読む日々

テーマばらばらの読書日記

赦し

2015-08-11 | 
矢口敦子「赦し」


仕事中心のあまり、医者なのに息子の異変に気づかずインフルエンザ脳症で死なせてしまい、ショックを受けた妻が自殺。
以来世を捨て、時にはホームレスとして生きてきた日高。

5年前からある資産家の老婆の手伝いをして暮らしている。

老婆が倒れ、老婆の隠された過去に向き合う羽目に。
同時に、スーパーで知り合った糖尿病の5才の男の子とその母、叔母が巻き込まれた事件に関わるうち、妻子へのすまなさや妻子の周囲の感情が理解できるように。

ラストは希望なのか絶望なのか。

ストーリーは面白かったけど、ラスト日高はどうなったんだろう?とスッキリせず。 
読者に委ねるラストは好きじゃないので
満足度は70