読む日々

テーマばらばらの読書日記

レモン・インセスト

2011-04-15 | 
小池真理子「レモン・インセスト」


 24年前に誘拐された弟と再会した姉。父母は共に亡くなり、弁護士の叔母が偶然見つけた弟。
そして姉弟なのに強く惹かれあっていく様が細かい描写で綴られてます。

厳密にはインセスト・タブーまでは行かずに悲劇で終わりますが、気持ちの上では完全に愛し合っている二人。
だからレモンなのか・・?

ちょっと検索かけたら、フランスの歌の曲名なのかな


なんだかせつない物語でした。小池真理子さんの本は、せつない終わり方が多い。
せつないんだけど、そうするしかないよね、っていう展開で、消化不良では終わらないんですが。

まあ、でも、サラサラ~っと読めました。ドラマ化したらおもしろいかも。

満足度70

カティーにおまかせ

2011-04-15 | 絵本
「カティーにおまかせ」マイリー・ヘダーウィツク作・絵/はら るい訳


 スコットランドのちいさな島に暮らすカティーと弟のリーアムの日常を描く3篇。
「小学校中級以上」って書いてあるので、返す前に息子に読ませよう


字が大きく、絵も魅力的なので、これなら息子でも大丈夫そう。


お話は
・おばあちゃんの日(母の日みたいなもの?)に、自宅で売っているお菓子をプレゼントしようと思った姉弟だけど、味見するうち に全部食べちゃったお話。
・おばあちゃんがポニーを飼う事に。お世話を途中でサボってしまった事を反省するお話。
・男ばかりのイトコ5人とキャンプをしたら、危ない目にあっちゃうお話。

こどもの日常なんだけど、外国だし島だし、ちょっとわくわくする感じがまさに「小学校中級」にぴったりかと。
かなのオススメです