初物は特注で・・究極のシシャモとむかわ牛に感激・・・
★ 山計画またも中止・・・
【11/5】
先月から山の計画を組んでいた3日間の休日だったが「雨予報士」になれるかな?と思えるほどぴったりの雨マークが続く。これでは到底出発は出来ず計画は敢え無く断念した。
今更嘆いても仕方ないが今年は本当に天候に泣かされた一年になりそうなエバ夫婦の山紀行である。
気持ちを切り替えて、今期もシーズン大詰めとなって来た「むかわ産のシシャモ」の話題に移そう。
むかわ町はエバの生まれ故郷、高校を卒業するまでこよなく「シシャモ」と関わって来た街。
その故郷を離れて30数年・・・も、地元には多くの幼馴染や先輩後輩たちが住んでいる。
かの有名なノーベル化学賞を受賞した北大名誉教授の鈴木 章さんも故郷の大先輩であるが
エバが知る由もない遥かなる人であったのは当然のことである。
しかし、鈴木教授の実家はなんとシシャモ販売店・・・そうとは知らず昔はシシャモを買った店である。
だから決して他人ではない関わりのあった方なのだ・・・と隣人を装いたいエバである。(笑)
今日はそんな故郷を訪ねて「旬のシシャモ」を求めて来た。
★ 熱く語る究極のシシャモ作り・・・
加工場の前に天日干ししたメスのシシャモたち・・
この日は天候が悪いのでシートを掛けて干してあった・・
もう何年になるかなぁ~・・
エバが毎年買い求めるシシャモはこの店、と言うかこの人に決めているのは・・・・
この人というのは、
道の駅「四季の館」内にある食堂「たんぽぽ」のオーナー苫米地(とまべち)さんだ。
本業はこの店のオーナーシェフとして地元の食材や魚介類を中心に使ったメニューで安くて美味しい料理を提供している。
市場の仲買人の免許もあり魚介類は自身でセリに参加してお目当ての鮮魚を仕入れている。道の駅と直結したホテル「四季の風」では夕食のすべて苫米地さんが担当し人気のメニューでリピーターも多いと評判だそうだ。
そんな苫米地さんはこの時期「究極のシシャモ作り」にも熱心で寝る暇も無く奮闘している様にいつも頭が下がる思いだ。
何が究極なのか・・・?
<通常>
シシャモは、港に上がってからセリに掛けられそれぞれ仲買人から各販売店へ引き取られる。
生のシシャモは、すぐに大きさやオス・メスに選別されてヨシ(葦)の串に刺して一夜または二夜程度に天日干しして販売されてるのが通常だ。最近では天候に左右されない大型の乾燥室を設けて天日干しに近い状態で販売している店もあるそうだ。街の風物詩ともなっているシシャモのすだれ干しも旬のこの時期に買い求めてすぐに食するのが鮮度も味も一番である。しかし、乾燥しすぎた物や冷凍せずに日にちが経つとやはり鮮度は落ちる。今は箱詰めにされ冷凍保存されているので旬を過ぎても在庫があれば購入は可能だろう。
<究極>
どこが違うか・・干すのは一夜のみで半生状態のままで八ッポースチロールの箱に詰めマイナス30度の冷凍庫で一気に急速冷凍するところが他とは違う加工法だ。このことにより鮮度の良い状態が保たれ焼いた時にシシャモ本来の旨味と風合いが出て一段と美味しい・・というのが苫米地さんの持論である。各販売店のように店頭にすだれ干しをする事も無く販売店の看板も無い、知る人ぞのみ購入可能な究極のシシャモなのかも知れない。漁の解禁時は水揚げ量や型の大きさも違ったり、脂の乗りも今一つだったり高値が付くので買い求める客にはしっかりと説明して販売は進めないのも「美味しいシシャモ」にこだわる苫米地さんの心意気と優しさを感じる。
漁の少ない貴重な資源である本物のシシャモは正に「魚の宝石」と言われて等しい高級魚となっている。全国の大型スーパーなどで販売されている「子持ちシシャモ」の9割は本当のシシャモではない。食感や形こそ似ているがほとんどが輸入品や「カペリン」「カラフトシシャモ」と呼ばれる別の魚が代用されている。本当のシシャモとは、北海道太平洋日高西部沖で捕れたものだけを言い、その中でも「むかわのシシャモ」というブランド名が付いたシシャモは漁も少なく地元以外ではなかなか手に入らないだろう。
詳しくはこちらのサイトで・・
★ 同級生・・・
シシャモの購入予約をしてもすぐに買えないのが難点?
