「身も心も」 [光文社文庫] 盛田 隆二 (著) 2014.11.17読了 。
妻に先立たれ、毎日を無気力に過ごす礼二郎。彼を変えたのは、絵画同好会での幸子との出会いだった。やがて二人は恋に落ち、喜びも悲しみも分かち合いながら愛を育む。たとえ周囲の人間に後ろ指をさされようとも。だが、礼二郎は不意の病に蝕まれて…。ときめきを忘れかけていた男女が、限られた時の中で紡ぐ切実な恋愛模様を、まばゆいほどに美しく描く感動作。。
老いてから恋をするとどうなるのか?
いろいろと障害が立ちふさがる。
財産の問題や、狭い人間関係のなかのひがみややっかみ。
「いい歳こいて」っていう周りの目。
でも、結婚するとか子どもがほしいとか、家がほしいとか…、
当たり前だが、そういうことにはならない。
ただ二人で一緒にいれればそれでいいわけ、
老いてからの恋は、今生きている一分、1秒を愛おしくさせるのかもしれない。
ストーリーは特にドラマッチックなことがないまま展開されていく。
主人公の突然の病は衝撃的な出来事なのだろうか?
それとも老いてはそれも、日常なのだろうか?
だがしかし、盛田さんの作品としてはいまひとつ物足りないかも。…5.5点
妻に先立たれ、毎日を無気力に過ごす礼二郎。彼を変えたのは、絵画同好会での幸子との出会いだった。やがて二人は恋に落ち、喜びも悲しみも分かち合いながら愛を育む。たとえ周囲の人間に後ろ指をさされようとも。だが、礼二郎は不意の病に蝕まれて…。ときめきを忘れかけていた男女が、限られた時の中で紡ぐ切実な恋愛模様を、まばゆいほどに美しく描く感動作。。
老いてから恋をするとどうなるのか?
いろいろと障害が立ちふさがる。
財産の問題や、狭い人間関係のなかのひがみややっかみ。
「いい歳こいて」っていう周りの目。
でも、結婚するとか子どもがほしいとか、家がほしいとか…、
当たり前だが、そういうことにはならない。
ただ二人で一緒にいれればそれでいいわけ、
老いてからの恋は、今生きている一分、1秒を愛おしくさせるのかもしれない。
ストーリーは特にドラマッチックなことがないまま展開されていく。
主人公の突然の病は衝撃的な出来事なのだろうか?
それとも老いてはそれも、日常なのだろうか?
だがしかし、盛田さんの作品としてはいまひとつ物足りないかも。…5.5点