ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「一匹羊」 山本 幸久 読了!

2014年06月10日 20時58分05秒 | 作家 や行
「一匹羊」[光文社文庫] 山本 幸久 (著)  2014.6.6読了 。

縫製工場で働く大神は、受注した制服のデザインを盗作ではないかと疑うが、指摘できずにいた。ある日、職場体験に来た中学生キクチと触れ合ううち、事なかれ主義になっていた自分に気づく。俺はいつからこうなった?自問する大神の中で、何かが少しずつ変わっていく…(「一匹羊」)。職場で、家庭で、小さな町で。新しい一歩を踏み出す人々を描く、傑作短編集。


「一匹羊」って本のタイトル、いいよねぇ~。
そんな中「狼なんてこわくない」が、いいかなぁ。…5点。(まあ、短編だし)


「飛水」 高樹 のぶ子 読了!

2014年06月10日 20時41分15秒 | 作家 た行
「飛水」[講談社文庫] 高樹 のぶ子 (著)  2014.6.1読了 。

家庭がありながら運命的な出会いをした女と男。一緒に暮らす約束をした翌日、災難事故で逝ってしまった男への思い。奇蹟の恋愛小説。
夫のいる身ながら、わたしは知り合いの葬儀で出逢った妻子ある男からの強引とも言える告白に心惹かれる。その不器用なほど真っ直ぐな人柄に、ますます思いは募っていくが…。一緒に暮らす約束までした二人の、長い時を経ての逢瀬には、ずっと胸に秘めていた痛切な思いがあった。深く心に響く恋愛小説。


なんか途中からあれあれおかしいぞっと。
ああ、そっか、そういうことだったのね。
途中不覚にも涙する。こういう、長い時間、その人をずーっと愛し続けるってことが奇跡だよな。おれ、弱いんだ結構こういう話に…7点。