国会議員の常識と、一般国民の常識には相当のずれがあるらしい。最近の国会でのやり取りなどを見ていて感じた率直な感想だ。
総理秘書官が家計学園関係者と3回も面会して、何やら相談をしていたらしいのだが、それを当の総理には一言も報告しなかったし、総理も、報告を求めなかったという。
こんなことは一般の国民はだれ一人信じる人はいないだろう。それはそうだろう、秘書官の仕事は総理の命を受けて仕事をするわけだ。ところが、総理から指示は受けていない、報告もしていないという。それでは、国民の税金を使って一体どんな仕事をしていたというのかと疑いたくなる。「やばい仕事」は、指示も報告もなく、すべて暗黙の了解で、すべて秘書官に丸投げ、一任していたということだろうか、それじゃ、やくざと何も変わることがないじゃないか!底には、暗黙の指示と了解があったことは間違いないだろう。もし、そうでなければ、これだけ国会で長い間論争の的になっている出来事について、総理は当然、すぐに秘書官に事の真偽を問い質し、事実関係を明らかにしようとするだろう。それをしないということは、すなわち、その内容について十分把握していて、確かめる必要がなかったということに外ならない。
こうした大切なところを野党はなぜ追及していかないのだろうと疑問に思う。そこには、また一つ、国会の常識というものがあるのかも知れない。
何だかんだ言っても、結局、馴れ合いじゃないかと疑いたくもなるというものだ。