ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「罪と罰の果てに」 永瀬 隼介 読了!

2013年01月10日 13時35分56秒 | 作家 な行
「罪と罰の果てに」 (光文社文庫)  永瀬 隼介 (著) 2013.1.6読了!


千葉県房総半島の漁師町。「キリストさん」と呼ばれる古紙回収業の男は、町の人々に親しまれていた。二人の少年は、その男に「神」を見た。一方、新興宗教の頚木から逃れ、「地獄」を見てきた幼い兄妹。この4人が交わったとき、悲劇は起きた。そして、17年後、4人はそれぞれの形で「真実」と向かい合うことになる―。

永瀬隼介
1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経て、ジャーナリストとして独立。本名祝康成名義でノンフィクションを上梓。2000年『サイレント・ボーダー』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



7点。まあ、ちょっとご都合主義なところもあるけど、面白かった。人物の描写が上手いよね。

「悪夢の果て」 赤川 次郎 読了!

2013年01月10日 13時25分38秒 | 作家 あ行
「悪夢の果て」 新装版 シリーズ・闇からの声 (光文社文庫) 赤川 次郎 (著)  2013.1.4読了。


「さらば、民主国家日本よ、だな」日下良治は自嘲気味に呟いた。政府の“教育改革審議会”が、徴兵制に道を拓く答申を出したのだ。翌朝、モンペ姿の妻に揺り起こされた日下は、息子の達郎に“赤紙”が来たことを告げられる。そこは昭和二十年、太平洋戦争下の東京だった。(表題作)羅針盤を失った現代の日本に、著者が警鐘を打ち鳴らす!「危機意識」を呼び覚ます四編。




7点。好きだな、赤川さんの日常に潜む恐怖シリーズ。でも短編。