ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「悪道」 森村 誠一 読了!

2013年04月16日 17時58分36秒 | 作家 ま行
「悪道」 (講談社文庫)  森村 誠一 (著) 2013.4.16読了。


時は元禄。将軍綱吉が柳沢邸に御成り中、天下の大乱を招きかねない変事が勃発。吉保は秘密を知るもののみなごろしを暗殺集団猿蓑衆に命ずる。伊賀忍者の末裔の流英次郎は天才女医のおそでを護り、おくのほそ道を血に染め、逃亡の旅へ。強大な敵の喉元に迫るは不屈の一寸の虫たち。一方、江戸城奥深くでは、生きる屍のような「影」が「このまま飼い殺しにされてたまるか」と、その時を待っていた……。人の業を問う、傑作時代小説。


まあ、それにしても大胆な構想だわ。それが最後までつじつまがあわなくならないところがスゴイ! 主人公以外の登場人物もよい! 重厚でしかも面白かった。続編にも期待だな、こりゃ。…8点。