羊の目
2010-06-19 | 本
伊集院 静 「羊の目」
明治初期に夜鷹の女に産み落とされた男が、侠客の男に育てられ、その男に命をささげて生きた一生の物語。
最初は観音菩薩が印象的に描かれ、それがやがてキリスト教に移っていきます。
羊の目は、最後に主人公が流れ着いた島の神父が、自分の故郷フランスでの出来事を思い出し、その時見た羊の目と主人公の目が似ていることに気づいて終わるところからつけられた題名のよう。
途中、「さまよえる子羊」と描写されたりもするので、その意味もあるんでしょうけど。
視点が毎回の章で変わるのですが、それがとってもややこしい。
ストーリーは壮大だし、闇社会の仁義やら、主人公の純粋さはよくわかるんですが、これはピンと来ないお話でした。私には、合わないかな・・。
どんな風に描かれていても、闇の社会や裏社会の話は苦手です。人から借りて読んだんですが、そうでもなければ読まないので、貸していただけたのはよかったです。
満足度55
明治初期に夜鷹の女に産み落とされた男が、侠客の男に育てられ、その男に命をささげて生きた一生の物語。
最初は観音菩薩が印象的に描かれ、それがやがてキリスト教に移っていきます。
羊の目は、最後に主人公が流れ着いた島の神父が、自分の故郷フランスでの出来事を思い出し、その時見た羊の目と主人公の目が似ていることに気づいて終わるところからつけられた題名のよう。
途中、「さまよえる子羊」と描写されたりもするので、その意味もあるんでしょうけど。
視点が毎回の章で変わるのですが、それがとってもややこしい。
ストーリーは壮大だし、闇社会の仁義やら、主人公の純粋さはよくわかるんですが、これはピンと来ないお話でした。私には、合わないかな・・。
どんな風に描かれていても、闇の社会や裏社会の話は苦手です。人から借りて読んだんですが、そうでもなければ読まないので、貸していただけたのはよかったです。
満足度55