積丹半島の付けの山 八内岳 はちないだけ (943.5m)
隊長のハプニング発生も全員無事下山、忘れぬ山行に
■ 山 行 日 2011年3月7日(月) 日帰り
■ ル ー ト 共和町発足~西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー CL パッポ隊長、パブマル、I籐さん、チーヤン、エバ
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「茅 沼」
■ コースタイム 登り 3時間30分 下り 2時間40分
地形図提供 パッポ隊長
<登り>
6:50 登山開始
7:25 尾根取付き
8:02 C469
8:50 C606 ビューポイント
9:25 C775 ピーク
10:20 八内岳 頂上 (登り 3時間30分)
<下り>
10:40 下山開始
11:10 C889
12:40 C469
13:07 林道出合
13:20 登山口駐車地点 (下り 2時間40分)
※ 今回のコースタイムについては、ラッセルの無い固い雪面で通常よりスピードアップ
しているのであくまで参考タイムとしてほしい。通常ならプラス1時間は必要かと。
また、下りのタイムについてもハプニング処置と固い雪面のため時間を要しているので
参考タイムとしてほしい。
★ 前泊・・・
去る2月9日西昆布岳で久しぶりの再会を果たし、楽しい山行をさせて頂いたパッポ隊長一行。
その時に八内岳計画のお誘いを受けて今季2度目の同行となる。
アプローチの関係で私たちは前泊するため3月6日午後に家を出た。
共和町まで3時間以上はかかると予想していたが道路状況が良く2時間半で着いてしまった。
最初に登山口を確認するため共和町発足(はったり)地区の道道569号線に入り約5キロで
最終除雪地点に着く。この先は未舗装の林道で「蕨台古平線」と名が付いて冬期間は除雪して
いないようだった。たっぷりと積雪があり明日への期待が膨らむ。駐車場所も問題ない事を
確認して、本日の宿となる岩内町に向かった。
登山口から約10分で岩内町市街地着き、宿泊地「道の駅・いわない」を確認して温泉場に
向かった。岩内町の温泉場は、岩内岳の麓にあり、いわない温泉郷として2軒のホテルで
形成されているようだ。ここには「いわない国際スキー場」が標高1085mの岩内岳にあり、
積丹半島と雷電海岸を見下ろす全長3.2キロの絶景のスキー場・・なのだが。3年前、
前経営企業が撤退した為、現在町が管理し、今シーズンは地元の有志による運営となっている
ようでちょっとさびしい限りである。
温泉は、ホテルグリーンパークいわない本館の湯に浸かる。天然温泉「癒しの湯」源泉かけ流し、
泉質はナトリウム塩化物泉で湯冷めしにくいので芯まで温まった。
「道の駅」は海岸に近く夜中は風が強かったので翌日の天候が気になったが、
いつもの夫婦談義と安着の一杯、二杯が利いてぐっすりと寝てしまった。
共和町発足の道道569号線から望む八内岳
★ 余裕・・・
【 3月7日(月) 】
登山口7:00出発に合わせて余裕をもって道の駅を出発し6時過ぎには着いて
パッポ隊長一行を待つつもりだった。しかし、道道569号線に入ったところで
八内岳の写真を撮っていると何やら見かけた車が後ろから来てびっくり。
一行も予定より早く着いてしまったようで6時半前に登山口合流となる。
再会のごあいさつも早々に出発準備に余裕はなかった。
登山口となる蕨台古平林道を出発する
林道から尾根の取付きへC469を目指す
★ GPS・・・
予定より10分ほど早い6時50分に出発する。
すぐ右手には三角山西尾根の末端がありここをルートにするのも面白いが、三角山頂上から稜線上の
C469へは痩せたリッジを数十メートル下り帰路ではその登り返しが大変・・と言うのは経験済み
のパッポ隊長だった。今回、林道を利用して三角山を回り込みC469の北西尾根から取付く案も
リーダー隊長の計画である。
昨日の暖気も影響してか雪面は固くほとんど埋まらずにスキーを滑らせながら歩く感じだ。
地図上の林道二股を過ぎるとトドマツ人工林の中を通過し、そこを抜けると広く平らな雪原と
C469から派生する北西尾根の末端が見えてくる。当初は東隣の尾根に取付く予定だったが、
