読む日々

テーマばらばらの読書日記

さよなら、そしてこんにちは

2012-12-19 | 
荻原浩「さよなら、そしてこんにちは」


社会に生きる人々の、ちょっといいお話7編。

・さよなら、そしてこんにちは・・・・葬儀会社で働く男。人の死と自分の娘の誕生。読みながらくすっと笑みがこみ上げる。

・ビューティフルライフ・・・・・・・リストラされた父が農業の道へ。東京から、山奥へ引っ越す羽目になった少年。

・スーパーマンの憂鬱・・・・・・・・スーパーの食品売り場責任者が、健康テーマのテレビ番組に翻弄される。

・美獣戦隊ナイトレンジャー・・・・・戦隊ヒーローもののメインゲストじゃないイケメンに嵌った主婦。

・寿し辰のいちばん長い日・・・・・・頑固ものの寿司屋が、グルメレポーターらしき男に翻弄される話。

・スローライフ・・・・・・・・・・・イタリアから戻ってきた主婦が、スローライフの研究家としてちやほやされるがその実態は・・・

・長福寺のメリークリスマス・・・・・いまどきの娘を嫁にした若い住職。娘と妻にクリスマスパーティーをせがまれ・・・。



いやあ、面白い
どれもこれも人生考えさせられました。

人生って深いよね。

満足度90

マンガ2冊

2012-12-19 | 


大好きな名香智子さん、2冊購入。

マダム・ジョーカー11巻

十蘭の乳母をたった1ヶ月勤めたという女が登場。
怪しさ満載。

終いには放火されて、月光寺本宅に居候。
そこで蘭子は仲人として 大活躍。
相変わらず小気味よく、面白かった。

ロココの冠

ブルボン王朝シリーズ。最終巻らしい。
ラファエルとマリーは心だけ結ばれたまま人生を終えるのね。
今回はルイ15世の寵妃ポンパドール夫人の登場から死まで。

木原敏江でもポンパドール夫人が出てたお話があったけど、杖と翼じゃ時代があわないし、なんだったかな。ポンパドール夫人の弟がメインゲストのお話だったような。<12/22追記:「純金の童話」でした>

私の中でブルボン王朝といえば木原敏江のアンジェリク。
そこに出ていたルイ14世の寵妃が ラ・ヴァリエール夫人だけど、今回ここに、ラ・ヴァリエール卿って人が出てきた。実在の家なのかな。

この二冊、表紙の蘭子さんとポンパドール夫人がそっくりですね(^-^;