読む日々

テーマばらばらの読書日記

母-オモニ-

2010-09-30 | 
姜尚中「母-オモニ-」

著者初の自伝的小説だそうです。この方、作家さんかと思ってたら政治学者さんでした

16才で結婚のため日本へ渡ってきた著者の母の人生が書かれています。
でも、サラサラ~って遭った事が書かれているだけ。リリー・フランキー氏の推薦文にある「名作」とは思えませんが・・・。

最初の方の視点が母なのか著者なのか定まらず、読みづらい。あと気持ちが全然入っていかなかったです「自伝」は、プロの作家さんじゃないと難しい気がする。同じ在日韓国の方の自伝でも立原正秋にはものすごく気持ちが入って、もう入り込んで読んだ記憶があるし、母親の人生を描いた物なら 林真理子の「葡萄が目にしみる」はすごく面白かった。

プロの作家じゃないなら仕方ないけど でも小説も結構出されてらっしゃるみたいですね。

満足度40