読む日々

テーマばらばらの読書日記

ロザムンドおばさんの花束

2010-06-15 | 
ロザムンド・ピルチャー「ロザムンドおばさんの花束」。

図書館で、「たまには、外国モノでも・・」とウロウロして、エッセイなのかと思って借りてみました。

そしたら短編集で。しかも・・・ものすごく、いい  とにかく いい 感動の一言です。

どの編も、読むと「じわ~っ」と胸が熱くなります。イギリスの作家さんなんですが、こんなに素敵なお話を書く人がいたなんて、全然しりませんでした。

表紙裏には「日々の暮らしの中で、小さな不安をもてあまし気味の主人公たち。ふとした出来事に驚いたりあわてたりしながら、彼らの生活にひとつひとつ、新しい彩りが添えられていきます」とありました。

まさに まさに そんな感じです主人公達は中年の入り口から出口にかけて位の女性達。生活の中の小さな不安っていうのが一つ一つリアルで、でも小説らしく見事に様々な小さい幸運に助けられ、そして本人達の心がけの良さから、悩みが素敵な展開で解決します

あ、若いママが主人公のお話もあったかも。でもキーマンは老人です。
あ、最初のお話は主人公は12才の少年だわ。でも、底辺を流れるのは母親が掴む幸せですが・・。

この作家さん、あたりです。これから 少しずつ探して読んでいきたいです。

満足度100