ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

不謹慎にも笑ってしまった

2013年12月05日 21時57分54秒 | 生活

ショートステイという制度は、
在宅介護をしている者にとっては、
とてもありがたいものである。

退職者でまともに仕事をしていないとはいえ、
どうしても家を空けないと
いけないときがある。

親戚の慶弔ごとであったり、
忘年会が二人重なったりしている時には、
その夜も含めて一泊二日、
あるいは二泊三日で、被介護者を
介護施設に預かっていただくことができるのが
ショートステイである。

あらかじめ予約が必要だし、
間際になっての予約というのは
結構人気のある制度なのでなかなか取りにくく、
日程がわかっている時には
できるだけ早めに申し込んでおく必要がある。

今回は、ミセスが日帰り東京で遅くなるうえに
doironの取材仕事が入っていたのも
早くから分かっていたので、
あらかじめ二泊三日のショートステイを
申し込み、予約が取れていた。

そのショートステイのお迎えが来る日のことだ。

まず準備が大変なのである。

薬をセットして、着替えも用意をする。
親父は携帯を持っているので
その充電器や、読書のための本と
メガネなど旅行と同じように用意をしなければならないし、
そんな持ち物や今着ている服も含めて、
持ち物は全て紙に記入しておかないといけないのだ。

加えて、日常生活の中での注意事項や
必要と思われる医療情報も
そろえておかねばならない。

ちょっと預かっていただくだけでも、
準備はかなり大変なのだ。

その日の朝もバタバタしているうちに、
玄関のチャイムが鳴った。

親父に「お迎えが来たよ」と声をかける。

いつもこの時は少し微妙に複雑な気分になる。

「お迎えが来る」

というのは「亡くなる」ことを
意味する場合もあるからだ。

かねがねそんな風に思っていたところ、
その日はいつもより
お迎えが早いなと思いつつ、
玄関に親父と出て行ったら、
施設ではなく月参りのお坊さんが
ちょうど玄関に入って来たところだった。

こちとらはショートステイの準備に追われていたこともあって、
たまたまその日が月参りで、
お坊さんがお経をあげに来る日でもあったのを
すっかり忘れていた。

なにせ50回忌も済んで、
我が家の仏壇は空っぽなので
それほど重要視はしていないということもある。

施設の人だと思ってたら、
お坊さんが入ってきて、
それを見た親父が、

「え、そっちのお迎え?」

と思ったのかどうかはしらない。

doironがワンコのおしっこシーツを
広げたままだったりしたので、
それを片付けるために

「いや、その、まだ準備ができていないので
少しお待ちください」と言ったのだが、

その返事も取りようによっては、
どちらでも使えるわけで、
なんだかおかしくて、おかしくて。

タイミングが絶妙だった、
とんだ「お迎え」違いに
一人になってから
ケラケラケと笑ってしまったdoironなのでした。