なにせ忙しい店主なので都合を伺うのはいつも客であるエバの気遣いである。都合の良い時間に行ってもすぐには買えない。まずは店主のシシャモ講座を1時間受けてからようやく冷凍庫から魚が出てくる始末だ。毎年買う量も半端ではないので談義をしながらの梱包にも時間が掛かるし食堂やホテルの用があればエバは後回しにされるのも通例だ。なのに何故この人からシシャモを買おうとするのか・・・
そこに割り込んで来るのが同級生で親友の「つぶちゃん」だ。
彼とは保育園から小・中・高とかれこれ50年近い付き合いになるが互いに意識し始めたのは中学に入ってからと記憶している。特に高校からの付き合いが深く卒業後は札幌の同じ専門学校に通って同じアパートで暮らした仲だ。
卒業後地元に戻り某会社勤め結婚もしてすっかりむかわの地主のような住民である。柔道の有段者でいまはゴルフと酒と温泉が大好き人間。休日に奥さんと出掛ける「日帰り温泉の旅」にハマっている夫婦でもある。その彼と同じ地元・苫米地さんとの出会いも早く「究極のシシャモ」をエバに紹介してくれたのが「つぶちゃん」だった。
50年来の親友 「つぶちゃん」で~す。 たんぽぽにて・・
★ 食堂「たんぽぽ」・・・
むかわ町の道の駅「四季の館」内にある食堂「たんぽぽ」でつぶちゃんと昼食をすることになった。つぶちゃんがたまたまお休みで家に居た事もラッキーだったかも知れない。
明日(6日)、シシャモ祭りがあるためか道の駅には大勢の観光客や地元の家族連れで賑わっていた。ここには温泉やプール、ホテルに鈴木章記念ギャラリーもある道の駅なので尚更かも知れないが、お店も行列が出来るほど満席だった。
しかし、タイミング良くすぐにお座敷の席に付けてまたまたラッキーだった。
★ メニューに無いすべて特注の昼食・・・
これはメニューに無い特注の超大のメスシシャモです。
通常のメニュー「ししゃもの炭火焼き」は卓上炭火コンロでセルフで焼く7尾1080円ですが、時価です。
★ 更にびっくり「むかわ牛A5ランク」320gの焼き肉・・・
むかわ牛の存在さえ知らなかったエバですが超高級な肉のランクトップA5の霜降り
この厚みと高級感は写真でも分かると思います・・・
この肉もメニューには無い特注品
通常のメニュー「むかわ牛のしゃぶしゃぶ」で980円だったかなぁ~?はあるが、
使った石焼きコンロも特別使用でした。
★ 堪能・・・
このメニュー・・・庶民感覚から抜け出せないエバのレベルでは在り得ないメニューでしたが、久しぶりの再会で盛り上がった同級生つぶちゃんとの昼食会は、いきなりの裏メニューからスタートした。
いったい これっていくら?・・・
体長が約18cmの特大のメスは地元でもなかなかお目に掛かれない魚です
売値は一尾400円以上 東京新宿の料亭などでは1尾2,000円の値が付くむかわのシシャモです。
どうですか このお腹のふくらみと色艶・・・
当然ながら霜降り牛は、塩とコショウだけで焼き何も付けずに食べますが石焼だから全体にすぐに焼けてミディアム状態で口にほおばると肉汁と共に口の中で溶けるような食感でした。後から肉の甘さが広がって一枚食べただけでお腹がいっぱい感になりました。この皿の肉を全部食べれるかすぐに不安になりましたが、残さず最後まで食べたのはエバでした。
特大シシャモは、炭火コンロの弱火でじっくりと時間を掛けて焼いていきます。焦げ目を付けずお腹の子が大きく膨らんで水分が飛んだ頃が食べ頃・・・今年初物が特大シシャモだなんて、なんと贅沢なんだろう。もうたまらず涙が出そうでした。
結局10尾の内5尾しか食べれず残りはホイルに包んで持ち帰りました~。
つぶちゃん・・・ごちそう様でしたぁ~~~
もう「満足」の一言です・・・
食後にようやく予約したシシャモを買って帰りました。
★ 山計画またも中止・・・
【11/5】
先月から山の計画を組んでいた3日間の休日だったが「雨予報士」になれるかな?と思えるほどぴったりの雨マークが続く。これでは到底出発は出来ず計画は敢え無く断念した。