現地の目視で手前の方が斜度も緩く登りやすそうに見えたので変更した。
雪原の真ん中を通過して少し濃いめの白樺林に突入する。尾根は顕著で先頭を変わりながら
ジグを切って登ると30分ほどで稜線上に出てしまった。ほぼC469地点である。
ここから頂上までは約3.8キロの稜線となり数回の登り返しを繰り返し少しずつ高度を上げて行く。
ところどころ雪庇もあるが、全体的には歩きやすい稜線でアップダウンもそれほどキツクは感じなかった。
ほぼ一直線上で各標高点では、八内岳の頂上部を見ながら登れる事や背後に広がる岩内の街並みと日本海、
そして岩内岳やニセコ連山に羊蹄山の裾野も顔を見せて歩いていて飽きは来なかった。
心配していた天候も回復気味で時折青空が広がり快適な登行となった。
私自身は、地図とコンパス、高度計を駆使して現在地と進む方向を判断するが隊長は性能の良い
GPSで画面を見るだけ。ルートがずれても画面で教えてもらえ便利なガイド機である。
山登りの楽しさは人それぞれだが、求められる安全登山の為にはGPSという先進のグッズも
頼もしい仲間かも知れない。ただ私自身それを使っていないのは「買えないから」という単純な
理由だけである。
取付きは白樺林の中を突入する
C469を過ぎて500m付近の平坦な稜線を歩く
★ ビューポイント・・・
稜線上の中間地点となるC606では、八内岳へ続く稜線とその先の八内岳が見える
ヒューポイントがあり記念写真を撮った。
稜線上の中間地点C606はビューポイントです
C606からC775ピークを目指す
★ 楽しみ・・・
C606のビューポイントからは高低差170mの登りでC775を目指すが比較的
広い稜線と斜面の登りで雪質さえ良ければスキーが楽しめる斜面だ。
また、C775からC889への登りもオープンバーンで楽しめる斜面が続く。
ただ、ここの稜線はアップダウンが多く楽しんだ後の登り返しをどうするか・・つまりシールを外すかどうかで
意見が分かれるところだ。
C775ピークへの登りから振り返る
C889への登り
上部はクラスト気味なので大きく回り込む
C889直下はやはりクラストしていた・・
C889付近・・いよいよ頂上が近い
一部痩せた稜線を慎重に辿る
間もなく頂上(正面のポコ)
★ 感激・・・
10:20 頂上
予定では、登り5時間を覚悟しての出発だったが比較的固い雪面でラッセルも無く順調な
登行が出来たことで3時間30分で頂上に到着した。
途中稜線上では強い北風に打たれた場面もあったが、頂上に着くと風がピタッと止んだ。
太陽も顔を出し暖かさえ感じる頂上である。
それぞれが登頂の感激に「万歳!!」の歓声を上げ互いに握手を交わす。
眺望は、本来360度のパノラマであるが積丹半島側は雲に隠れ見えず残念だった。
東側は小樽方面塩谷丸山やニセコ連山を望み羊蹄山の裾野も見えていた。
南側「木無山」を始め岩内市街や日本海が望めるのでまったく飽きることがない。
初登頂・・八内岳頂上で~す
尾根続きで南に見下ろす「木無山(725m)」
頂上から岩内市街と日本海を望む
全員よく頑張りましたぁ~ 八内岳頂上
★ ハプニング・・・
20分の滞在も十分満足して下山に入る。
シールを外すかどうかで・・隊長のみシールを外した。スキーも楽しみたいが登り返しの
辛さを考えるとシールは外せないが多数派である。
隊長が、「いったれ~」と威勢良くターンを切り降りた。 が、しかし・・・
突然、大転倒した。
テレマークのパインディングのワイヤーが切れてしまったのだ。
幸いケガが無かったので一先ず安心したが、頂上直下のハプニングに一時騒然となる。
とりあえず安全なコルまで片足走行で降りてもらい壊れたバインディングの補修を試みた。
まさかのハプニングは隊長も初めての経験と言うが緊急補修用のグッズはきちんと装備して
あり手際良く靴とスキーを固定した。しかし、下りはなんとか降りるも登り返しではシールが
付いていないので固定した部分に負加が加わり再びバインド線が切れてしまった。
ついに「シートラ」の羽目となりスキーをザックに固定してツボ足となるが固いと思った
雪面もツボだと足首からひざ下位まで埋まってしまい辛そうだった。途中から私がスキー
を背負い隊長の負担をカバーさせてもらうが辛さは変わらなかったと思う。
隊長に突然のハプニング発生・・!!
