缶詰を開けようとしたら、
プルリングだけポロリと取れてしまった。
げげ~なのだ
非常食として長い間置いてあったからだ。
あきらめてそのまましまおうとしても、
小さな穴が開いてしまったので、
リュックに再収納することもできない。
さあてどうするdoiron。
いやいや、安心してください。
持ってますよ。
リュックにはこんなこともあろうかと
ナイフセットが入っています。
使えそうな刃を引っ張り出して、
ほらこの通り。
無事に昼食を済ませて、
さあ続きを歩こう。
公園内のこの歌碑には
少しだけ説明がある。
金槐和歌集から抜粋した
藤原定家の歌だそうだ。
おお~定家といえば、
あの後鳥羽上皇の熊野詣に同行し、
熊野御幸記なる日記をしたためたお人ではないか。
その日記の登場シーンは
何度も熊野古道歩きの
訪ねどころとなった。
なんか思わぬところで
友達にあったような気分だ。
公園の出口には、
飛び出し坊やが無残な姿で立っていたぞ。
飛び出すとこうなるよという
ある意味警告を含んだ看板だ。
緑道はまだまだ続いている。
こ、これは、気根?
調べてみると、ヌマスギという樹木は
こんな風によく気根を出すそうだ。
周りにそんな木があったかなあって感じ。
やがて大きな池に出た。
この池の名前がわかる人はいますか。
はいそこの赤ちゃんを抱いて手をあげている女の人。
「瑞ヶ池(みずがいけ)」です。
ピンポーン、正解です。
すみません、岸辺の銅像に手伝ってもらった
しょうもない小芝居でした。
ここには「トリムランニングコース」が整備されている。
でも、最近よく聞くこの「トリム」てなんだろう?
で、さっそく調べてみると
「トリム」とは「均整のとれた状態」を表すことから
「健康増進」といった意味を含んでいるそうだ。
実際にはトリムランの大会もあり、
これはある一定の距離を
自分で走れるタイムを設定して申告し、
それにいちばん近いタイムで走った人がエラい。
という大会だったりします。
自分の体力に合わせて走るという意味では、
先日開催された三時間走も
トリムランのひとつの形かもしれませんな。
池の周りに整備された公園の中には
あの東北大震災で有名になった
「三春滝桜」
の子孫も植えられていた。
100年もすれば「伊丹滝桜」になったりしてね。
公園で水分補給と水分放出をして、
次に天神川沿いの道を目指して
しばらく住宅地を歩いた。
住宅地の畑にはこんな看板があった。
「ドロボーはたけに入るな」だって。
そうなんだよな。
近所で畑をやってる友達も、
平気で畑の作物を取っていく奴がおるねん
と嘆いていたなあ。
信じられんことするよなあ。
ちなみに、八百屋の店先で
大根を盗むのと、
畑の大根を無断で引っこ抜くのとでは、
後者の方が罪が重いんだそうだ。
とそんな憤りを抱えつつ少し歩いていくと、
天神川に出た。
ここからは川べりの道が続くはずである。
この川は適度に自然を残していて
好感のもてる川だ。
これは都会にはちょっと珍しいワレモコウ。
季節的にバラの咲いていない
バラ園の横を抜けて、
ひたすら川をさかのぼって行く。
ここまで来ると、伊丹空港を飛び立った飛行機も
かなり上空を飛ぶようになる。
やがて川を離れて、
目指すは阪急山本駅だ。
あ、忘れてた。
伊丹のマンふたはこれ。
市の鳥がカモなのに
なぜか白鳥がメインに描かれている。
そして宝塚は
スミレの花咲く頃~
でおなじみのスミレだった。
都会の中の伊丹の散歩道。
都市部にあってなかなか気持ちのいい道が続いていたぞ。
伊丹のイメージが変わったなあ。
こんなコースを歩いた。
後にグーグルの写真で確認すると、
歩いたコース沿いに緑の帯ができていたな。
山本駅から阪急に乗り、
川西能勢口で降りて
JR川西池田に乗り換えて
再びJR伊丹駅へと戻り、
無事に「伊丹に行ってみ」
終わり。