読む日々

テーマばらばらの読書日記

恋ほおずき

2012-03-26 | 
諸田玲子「恋ほおずき」

大好きな作者の本だけど、しかも古そうだけど、初めて読んだ。

江戸。
妊婦の為の、まあ、堕胎が主な女医者 江与が主人公。
昔、辛い恋をして、それがきっかけで女医者になった。

そして、八丁堀の同心清之助。2人が出会い、偶然様々な事件を解決し、いつしか惹かれあって・・という物語。
身分違いの二人。最初、相いれない考え方だったのが、お互いを知ることで、反対の物の見方をどちらもできるようになる、その「お互いを成長させ合う」関係がいい。

「江与どののお陰で、この世には善悪では計れぬものがあるとわかった。」
「わたくしも津田様のお陰で、どんなことにも目をそむけてはならぬと教えられました。たとえ答えが出なくても、迷いが迷いのままにおわったとしても、 真摯に心に問うてみなければなりません。」
・・・・

「それにしてもぬかるみだらけだ」
「平坦な道などありませんね、どこもかしこも」
「尻餅をつこうが泥まみれになろうが、肚を据えれば怖るるに足らず。二人のことも、おれはそう思うている。江与どのも心に留めておいてもらいたい」

この284ページにキューンとしちゃった。
面白かったです。胸が痛くなったけど。

満足度120

イタリア幻想曲

2012-03-24 | 
内田康夫「イタリア幻想曲」

 浅見光彦が若いころ大好きで、相当買いそろえて嵌っていたんだけど、光彦の年齢を自分が超えた辺りから興味が薄れ、ずっと読んでいませんでした。

プロット作らない自慢の作者ですが、たまに伏線が無視されてたり、理解不能なオチや辻褄合わない展開にも結構イライラしてきたし。

ですが、久々に図書館で見つけて借りてみました。
まあまあ面白かった。

日本赤軍の残党が絡む謎を、飛鳥Ⅱに乗船していた光彦がイタリアで解くお話。


昔は、光彦が格好良く思えたんですが、自分が年を取るにしたがってその気持ちは薄れてました。今回も、光彦の兄の陽一郎の方がカッコいいな、と思いました。

カトリックの人達の強い信仰心と、イタリアはその強い信仰心が根付いていて、何よりも優先されること、などが小説を通してよくわかりました。

でも「神様が見てるから悪いことはできないな」という思考回路にはあまりならないのが不思議。善が自分勝手に解釈されていて、それってどうなんだろ。日本人は信仰心がない、と言われるけど、特定の信仰は持たなくても、「何か」を畏れる気持ちを持っている人は多いと思うんですが。特定のモノに対する信仰は、その物差しが絶対になるから怖い。日本のある意味広い何かに対する信仰心は、いいことだと思います。
後半、小説とは関係ないです。

満足度80

最後から二番目の恋・最終回

2012-03-22 | 映画・ドラマ
「最後から二番目の恋」最終回観ました

なかなか、主役二人の恋が始まらないなあ、と思っていたら、こういう展開でしたかなるほど。
タイトルの意味もよくわかりました。

大人は人生に終わりがあることを知っているから寂しい。(だったかな)というキョンキョンのモノローグがつき刺さりました。
まさにここ数年、こんな気持ちで過ごしてたような気がする。

若い頃は40代50代の人の恋なんて、あり得ない、気持ち悪い、と思ってた。(だったかな)というセリフも納得。
40代になると、すべてが「枯れる」と思ってました、高校生の頃。

でも意外と人の中身っていうか本質っていうか、考えること悩むことって。そうそう変わらないんだよね。悩み方や解決策は上手に身につけていくけどさ。

ここまで来ると、きっとおばあちゃんになっても、
「いつの間に年齢だけ重ねてる」って事になっちゃうかも。怖いよ~。

まあ、とにかく、久々に面白いドラマでした続きとかいらないよ~。ここで終わってほしいです。
それくらい、気持ちいいドラマでした。

伊勢物語

2012-03-22 | 
木原敏エ「伊勢物語」

昨年発売されたのは知っていたけど、本屋さんで探すのが結構大変で、今回別な本と一緒にAmazonで購入しました。
ストーリー自体古典で、わからないわけじゃないし・・・と思って。

が!!

これがまた、本当に面白い。
在原業平がモデルと言われていて、若い頃の藤原高子との恋に破れてから、様々な女性との恋の遍歴。
あとは有名な筒井筒のお話とか。

業平と高子が、後年御所で御簾越しに対面するシーンがよかった。

あとは高子以来、誰とも本気になれなかった業平が、伊勢斎宮の内親王との純粋な恋を貫いて、斎宮職を解かれた後に結婚、死ぬまで添い遂げる話が素敵でした。

満足度100

マダム・ジョーカー10

2012-03-22 | 
名香智子「マダム・ジョーカー10」


 待ちに待った第10巻。読んですぐ人に貸しちゃったから、今は手元にないので、細かい部分はウロ覚え

今回は、月光寺家で暮らす、東条嵐士の出生について、との実父や祖父母とのあれこれ。
蘭子さんの陰は薄い感じ。

相変わらず綺麗な絵でした。眺めてるだけで幸せな気分

満足度95