一時スキーを背負う隊長・・・これが結構辛そう
一時はスキーを履いて・・・
★ 無事下山・・・
C606のビューポイントを超え以後登り返しの無いC551で全員がシールを外すことにした。
隊長のスキーも降ろし再び靴と固定する。今度はバインド線ではなく細引きのロープを使用した。
しっかりと固定されゆるんでも縛り返しが出来るのがいいみたいだ。
最後の下りは木が混んで楽しむスキーではなかったが、何よりパッポ隊長がスキーを
履いたまま無事下りれた事が幸いだった。
そして、なんとか全員無事下山で~す
登山口(下山時)・・舗装路が道道569号線その先に岩内町がある
★ 総評・・・
何より全員が無事下山出来た事に安堵しつつ「山では何が起こるかわからない」事も
改めて認識しハプニングやトラブルに備えた準備や訓練も必要だと教訓する。
山としては、稜線上の「展望のいい山」で風のない天気の良い時に登りたい山である。
登り返しの辛さがスキーの楽しさを半減させるが雪質さえ良ければそれなりに楽しめる斜面もある。
次の機会があるとすれば、木無山を経由する八内岳も痩せ尾根のスリル感を味わいながら挑戦したいと思った。
最後、隊長にしてみればなにやら「いわく付」の山となり一生忘れられないと言っていたが、
ミニ縦走を味わえる稜線歩きの八内岳は面白さと展望の山で私たちには十分楽しませて頂きました。
お誘いくださり同行させていただいて本当にありがとうございました。
温泉は、岩内町いわないスキー場の麓にある「いこいの湯」で汗を流した。
内風呂のみで広くはないが46℃の熱い湯と42℃適温の二槽があり芯から温まる。
受付のおばちゃんの丁寧なごあいさつも気持ちが良かった。
隣には昨日入ったホテルグリーンパークいわないの温泉もありどちらも泉質はアルカリ塩化物泉だ。
岩内町の温泉「いこいの湯」で汗を流す・・
パッポ隊長、パブマルさん、I籐さんありがとうございました。
またよろしくお願いします。
終わり・・
隊長のハプニング発生も全員無事下山、忘れぬ山行に
■ 山 行 日 2011年3月7日(月) 日帰り
■ ル ー ト 共和町発足~西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー CL パッポ隊長、パブマル、I籐さん、チーヤン、エバ
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「茅 沼」
■ コースタイム 登り 3時間30分 下り 2時間40分
地形図提供 パッポ隊長
<登り>
6:50 登山開始
7:25 尾根取付き
8:02 C469
8:50 C606 ビューポイント
9:25 C775 ピーク
10:20 八内岳 頂上 (登り 3時間30分)
<下り>
10:40 下山開始
11:10 C889
12:40 C469
13:07 林道出合
13:20 登山口駐車地点 (下り 2時間40分)
※ 今回のコースタイムについては、ラッセルの無い固い雪面で通常よりスピードアップ
しているのであくまで参考タイムとしてほしい。通常ならプラス1時間は必要かと。
また、下りのタイムについてもハプニング処置と固い雪面のため時間を要しているので
参考タイムとしてほしい。
★ 前泊・・・
去る2月9日西昆布岳で久しぶりの再会を果たし、楽しい山行をさせて頂いたパッポ隊長一行。
その時に八内岳計画のお誘いを受けて今季2度目の同行となる。
アプローチの関係で私たちは前泊するため3月6日午後に家を出た。
共和町まで3時間以上はかかると予想していたが道路状況が良く2時間半で着いてしまった。
最初に登山口を確認するため共和町発足(はったり)地区の道道569号線に入り約5キロで
最終除雪地点に着く。この先は未舗装の林道で「蕨台古平線」と名が付いて冬期間は除雪して
いないようだった。たっぷりと積雪があり明日への期待が膨らむ。駐車場所も問題ない事を
確認して、本日の宿となる岩内町に向かった。
登山口から約10分で岩内町市街地着き、宿泊地「道の駅・いわない」を確認して温泉場に
向かった。岩内町の温泉場は、岩内岳の麓にあり、いわない温泉郷として2軒のホテルで
