ドイツ語サークル

　こちらに帰ってきて半年位したころだから、昨年の１月ころ、国際協会で主催するドイツ語会話の教室に参加し始めた。動機としては、大学時代にドイツ語を少し熱心に勉強したが、実際に使える、話せるまでに至らなかったのが、心残りになっていたこと、記憶力がとみに弱くなって少し記憶するようなことをやっていかないといけないと感じていたことなどから、参加を決めた。教室は３ヶ月で１０回というもの、３期まで進み、次を継続しようとしたとき、国際協会が初心者相手のものだから、続けるのであれば、自分たちでやってくれと言われ、以後、自分たちの運営で継続し、３回継続、今は第６期目に入っている。ドイツ人の生のドイツ語に接し、大学時代の努力がかなり無駄な努力であったことを改めて思い知らされた。それはそうだろう。日本生まれの日本育ち、実際に日常生活で使ったことのない教授に教わっても、文法は分かっても、生きた感覚が伝わるはずもない。自分たちで始めてから、途中で脱落者もほとんどなく、同じメンバーで続けられ、教室の雰囲気もすこぶる気に入っている。週一回２時間の教室が楽しみとなっている。