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神の手は力ある働きをする。

 主の右の手は高く上げられ、
 主の右の手は力ある働きをする。

(詩篇118編16節より)

逆説の10箇条。

2016年10月10日 | キリスト教

 

 1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在です。それでもなお、人を愛しなさい。

 2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるでしょう。それでもなお、良いことをしなさい。

 3.成功すれば、偽りの友人と本物の敵を作ることになる。それでもなお、成功しなさい。

 4.今日善いことをしても、明日になれば忘れられてしまうでしょう。それでもなお、良いことをしなさい。

 5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするでしょう。それでもなお、正直で率直でありなさい。

 6.最大の考えを持った最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。

 7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついて来ない。それでもなお、弱い者のために戦いなさい。

 8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。

 9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。

10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。



 この言葉を知ったのがわたし、マザーテレサのこの本だったもので(ちなみに単行本のほう)、てっきりこの言葉はマザー御自身によるものだとばかり思っていました。

 けれど、その後ウィキで調べてみたところ、この言葉自体はケント・M・キースさんのものだそうで、彼の言葉を知ったマザーが「カルカッタの孤児の家」の壁に書きとめたのだそうです。マザーテレサの言葉の中には、考えさせられるもの、ハッとさせられるものがたくさんあると思うのですが、この言葉も考えさせられるなあ……などと思いつつ、本を読んでいたような記憶があります(^^;)

 そしてこの逆説の10箇条に関連してわたしが思い浮かべるのが、


  私は親切にしすぎて間違いをおかすことの方が、親切と無関係に奇跡を行うより好きです。


 というマザーの言葉だったでしょうか。

 つまり、正直で率直な態度で誰かひとりの人を助けようという場合でも、親切な動機でしたことがむしろ誤解され、人の噂話や嘲笑の的になっただけで終わるかもしれません。けれど、それでも善いことをしなさい。とか、人を助けなさい。とか、自分を犠牲にしなさいとか……正直、とても厳しいことですよね(^^;)

 けれどやはり、マザーの精神としては、そのような誤解も何もかもすべて、イエスさまはご覧になっておられ、あなた自身にやましい動機などなかったのだとご存じでいてくださるということ、その救いがあれば十分ではありませんか、ということだったのだと思います。

 ではでは、とても有名な言葉なのでご存じの方も多いと思うのですが、わたし自身も自分で時々読み返してみるために記事にしてみましたm(_ _)m

 それではまた~!!





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