形成されているようだ。ここには「いわない国際スキー場」が標高1085mの岩内岳にあり、
積丹半島と雷電海岸を見下ろす全長3.2キロの絶景のスキー場・・なのだが。3年前、
前経営企業が撤退した為、現在町が管理し、今シーズンは地元の有志による運営となっている
ようでちょっとさびしい限りである。
温泉は、ホテルグリーンパークいわない本館の湯に浸かる。天然温泉「癒しの湯」源泉かけ流し、
泉質はナトリウム塩化物泉で湯冷めしにくいので芯まで温まった。
「道の駅」は海岸に近く夜中は風が強かったので翌日の天候が気になったが、
いつもの夫婦談義と安着の一杯、二杯が利いてぐっすりと寝てしまった。
共和町発足の道道569号線から望む八内岳
★ 余裕・・・
【 3月7日(月) 】
登山口7:00出発に合わせて余裕をもって道の駅を出発し6時過ぎには着いて
パッポ隊長一行を待つつもりだった。しかし、道道569号線に入ったところで
八内岳の写真を撮っていると何やら見かけた車が後ろから来てびっくり。
一行も予定より早く着いてしまったようで6時半前に登山口合流となる。
再会のごあいさつも早々に出発準備に余裕はなかった。
登山口となる蕨台古平林道を出発する
林道から尾根の取付きへC469を目指す
★ GPS・・・
予定より10分ほど早い6時50分に出発する。
すぐ右手には三角山西尾根の末端がありここをルートにするのも面白いが、三角山頂上から稜線上の
C469へは痩せたリッジを数十メートル下り帰路ではその登り返しが大変・・と言うのは経験済み
のパッポ隊長だった。今回、林道を利用して三角山を回り込みC469の北西尾根から取付く案も
リーダー隊長の計画である。
昨日の暖気も影響してか雪面は固くほとんど埋まらずにスキーを滑らせながら歩く感じだ。
地図上の林道二股を過ぎるとトドマツ人工林の中を通過し、そこを抜けると広く平らな雪原と
C469から派生する北西尾根の末端が見えてくる。当初は東隣の尾根に取付く予定だったが、
現地の目視で手前の方が斜度も緩く登りやすそうに見えたので変更した。
雪原の真ん中を通過して少し濃いめの白樺林に突入する。尾根は顕著で先頭を変わりながら
ジグを切って登ると30分ほどで稜線上に出てしまった。ほぼC469地点である。
ここから頂上までは約3.8キロの稜線となり数回の登り返しを繰り返し少しずつ高度を上げて行く。
ところどころ雪庇もあるが、全体的には歩きやすい稜線でアップダウンもそれほどキツクは感じなかった。
ほぼ一直線上で各標高点では、八内岳の頂上部を見ながら登れる事や背後に広がる岩内の街並みと日本海、
そして岩内岳やニセコ連山に羊蹄山の裾野も顔を見せて歩いていて飽きは来なかった。
心配していた天候も回復気味で時折青空が広がり快適な登行となった。
私自身は、地図とコンパス、高度計を駆使して現在地と進む方向を判断するが隊長は性能の良い
GPSで画面を見るだけ。ルートがずれても画面で教えてもらえ便利なガイド機である。
山登りの楽しさは人それぞれだが、求められる安全登山の為にはGPSという先進のグッズも
頼もしい仲間かも知れない。ただ私自身それを使っていないのは「買えないから」という単純な
理由だけである。
取付きは白樺林の中を突入する
C469を過ぎて500m付近の平坦な稜線を歩く
★ ビューポイント・・・
稜線上の中間地点となるC606では、八内岳へ続く稜線とその先の八内岳が見える
ヒューポイントがあり記念写真を撮った。
稜線上の中間地点C606はビューポイントです
C606からC775ピークを目指す
★ 楽しみ・・・
C606のビューポイントからは高低差170mの登りでC775を目指すが比較的
広い稜線と斜面の登りで雪質さえ良ければスキーが楽しめる斜面だ。
また、C775からC889への登りもオープンバーンで楽しめる斜面が続く。
ただ、ここの稜線はアップダウンが多く楽しんだ後の登り返しをどうするか・・つまりシールを外すかどうかで
意見が分かれるところだ。
C775ピークへの登りから振り返る
C889への登り
上部はクラスト気味なので大きく回り込む
C889直下はやはりクラストしていた・・
