読む日々

テーマばらばらの読書日記

モロッコの台所

2015-07-18 | 
「モロッコの台所」エットハミ・ムライ・アメド/寺田なほ



モロッコ出身で今は日本でカフェの店主を務める作者のトロッコ料理の紹介。
歴史や地理や生活の様子も詳しく書かれてて旅行記としても楽しめる(旅行じゃなくて故郷なんだが)

モロッコって憧れる。ヨーロッパに近いけどヨーロッパじゃなくて。一度行ってみたい場所なのでものすごく楽しめました。
料理も口に合いそう!!いつか行けるかなあ・・。

もう少し借りて眺めようかと思います

乙女部部長

2015-07-18 | 
吉野万理子「乙女部部長」


中堅百貨店に勤める32才女子は運命の人を待ち続けている。
勢いで社内で「乙女部」を結成。条件は
・いつか運命の人に出会えると信じている
・合コンで本当の恋愛は生まれない
・「赤毛のアン」が好き(できれば2巻以降も読んでいれば尚可)
・男の人は外見よりも心
・一度決めた相手はとこと想い続ける
・運命の人と出会うまで指輪はつけない
・彼氏はいないけどいづも頼れる女友達がいる

こんな乙女部部長がステキな出会いを果たすまでのお話。

といっても恋愛のドキドキのお話ではなく、友情物語に近いかも。主人公の乙女な小夏を見守り、叱咤激励し、陰でも表でも支え、時にぶつかりながら結局は小夏を幸せに導いてくれる友人遥香がステキすぎる。3才の男の子のママで、亭主元気で留守がいい♪的なサバサバした女子。

私自身は赤毛のアンが好きな以外は乙女部に入れそうもないけど(笑)案の定小夏より遥香に感情移入しながら読めました。
友情の厚さに涙止まらず・・。大満足でした。


満足度100

ナム・フォンの風

2015-07-16 | 絵本
「ナム・フォンの風」ダイアナ・キッド作/もりうちすみこ訳/佐藤真紀子絵

ベトナム戦争が悪化する中、祖父と2人してボートピープルになった女の子は、オーストラリアにたどり着き、そこでベトナム移民と暮らしている。
祖父は船で亡くなった。両親や兄弟とは別々に逃げたので行方知れずのまま。

そんな体験から言葉を話せなくなったナムだったけど、厳しくも優しく育ててくれる里親のおばさん、そのおばさんが経営するベトナム料理店の従業員、学校でいつも気にかけてくれる女の子、担任の先生との交流で、とうとう本心から泣ける日が訪れて。

切なすぎて涙が。
家族と別れる辛さもそうだし、異国の地でふるさとを思って生きていく辛さ、だけどそれを支えてくれる周囲の暖かさ。

小学校中学年くらいが対象かもだけど、息子に読ませたいな~。

あなたへの歌

2015-07-15 | 
楊逸「あなたへの歌」

日本に留学し、日本人の恋人を持ち、日本で就職したものの彼と最近イマイチな中国人の女の子明月が主人公。
頼まれて、中国語講座の講師をして様々な生徒と知り合う。
彼の天津への赴任と共に結婚。すると生徒の中国人の妻の連れ子で14才の少年が中国の母の実家から天津へ行くと置き手紙を残し行方不明に。

少年の母から途切れ途切れに事情を聴きつつ広い中国を少年を探すうち、少年と母の悲しい事情が明らかになり、明月も夫婦とは、や、夫の気持ちにも思いをかけれるように変わる。  

最後はハッピーエンド。

中国語がたくさん出てきて、やはり難しそうだなぁ。
少し興味があったりする。

お話は、何カ所か泣けたし、謎解きな部分もあって楽しめました。

満足度90

諦めない

2015-07-15 | 雑感
甲子園予選が始まりました。昨日母校が勝ったのは夕方のニュースで知ってましたが、今朝新聞を見て感動。

途中まで0-5。調子が悪い投手はでも「絶対取り返せる」というキャプテンで捕手の相棒の励ましで「捕手のためにも」とギアがあがり以降無失点。
その間打線も嘘のようにつながり同点に。勝ち越しはキャプテン。きれいに運んで逆転。結果7-5。

昨日はたまたま中学校PTAの行事で、マスコミにも結構出ている社会心理学者の教授の講演を聴いてきました。
そこでも「諦めないで頑張る子供」になることが大事。そうなるためには自己肯定感を持たせたい(すっごい大意)というお話を聴いたばかりなので、今朝の記事と合わせてじーん・・。

息子には口やかましく勉強しろだの片づけろだの声かけしてる私。反省。
言葉は「いうべきタイミング」が大事とのこと。常に言われ続けてると子供は暗示にかかる、と(いや大人も)

猛省しました。自分の感情のタイミングで言ってたわ。

今からでも間に合うかな。
母校の野球部の子たちのように、いざって時に力が出せる人に成長してほしいな。