ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「夜の谷を行く」 桐野夏生

2022年08月18日 23時41分13秒 | 作家 か行
夜の谷を行く (文春文庫) 2022.8.15読了。
桐野 夏生 (著)

女たちが夢見た「革命」とは?
連合赤軍事件をめぐるもう一つの真実に光をあてた傑作長篇。
山岳ベースで行われた連合赤軍の「総括」と称する凄惨なリンチにより、十二人の仲間が次々に死んだ。
アジトから逃げ出し、警察に逮捕されたメンバーの西田啓子は五年間の服役を終え、人目を忍んで慎ましく暮らしていた。
しかし、ある日突然、元同志の熊谷から連絡が入り、決別したはずの過去に直面させられる。



独り暮らし、63歳女性の実は壮絶な過去。それを日常のなかに必死に埋め込んでなかったことにしようと生活してくが、あるきっかけであの当時の自分と対峙していく。引きずり込まれます。7点。


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