今回は、前回の記事『キリストの復活』に関連して、少し思いだしたことがあったので、そのことでもと思います(^^;)
ええと、かの有名なリンドグレーン女史の素晴らしい小説に、「はるかな国の兄弟」というお話がありまして
ただこのお話、あんまり素晴らしい、いいお話なので……軽くあらすじを書くとしても、まだお読みになってない方の今後の感動が台無しになってはいけないと思うので、そのあたりは気をつ . . . 本文を読む
【万聖節】ウィリアム・アドルフ・ブグロー
墓に葬られた人々は
等しく朽ちるのだろうか
私は信じている
ある種族は確かに生命を持つと――
私はそれを証言しよう
私が死んではいないと否定するのと同じくらい確かだと――
そして頭の上のタンクから
その証しとして 私の肺を満たすのです
イエスはおっしゃった あなた方に言おう
死を味わうことのない者が
ここに立っていると――
. . . 本文を読む
【悔い改めるマグダラのマリア】ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
後悔とは記憶が目覚めること
すると仲間がいっせいに起きだして
済んでしまった行いが
窓やドアのところに姿を見せる
過去が魂の前に並べられ
マッチの光りで照らされる
魂が眼を通しやすくし
信念が働きを続けるのを助けるため――
後悔は癒されることがない
神さえ治すことの出来ない病い――
なぜなら後悔は神の定めで . . . 本文を読む
【ピレネーの城】ルネ・マグリット(オールポスターズの商品サイトよりm(_ _)m)
この世で彼に会えないなんて
気が遠くなりそう――
そこでこの世のこと 読んでみると
それは<ある生への>入門書に過ぎないらしいの
つまり棚の上方にあって彼にも私にも閉ざされ
まだ開かれたことのない<貴い生への>――
でもわたしの入門書 わたしにはぴたりなの
大著を知るのも楽しいでしょうけど―― . . . 本文を読む
【光の帝国】ルネ・マグリット(オールポスターズの商品ページよりm(_ _)m)
旅は進みました
足はほとんど着きました
あの存在の道の奇妙な分岐点
「永遠」という名の所に――
すると急に歩調が畏れを抱きはじめ
足はいやいや先に立ちました――
前方に街並みがありましたが
死者の森の中でした
後戻りは望めませんでしたし
うしろはもう鎖ざされた道
前には「永遠」の白い旗が―― . . . 本文を読む