今更嘆いても仕方ないが今年は本当に天候に泣かされた一年になりそうなエバ夫婦の山紀行である。
気持ちを切り替えて、今期もシーズン大詰めとなって来た「むかわ産のシシャモ」の話題に移そう。
むかわ町はエバの生まれ故郷、高校を卒業するまでこよなく「シシャモ」と関わって来た街。
その故郷を離れて30数年・・・も、地元には多くの幼馴染や先輩後輩たちが住んでいる。
かの有名なノーベル化学賞を受賞した北大名誉教授の鈴木 章さんも故郷の大先輩であるが
エバが知る由もない遥かなる人であったのは当然のことである。
しかし、鈴木教授の実家はなんとシシャモ販売店・・・そうとは知らず昔はシシャモを買った店である。
だから決して他人ではない関わりのあった方なのだ・・・と隣人を装いたいエバである。(笑)
今日はそんな故郷を訪ねて「旬のシシャモ」を求めて来た。
★ 熱く語る究極のシシャモ作り・・・
加工場の前に天日干ししたメスのシシャモたち・・
この日は天候が悪いのでシートを掛けて干してあった・・
もう何年になるかなぁ~・・
エバが毎年買い求めるシシャモはこの店、と言うかこの人に決めているのは・・・・
この人というのは、
道の駅「四季の館」内にある食堂「たんぽぽ」のオーナー苫米地(とまべち)さんだ。
本業はこの店のオーナーシェフとして地元の食材や魚介類を中心に使ったメニューで安くて美味しい料理を提供している。
市場の仲買人の免許もあり魚介類は自身でセリに参加してお目当ての鮮魚を仕入れている。道の駅と直結したホテル「四季の風」では夕食のすべて苫米地さんが担当し人気のメニューでリピーターも多いと評判だそうだ。
そんな苫米地さんはこの時期「究極のシシャモ作り」にも熱心で寝る暇も無く奮闘している様にいつも頭が下がる思いだ。
何が究極なのか・・・?
<通常>
シシャモは、港に上がってからセリに掛けられそれぞれ仲買人から各販売店へ引き取られる。
生のシシャモは、すぐに大きさやオス・メスに選別されてヨシ(葦)の串に刺して一夜または二夜程度に天日干しして販売されてるのが通常だ。最近では天候に左右されない大型の乾燥室を設けて天日干しに近い状態で販売している店もあるそうだ。街の風物詩ともなっているシシャモのすだれ干しも旬のこの時期に買い求めてすぐに食するのが鮮度も味も一番である。しかし、乾燥しすぎた物や冷凍せずに日にちが経つとやはり鮮度は落ちる。今は箱詰めにされ冷凍保存されているので旬を過ぎても在庫があれば購入は可能だろう。
<究極>
どこが違うか・・干すのは一夜のみで半生状態のままで八ッポースチロールの箱に詰めマイナス30度の冷凍庫で一気に急速冷凍するところが他とは違う加工法だ。このことにより鮮度の良い状態が保たれ焼いた時にシシャモ本来の旨味と風合いが出て一段と美味しい・・というのが苫米地さんの持論である。各販売店のように店頭にすだれ干しをする事も無く販売店の看板も無い、知る人ぞのみ購入可能な究極のシシャモなのかも知れない。漁の解禁時は水揚げ量や型の大きさも違ったり、脂の乗りも今一つだったり高値が付くので買い求める客にはしっかりと説明して販売は進めないのも「美味しいシシャモ」にこだわる苫米地さんの心意気と優しさを感じる。
漁の少ない貴重な資源である本物のシシャモは正に「魚の宝石」と言われて等しい高級魚となっている。全国の大型スーパーなどで販売されている「子持ちシシャモ」の9割は本当のシシャモではない。食感や形こそ似ているがほとんどが輸入品や「カペリン」「カラフトシシャモ」と呼ばれる別の魚が代用されている。本当のシシャモとは、北海道太平洋日高西部沖で捕れたものだけを言い、その中でも「むかわのシシャモ」というブランド名が付いたシシャモは漁も少なく地元以外ではなかなか手に入らないだろう。
詳しくはこちらのサイトで・・
★ 同級生・・・
シシャモの購入予約をしてもすぐに買えないのが難点?
