かなり昔のことになりますが、ある心療内科医院のほうへ通っていた時……待合室に暗い顔つきをした二十代前半くらいの男の子と、お母さんらしき女性が並んで座っていました。
ふたりの間に特にこれといって会話はなく、男の子のほうは沈んだような暗い顔をしており、お母さんのほうは少しムスッとしたような顔の表情だったと思います。
そしてその後、二人が診療室のほうへ呼ばれ、出てきた時……ちょっとびっくり . . . 本文を読む
【怠け者の天国】ピーテル・ブリューゲル
先日、とあるテレビ番組で……といっても、一体どういったルールによるものなのかはわからないのですが、一軒のお店で決められた時間内に食事をし、また次のお店へ移って急いで食事をし、さらに三軒目のお店に走って行き、そこでも何故か急いで食事――といった場面を見ました
番組に出ていたのはお笑い芸人さんだったので、そうすることで視聴者から笑いをとる……といった主 . . . 本文を読む
【天使とヤコブの闘い】レンブラント・ファン・レイン
わたしたちの信仰的祖先、族長ヤコブは神さまに選ばれ、愛された人でした。
ヤコブには双子のお兄さんであるエサウがいました。まず、誕生の時、ヤコブはお母さんの胎から兄のかかとを掴んで出てきたのですが、この時点で、というよりも胎内にいる頃からすでにヤコブは神さまからの預言によって――「兄が弟に仕える」との――兄エサウより優れた者となることが約 . . . 本文を読む
【摘めるうちに薔薇の蕾を摘みなさい】ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
有名な脳外科医や高名な神経科医の方の書かれた本をお読みしますと、現代科学といったものは「たましい(魂)」なるものが存在しないことをハッキリ告げていると言います。
けれども、このお二方とも「それが一体何か問題があるだろうか?」ということだったんですよね(^^;)
おっしゃっていることというか、書かれている文章は違 . . . 本文を読む