柳田邦男先生のこの本については、いつか取り上げようと思っていながら、なかなか書けずにいたのですけれども……わたしの持っている文庫本は、1999年第1刷となっており、また、単行本のほうは1995年、7月刊となっています。
そして、『犠牲(サクリファイス)~わが息子、脳死の11日~』とあるとおり、本の内容はノンフィクション作家として有名な柳田邦男先生の次男、柳田洋二郎くんの自殺、そして自殺に . . . 本文を読む
「つばを飲みこむ間も、わたしたちを放っておかれない神」というところにも書いたのですが、わたしたちは「神さまがいるのなら何故」と嘆く一方、かといってもしいつも神さまが傍らにいて、「あ、おまえ、それはダメだぞよ」、「こうしなきゃいけないぞよ」なんて言おうものなら、「うっせえええっ!!このクソじじい。あっち行きやがれ。しっしっ!」みたいになるんじゃないでしょうか(^^;)
神さまっているのかいな . . . 本文を読む
前に、某有名脳科学者先生様が、「脳にとって良いこと、良い状態」について、次のように言っておられたように記憶しています。。。
「過去や未来のことを考えるのではなく、<今>を生きる」、「<今>のことだけに集中している」のが、脳にとって一番良い状態、引いてはその人にとっても幸せな状態である、といったように。
そんで、その時はわたし「へえ~。そんなものかなあ」と思っただけだったんですけど、その . . . 本文を読む
【ヨブ】レオン・ボナ
>>人とは何者なのでしょう。あなたがこれを尊び、
これに御心を留められるとは。
また、朝ごとにこれを訪れ、
そのつどこれをためされるとは。
いつまで、
あなたは私から目をそらされないのですか。
つばをのみこむ間も、
私を捨てておかれないのですか。
私が罪を犯したといっても、
人を見張るあなたに、
私は何ができましょう。
なぜ、私をあなたの的と . . . 本文を読む
【国宝、曜変天目茶碗】(出典:静嘉堂文庫美術館様よりm(_ _)m)
今回のタイトルは「美の壺。」なのですが、HKさんの某番組とは関係ありませんm(_ _)m
これはあくまでたとえ話なのですが、あなた(あるいはわたし)に、とても大切にしている「美の壺」があったとします。
それを見ているとえもいわれぬ気持ちになり、とても幸せなのですが、この「美の壺」に花を活け、茶室で茶を点て、心静かに . . . 本文を読む
【エルサレムの滅亡を嘆く預言者エレミヤ】レンブラント・ファン・レイン
>>主はこう仰せられる。
「人間に信頼し、肉を自分の腕とし、
心が主から離れる者はのろわれよ。
そのような者は荒地のむろの木のように、
しあわせが訪れても会うことはなく、
荒野の溶岩地帯、住む者のない塩地に住む。
主に信頼し、
主を頼みとする者に
祝福があるように。
その人は、水のほとりに植わった木の . . . 本文を読む
可愛いですよね、マトリョーシカって♪
>>胴体の部分で上下に分割でき、その中には一回り小さい人形が入っている。これが何回か繰り返され、人形の中からまた人形が出てくる入れ子構造になっている。入れ子にするため腕は無く、胴体とやや細い頭部からなる筒状の構造である。5~6重程度の多重式である場合が多い。
(ウィキペディア様よりm(_ _)m)
そんで、今回のタイトルが「人間はみんなマト . . . 本文を読む
【楽園追放】シャルル・ジョセフ・ナトワール
先日、イザヤ書のこの箇所を読んでいて……あらためてつくづく「預言者イザヤってすごいな~♪」と思いました
旧約聖書というのはようするに、神さまに選ばれた民族イスラエルがいかに神に聞き従えず堕落していったか……また、それにも関わらず神さまは御自身の選び、民と結んだ契約の真実性のために、一体幾度この民に手を差し伸べてお救いになろうとしたか――というイ . . . 本文を読む
「すべての人は草、
その栄光は、みな野の花のようだ。
主のいぶきが、その上に吹くと、
草は枯れ、花はしぼむ。
まことに、民は草だ。
草は枯れ、花はしぼむ。
だが、私たちの神のことばは永遠に立つ」
(イザヤ書、第40章6~8節)
ヨハネの福音書は、とても有名な書き出しで始まります。
>>初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
この方は . . . 本文を読む