「今夜、すベてのバーで」 講談社文庫 中島 らも (著) 2015.8.10読了 。
薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような……。アルコールにとりつかれた男・小島容(いるる)が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。吉川英治文学新人賞受賞作。。
ただたんにアルコール中毒の人の入院記。なんだけど、それをこれだけの小説にしてしまう中島らもさんはすごい!ってはなし。「ガダラの豚」に並ぶらもさんの最高傑作(アル中の俺にとっては)…。10点
薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような……。アルコールにとりつかれた男・小島容(いるる)が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。吉川英治文学新人賞受賞作。。
ただたんにアルコール中毒の人の入院記。なんだけど、それをこれだけの小説にしてしまう中島らもさんはすごい!ってはなし。「ガダラの豚」に並ぶらもさんの最高傑作(アル中の俺にとっては)…。10点