新生児は約75%、
成人で約60~65%、
高齢者で約50~55%。
これは体内に含まれる水分の量です。
まさに水は命の源。
少なくなれば、体の各部に異常があらわれます。
高齢者の場合、これが大変顕著です。
発熱、便秘、血栓など
非常に大きな負担がかかります。
だから、発熱した場合などは、
他に異常が見られなければ、
まず水分を取らせることが大事です。
ただし、嚥下状態が悪ければ、
無理に飲ませてはいけません。
前も書いたように
誤嚥により肺炎になる可能性が大きいからです。
脱水。
これはマラソンのようなスポーツにおいても
最も注意すべきですね。
健康なうちは、あとで十分とればいいやと、
高をくくっていますと、
血栓により心不全、脳梗塞などの危険性がありますので、
ただ運動機能の維持のためだけではなく、
生命の維持のために必要なんだと、
それくらいオーバーに考えていて
ちょうどいいくらいかもしれません。
夏場のトライアスロンなんかも
もちろんそうです。
実際には頭から何度も水を被ったりもしますが、
本当にあびるほど水分を摂取する必要があります。
とりすぎても、胃や腸に負担がかかったりする程度で、
排出されていくはずですから。
doironもレースに先立ち、
夏場のレースのために
脱水の体でもパフォーマンスを発揮できるようにと、
わざわざ体を脱水状態にして
練習をしたこともある。
今思えば、よくもそんな無茶をしていたものである。
介護の親を抱えて、
日々向かい合っていると、
人間の体はこうなんだと、
教えられているような気がします。
その昔、親の言ってることが、
わからなかったけど、
自分がその歳になって
初めてわかるということもある。
そしてまた今も介護を通じて
いろいろ教えられる日々である。
もし自分が介護になったら、
あの時の親の気持ちはこうだったんだろうなと、
実感するのかもしれない。
いつまでたっても親には教えられ
子は育っていくもんなんやね。