「桃色浄土」[新潮文庫] 坂東 真砂子 (著) 2014.10.11読了 。
珊瑚の海の向こうには、愛する死者が生き返る伝説の国がある――。
高知の海辺の村に暮らす海女とイタリア人の禁じられた恋。自然の厳粛さと人間の愛憎を描く書下ろし長編伝奇ロマン!
青い空と海の境から突然、現れた白い異国船。平和な高知の月灘村は、その日から欲望にとり憑かれた。桃色に輝く珊瑚は、人の心をもてあそびながら櫻が浦をさまよっていく――。
実際読んでみると、カバーに書いてあるあらすじよりも遥かに奥が深く、深遠な物語だ。(あたりまえか)
大正中期の四国の漁村を背景に、因習、風土が壮大な世界観の中に描かれている。
どの登場人物も個性的で、この人たちがこれからどんな風に物語にかかわっていくのか、主人公達がどのような末路をたどるのか、ページを手繰る手が止められなかった。美しいのも、醜いのもやっぱり人の心ってもんなんですよね。ラストシーンも◎だったな。…8.5点
珊瑚の海の向こうには、愛する死者が生き返る伝説の国がある――。
高知の海辺の村に暮らす海女とイタリア人の禁じられた恋。自然の厳粛さと人間の愛憎を描く書下ろし長編伝奇ロマン!
青い空と海の境から突然、現れた白い異国船。平和な高知の月灘村は、その日から欲望にとり憑かれた。桃色に輝く珊瑚は、人の心をもてあそびながら櫻が浦をさまよっていく――。
実際読んでみると、カバーに書いてあるあらすじよりも遥かに奥が深く、深遠な物語だ。(あたりまえか)
大正中期の四国の漁村を背景に、因習、風土が壮大な世界観の中に描かれている。
どの登場人物も個性的で、この人たちがこれからどんな風に物語にかかわっていくのか、主人公達がどのような末路をたどるのか、ページを手繰る手が止められなかった。美しいのも、醜いのもやっぱり人の心ってもんなんですよね。ラストシーンも◎だったな。…8.5点