C889付近・・いよいよ頂上が近い
一部痩せた稜線を慎重に辿る
間もなく頂上(正面のポコ)
★ 感激・・・
10:20 頂上
予定では、登り5時間を覚悟しての出発だったが比較的固い雪面でラッセルも無く順調な
登行が出来たことで3時間30分で頂上に到着した。
途中稜線上では強い北風に打たれた場面もあったが、頂上に着くと風がピタッと止んだ。
太陽も顔を出し暖かさえ感じる頂上である。
それぞれが登頂の感激に「万歳!!」の歓声を上げ互いに握手を交わす。
眺望は、本来360度のパノラマであるが積丹半島側は雲に隠れ見えず残念だった。
東側は小樽方面塩谷丸山やニセコ連山を望み羊蹄山の裾野も見えていた。
南側「木無山」を始め岩内市街や日本海が望めるのでまったく飽きることがない。
初登頂・・八内岳頂上で~す
尾根続きで南に見下ろす「木無山(725m)」
頂上から岩内市街と日本海を望む
全員よく頑張りましたぁ~ 八内岳頂上
★ ハプニング・・・
20分の滞在も十分満足して下山に入る。
シールを外すかどうかで・・隊長のみシールを外した。スキーも楽しみたいが登り返しの
辛さを考えるとシールは外せないが多数派である。
隊長が、「いったれ~」と威勢良くターンを切り降りた。 が、しかし・・・
突然、大転倒した。
テレマークのパインディングのワイヤーが切れてしまったのだ。
幸いケガが無かったので一先ず安心したが、頂上直下のハプニングに一時騒然となる。
とりあえず安全なコルまで片足走行で降りてもらい壊れたバインディングの補修を試みた。
まさかのハプニングは隊長も初めての経験と言うが緊急補修用のグッズはきちんと装備して
あり手際良く靴とスキーを固定した。しかし、下りはなんとか降りるも登り返しではシールが
付いていないので固定した部分に負加が加わり再びバインド線が切れてしまった。
ついに「シートラ」の羽目となりスキーをザックに固定してツボ足となるが固いと思った
雪面もツボだと足首からひざ下位まで埋まってしまい辛そうだった。途中から私がスキー
を背負い隊長の負担をカバーさせてもらうが辛さは変わらなかったと思う。
隊長に突然のハプニング発生・・!!
一時スキーを背負う隊長・・・これが結構辛そう
一時はスキーを履いて・・・
★ 無事下山・・・
C606のビューポイントを超え以後登り返しの無いC551で全員がシールを外すことにした。
隊長のスキーも降ろし再び靴と固定する。今度はバインド線ではなく細引きのロープを使用した。
しっかりと固定されゆるんでも縛り返しが出来るのがいいみたいだ。
最後の下りは木が混んで楽しむスキーではなかったが、何よりパッポ隊長がスキーを
履いたまま無事下りれた事が幸いだった。
そして、なんとか全員無事下山で~す
登山口(下山時)・・舗装路が道道569号線その先に岩内町がある
★ 総評・・・
何より全員が無事下山出来た事に安堵しつつ「山では何が起こるかわからない」事も
改めて認識しハプニングやトラブルに備えた準備や訓練も必要だと教訓する。
山としては、稜線上の「展望のいい山」で風のない天気の良い時に登りたい山である。
登り返しの辛さがスキーの楽しさを半減させるが雪質さえ良ければそれなりに楽しめる斜面もある。
次の機会があるとすれば、木無山を経由する八内岳も痩せ尾根のスリル感を味わいながら挑戦したいと思った。
最後、隊長にしてみればなにやら「いわく付」の山となり一生忘れられないと言っていたが、
ミニ縦走を味わえる稜線歩きの八内岳は面白さと展望の山で私たちには十分楽しませて頂きました。
お誘いくださり同行させていただいて本当にありがとうございました。
温泉は、岩内町いわないスキー場の麓にある「いこいの湯」で汗を流した。
内風呂のみで広くはないが46℃の熱い湯と42℃適温の二槽があり芯から温まる。
受付のおばちゃんの丁寧なごあいさつも気持ちが良かった。
隣には昨日入ったホテルグリーンパークいわないの温泉もありどちらも泉質はアルカリ塩化物泉だ。
岩内町の温泉「いこいの湯」で汗を流す・・
パッポ隊長、パブマルさん、I籐さんありがとうございました。
またよろしくお願いします。
終わり・・