なにせ忙しい店主なので都合を伺うのはいつも客であるエバの気遣いである。都合の良い時間に行ってもすぐには買えない。まずは店主のシシャモ講座を1時間受けてからようやく冷凍庫から魚が出てくる始末だ。毎年買う量も半端ではないので談義をしながらの梱包にも時間が掛かるし食堂やホテルの用があればエバは後回しにされるのも通例だ。なのに何故この人からシシャモを買おうとするのか・・・
そこに割り込んで来るのが同級生で親友の「つぶちゃん」だ。
彼とは保育園から小・中・高とかれこれ50年近い付き合いになるが互いに意識し始めたのは中学に入ってからと記憶している。特に高校からの付き合いが深く卒業後は札幌の同じ専門学校に通って同じアパートで暮らした仲だ。
卒業後地元に戻り某会社勤め結婚もしてすっかりむかわの地主のような住民である。柔道の有段者でいまはゴルフと酒と温泉が大好き人間。休日に奥さんと出掛ける「日帰り温泉の旅」にハマっている夫婦でもある。その彼と同じ地元・苫米地さんとの出会いも早く「究極のシシャモ」をエバに紹介してくれたのが「つぶちゃん」だった。
50年来の親友 「つぶちゃん」で~す。 たんぽぽにて・・
★ 食堂「たんぽぽ」・・・
むかわ町の道の駅「四季の館」内にある食堂「たんぽぽ」でつぶちゃんと昼食をすることになった。つぶちゃんがたまたまお休みで家に居た事もラッキーだったかも知れない。
明日(6日)、シシャモ祭りがあるためか道の駅には大勢の観光客や地元の家族連れで賑わっていた。ここには温泉やプール、ホテルに鈴木章記念ギャラリーもある道の駅なので尚更かも知れないが、お店も行列が出来るほど満席だった。
しかし、タイミング良くすぐにお座敷の席に付けてまたまたラッキーだった。
★ メニューに無いすべて特注の昼食・・・
これはメニューに無い特注の超大のメスシシャモです。
通常のメニュー「ししゃもの炭火焼き」は卓上炭火コンロでセルフで焼く7尾1080円ですが、時価です。
★ 更にびっくり「むかわ牛A5ランク」320gの焼き肉・・・
むかわ牛の存在さえ知らなかったエバですが超高級な肉のランクトップA5の霜降り
この厚みと高級感は写真でも分かると思います・・・
この肉もメニューには無い特注品
通常のメニュー「むかわ牛のしゃぶしゃぶ」で980円だったかなぁ~?はあるが、
使った石焼きコンロも特別使用でした。
★ 堪能・・・
このメニュー・・・庶民感覚から抜け出せないエバのレベルでは在り得ないメニューでしたが、久しぶりの再会で盛り上がった同級生つぶちゃんとの昼食会は、いきなりの裏メニューからスタートした。
いったい これっていくら?・・・
体長が約18cmの特大のメスは地元でもなかなかお目に掛かれない魚です
売値は一尾400円以上 東京新宿の料亭などでは1尾2,000円の値が付くむかわのシシャモです。
どうですか このお腹のふくらみと色艶・・・
当然ながら霜降り牛は、塩とコショウだけで焼き何も付けずに食べますが石焼だから全体にすぐに焼けてミディアム状態で口にほおばると肉汁と共に口の中で溶けるような食感でした。後から肉の甘さが広がって一枚食べただけでお腹がいっぱい感になりました。この皿の肉を全部食べれるかすぐに不安になりましたが、残さず最後まで食べたのはエバでした。
特大シシャモは、炭火コンロの弱火でじっくりと時間を掛けて焼いていきます。焦げ目を付けずお腹の子が大きく膨らんで水分が飛んだ頃が食べ頃・・・今年初物が特大シシャモだなんて、なんと贅沢なんだろう。もうたまらず涙が出そうでした。
結局10尾の内5尾しか食べれず残りはホイルに包んで持ち帰りました~。
つぶちゃん・・・ごちそう様でしたぁ~~~
もう「満足」の一言です・・・
食後にようやく予約したシシャモを買って帰りました。