ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「センセイの鞄」 川上弘美

2024年02月19日 15時13分02秒 | 作家 か行
センセイの鞄 (新潮文庫) 2024.02.16読了。
川上 弘美 (著)

ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣あったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。カウンターでぽつりぽつりと交わす世間話から始まったセンセイとの日々は、露店めぐりやお花見、ときにささいな喧嘩もはさみながら、ゆたかに四季をめぐる。年齢のはなれた男女の、飄々として、やがて切々と慈しみあう恋情を描き、あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。



おとぎ話だけど(普通に考えたら気持ち悪いとか)。あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。とか解説に書いてあるけど、とりこになったのは老人(男)だけなんじゃないのか。選考委員もそのあたりが多くてとか。まあ、読んでみて良かったからなんでもいいけど。8点。