ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

我が家の事情

2011年04月22日 22時49分13秒 | 生活

仕事帰りには病院めぐりだ。
季節外れの寒気のせいで
親父から「寒いので色々衣類を持ってきてくれ」
と頼まれて持っていったり、
寂しがり屋の義父に一日一度は
顔を見せに行ったりで
なかなか走る暇もない。

でも今日は中途半端に遅くなり
そんな病院関係は
ミセスdoironが処理してくれたので
雨上がりの住宅地を
少し走ることにした。

近所を走っていると
いろんな人から声がかかる。
それはいつものことなのだが
今日は、なんか様子が違った。
会った知り合いには必ず呼び止められるのだ。

実は、親父が入院し、その余波で
スーちゃんがショートステイで
施設に入っていることは
ご近所には内緒にしてあった。

親父が、色々見舞いに来てくれるのを
嫌うからだ。

ところが、普段家に居てもこもってて
近所の人の目に付くことも
ほとんどないのに
どうも、このごろdoiron家は静か過ぎる
というような噂が
ご近所各所で湧いてきているようなのだ。

なので、走っているdoironを
見かけては
「何かあったんかあ?」と
疑問をぶつけてくるのだ。

たいていは、
「ああ、今はショートステイで小旅行や」
などといってごまかしていたのだが
今日は、そんな話の後
二人が家まで
確かめにきよったのだ。

もうこれは、いつまでも黙っていられないと
判断し、正直に打ち明けることにした。
打ち明けたひとりは

「村の拡声器」

と呼ばれている女性である。
もう明日には村中に
doiron家の事情が
広まっていることだろう。

押し寄せるお見舞い。

さぞかし病院もにぎやかになるだろう。
それに以前から
親父の老々介護をきづかって
スーちゃんはうちでもみてあげるよ
といってくれる人もいるし
デイに出かける時には
うちの家に連れてきておいたら
送り出してあげるよと
声をかけてくれたりもする。
ありがたいことだ。
涙がちょちょぎれる。
こんな放蕩息子には
出来すぎた親の人徳である。
doironもしばらくは
走っているときも
車の中からも頭を下げたり
手を振ったりと忙しくなるだろう。
まるで、今まさに選挙活動真っ盛りの
市会議員候補のようにね。

先ほどミセスdoironと
話し合った。
我が家の通りに面した塀には
親父が入党している自〇党の
掲示板がある。
それを活用して、
家の様子でも書いておくか。

●今日の親父
「入院中だがすこぶる元気」
●今日のスーちゃん
「ショートお出かけ中。ちょっと不機嫌」
●今日のグー
「ちょっとお漏らしして謹慎中」
なんてね。
ついでに、お寺の門前にあるみたいに
今月の標語みたいなのも書いておくかのう。
4月の標語
「転倒一瞬、介護10年」
てのはどうだろう。
ううっ、自虐ネタはやめよう。
なんていってたら、ミセスdoironが
「付き合いきれんわ」だと。
なんていいながら
本当は韓ドラ鑑賞の
邪魔をされたくないに決まっているのじゃがね。

いずれにしても、
人々のつながりが
希薄になりつつある今の社会で
こんなに我が家事情に
干渉してくる村社会も
貴重な存在になりつつあるよなあ。
でも、ほんとになにかあった時には心強いばかりだ。
全面的に善意に甘えるわけにはいかないが
そういう人たちに
囲まれて暮らしているという安心感は
捨てがたいなと
思っている今日この頃ですじゃ。


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