喜多嶋 隆「シャワー」
売れっ子カメラマンが心身に異常をきたし、故郷の三浦半島へ戻る。
そこで出会ったワケアリ女性の仕事を手伝ううちに愛が芽生え、体調も戻る。
ある事件をきっかけに、彼は東京へ戻ることを止めて、故郷で海や魚を撮る仕事をすることに。
これは、サラサラ読める上に面白かったです。表紙の写真は、彼女が好んだ石鹸、資生堂ホネケーキ。懐かしい(^_^)子供の頃、ちょっとお洒落な?雰囲気で憧れでした。歳がバレるかな。
主人公も彼女も、疲れた心をお互いが癒していく事を自然に受け入れていく様子が、読んでいて心地よかったです。
主人公が東京で付き合ってたモデルが、名前が理香なんだけど、あとでそれが、名前も姿もリカちゃん人形に似ていた、人形を抱いていたんだ、と気づく場面に、うまいなぁ、と唸っちゃいました(^-^;
満足度90