浅倉卓弥「北緯四十三度の神話」。
(多分)札幌
の大学の研究室で助手をする姉と、地元ラジオ局でDJ
をする一つ年下の妹のお話。
姉が中学・高校と仲が良かった男子生徒が、数年後妹の婚約者となりますが、事故で墜落死してしまいます。中学時代には姉妹の両親が事故死しており、両親の死と、彼の死が姉妹の間に難しい空気を作り出します。
彼は姉の方を、中学高校時代に好きだったんですが、妹はそれを知っていて苦しみ続けてるし、姉の方は後ろめたい思いを抱えています。
最後の方で誤解が解けて和解しますが、姉妹(というか主人公として内面が語られているのは姉のほう)の心の動きがとってもよくわかるし、その心に感応して思わず涙
がでちゃった箇所もいくつかありました。
姉の研究は遺伝子学らしく、それも両親の死が影響しているんだけど、遺伝子の説明はちんぷんかんぷんなので、ちょっと飛ばし読みもしちゃいました。
でも おもしろかったです。
満足度80
(多分)札幌


姉が中学・高校と仲が良かった男子生徒が、数年後妹の婚約者となりますが、事故で墜落死してしまいます。中学時代には姉妹の両親が事故死しており、両親の死と、彼の死が姉妹の間に難しい空気を作り出します。
彼は姉の方を、中学高校時代に好きだったんですが、妹はそれを知っていて苦しみ続けてるし、姉の方は後ろめたい思いを抱えています。
最後の方で誤解が解けて和解しますが、姉妹(というか主人公として内面が語られているのは姉のほう)の心の動きがとってもよくわかるし、その心に感応して思わず涙

姉の研究は遺伝子学らしく、それも両親の死が影響しているんだけど、遺伝子の説明はちんぷんかんぷんなので、ちょっと飛ばし読みもしちゃいました。
でも おもしろかったです。
