道路を渡ろうとしていた時に、道の向こ . . . 本文を読む
【教会の尖塔と屋根】エドワード・ホッパー
ところで、パレアナの<喜びの遊び>に巻き込まれた人というのは、何もスノー夫人やジョン・ペンデルトンばかりではありませんでした。
パレアナはペンデルトンに対してしていたように、町の色々な人に挨拶したり、自分から話しかけたりしていましたから――その中にはどうやらパレー叔母さんが聞いたとしたら、「あんな人とは話すべきじゃない」、「口を聞いてはいけません . . . 本文を読む