読む日々

テーマばらばらの読書日記

川の上で

2015-10-30 | 絵本
「川の上で」ヘルマン・シュルツ作 渡辺広佐訳



1930年代アフリカ。ドイツ人宣教師のフリートリヒは熱病で妻を亡くし、一人娘もまた同じ病で瀕死の状態に。
どうしても信じられない現地の呪術師の指示に従い川を下って町の病院をめざす。

ところが川沿いの村へよる旅に、すべての部族の者たちが娘を看病してくれ、娘はどんどん生気を取り戻してく。
そしてプロテスタントでがちがちのフリートリヒの心にも変化が。

人種とは、人生とは生きるとは宗教とは。
児童書でありながらいろいろ考えさせられる一冊。
土地の週間や文化というのは大切に続けていかなければいけないものもたくさんあるよね。