ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

冬イチゴ狩り

2013年12月20日 21時29分45秒 | ウォーキング

病み上がりではありますが
午前中から結構雪が舞い
もしかしたら雪景色が見れるかも
と思い、仕事を済ませた
午後から冬のトレッキングに出かけた。
行先は泉南の山麓散歩。

春にも何度か来た道を
アウトドアコートとブーツを履いて
歩き回った。

遠くから眺めると
山のいたるところが白くなっている。
これは雪景色が期待できるぞと
いそいそと車を走らせた。

車を止め、装備を整えて歩き始めると
冷たく澄んだ空気がとてもおいしい。
風邪で緩んだ脳みそもシャキッとする感じ。
しかし、歩いても歩いても
雪景色らしきものは見当たらない。
山奥のダム湖から見た景色がこれ。



今にも凍りつきそうな湖面を
冬の風が渡っていた。

こんな景色に出会えただけでも
来たかいがあるというものだ。
ぶらっと思いつきで出かけてくるのも
まんざら悪くないものである。

山麓を歩きながら
枯れすすきや見通しの良い森の中を
眺めながら歩いてみた。
すると、足元に目についたのがこれ。



フユイチゴ

自然に実るイチゴの仲間で
有名なのにヘビイチゴがある。
名前からして、嫌われそうな名前だが
春先に可愛い黄色い花を咲かせる。
実は、フユイチゴのようなキイチゴ属ではないので
肥大した花托の先端に赤い部分をつける実を実らせる。
食べると毒だとか目が見えなくなるといった
俗信が今もあるが、本当は毒もない代わりに
味もないということで
食用にならなかっただけのことなのだ。

そんなヘビイチゴの存在のおかげで
「野イチゴには毒のあるものもある」といった
先入観があるため
他に目立った実をつける植物のないこの季節に
堂々と真っ赤な実をつけていても
あまり人に摘まれることがない。
それはそれで、フユイチゴマニアはありがたい。
山菜で有名なタラノメや
ウドのある場所を知っていても
早く収穫に行かないと
人に採られるんじゃないかという
強迫観念を抱かなくて済むからだ。

あえて今回歩いたところの
場所を紹介しないのも
そういう魂胆があるからである。

とっても寒くて、今日のような日には
山に来る人も少ないだろうと思いきや
少しの間に何人もの歩き人と出会った。
そんな人達は、いぶかしげな顔で
こちらを一瞥していくが
何をしてるのか悟られないように
さりげなく振舞ってやったぜ。

ていうことで、概ね心静かに
フユイチゴ狩りを楽しむことができた。
そうして収穫し続けた
途中経過がこれ



さらに収穫を重ね
帰宅後に水で少し洗って
さあ、これから何にしようかなてところがこれ。



ここからフルーツソースにするもよし
ジャムにするもよしです。
キイチゴ属の中でも
美味しい部類にはいるイチゴだとのこと。
おっと、あまり紹介しすぎても
doironの年に一度の楽しみを奪われそうなので
これくらいにしておこう。

そうそう、ちょうど一年前にはこんなフユイチゴの絵を描いてました