ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

I'm sorry,mama.  桐野夏生 読了!

2011年06月06日 16時25分53秒 | 作家 か行
I'm sorry,mama. (集英社文庫) 桐野夏生 2011.6.6読了。


●勝手に採点 7点(10点満点です)


●おおざっぱなあらすじ

売春宿で生み捨てられたアイ子(主人公)が、盗み、殺し、火つけなど数々の悪行を繰り返し闇の中を徘徊する。


●ひとこと感想

アイ子は自分が生きていくためだったら、平気で人を殺す。
でも、彼女の生きる目的は、自分を生んで捨てたお母さんを探すことだけだったんじゃなかろうか。
この極悪人に絶対感情移入などできないが、最後に、初めてアイ子が涙を流す場面があるのだが、なんかじんわり悲しかった。不思議だった。