ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

西国三十三所 伏見の上醍醐寺1

2018年09月03日 20時54分24秒 | ウォーキング

この春先から、昔の絵描き氏、
そう、ふすまなどへのお絵かきを
してきた人の物語を読み続けてきた。

狩野永徳、長谷川等伯、
葛飾北斎、若冲など多くの画家が、
どんな生活をしながら
どんな思いで絵を描いてきたか
なんて言うのをたっぷり読んだ。

8作ほどはあったかなあ。

名作といわれる絵を描いた時、
彼らの心に宿っていた魂を、
小説家はみんな見事に表現し、
それを物語に組み込んでいってたなあ。

そんな見事な作品と、
お絵かき本を見比べて
絵を目にしたりして
結構詳しくなった。

テレビの鑑定団なんかに出てくる絵も
かなり目利きになったなあ
と近頃よく思ったりするのだ、へへ。

そして一番最近読んだのが
「俵屋宗達」の本だった。
あの風神雷神を描いた人



前編、後編の二冊だったが、
楽しく読んだな。
そんな宗達の小説の後編に
よく出てきたのが、
「醍醐寺」というお寺だった。

宗達がいろいろと思い悩みつつ
「舞楽図屏風」という絵をかいて
納めた京都伏見区のお寺である。

まあ今もその絵はこの寺に
重要文化財として残っているのだが、
一般の我々がいっても
おがめることはないだろう。

本で見たらこんな感じ。



でもその話をしているときに、
醍醐寺のことが小説の中で
いろいろと語られていた。

あの秀吉が「醍醐の花見」をした
というお寺の様子。

庭に置かれた天命を語る名石、
賀茂川の流れを表す石群。

これらは、いまdoironが行っても
目にすることができるようだ。

これはやっぱり行かないといけませんね。

そしてしかもこの醍醐寺の上にある
「上醍醐寺」は西国三十三所の
お寺ときています。
なおさら納経帳を持って
いかねばならないですね。

そりゃあ、春先に行くのが
桜のことを考えたら
一番いいのかもしれないが、
暑さの中でさほど歩くこともできない
今の気候なんかに、
しっとりと気持ちを落ち着かすのに
出かけていくのが
ちょうどいいかもしれませんね。

まだ、小説の中の言葉や雰囲気が
残っているうちというのもいいものだしね。

とまあそういうことで、
西国三十三所の16寺目のお寺として
ここを訪ねていくことにしましょう。

まずは醍醐寺を目指して
車で走って行きましょう。

近畿自動車道から第二京阪に入ると、
そのあたりで高速の降り口の
宇治のあたりがもう大渋滞
という情報が出ています。

仕方ないので久御山あたりで
下に降りて移動していくことにしました。

まあ、お盆も終わりそうな日付であるから、
その辺の渋滞は覚悟しての移動である。

ナビに沿って一号線を移動し、
山科川を渡って醍醐駅から
寺方面へと向かって行く。

山手が近づいてくると静かな雰囲気になり、
醍醐寺の駐車場に到着する。

来る前は醍醐寺をまず見学して、
そこから上醍醐寺の方へ
車で移動してなんて考えてましたが、
案内を見ていたらどうも
そんな感じではなさそうです。

醍醐寺に車をとめて歩いていくのが
よさそうな感じですな。



まあ駐車場代も、五時間700円と
少し割高なんですが、
どうもそんな感じで皆さんが
お参りしているのなら、
doironもそうしましょうと、
止めて準備をしていくことにしました。



入り口のところで案内の地図を見ると、
駐車場から歩いていき、
まず三宝院というところに出ます。

この三宝院の庭というのが、
本日の目的の一つで、
ここは見事な庭を持っており、
ぜひともそれを見たかったのです。



三宝院、伽藍エリア、霊宝館の
合同入館券800円を購入し、
まずは三宝院の中へ入っていきましょう。



玄関で靴を脱ぎ、中に入っていきますと



広い部屋の周りは絵の描かれた
ふすまが建てられています。

長谷川等伯一派の作品もあるらしいです。

そしてそんな奥に見事な
庭園のあるところに出てきました。

続く