札幌50峰の一座・・・樿山(つげやま) (935.1m)
(知床・海別岳遠征中止のサブ山行で選んだ山)
■ 山 行 日 2012年4月10日(火) 日帰り
■ ル ー ト 奥手稲の沢林道~北西尾根ルート往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №8
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「余市岳」
■ コースタイム 登り 1時間55分 下り 1時間 (内 林道歩き登り下り各20分)
<登り>
08:45 登山口出発
09:10 渡渉点
09:45 C730ポコ
10:40 樿山頂上
<下り>
11:25 下山開始
12:05 渡渉点
12:25 登山口
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GPSトラックログは「YOSHIOの北海道山情報」HPからお借りしました。
★ 知床遠征中止・・・
毎年一座の未踏峰登頂を目標に計画を立てる知床遠征。
しかし、今年で3年連続して計画は中止になってしまった。
折角休暇をもらっても遥か遠い知床へ悪天を覚悟に出発する冒険は出来なかった。
今回も4/10~12までの2泊3日の計画だったが、アタック中日の4/11が雨予報、
翌最終日4/12もダメとなれば諦めるしかなかった。
本当に遠い「知床」になっている・・・
★ サブ山行選び・・・
唯一晴れ予報は4/10のみ・・・
日帰りで選ぶ山も少なくなって苦慮するが、最近知った「札幌50峰」に少し興味を持ち始めていた。
これまで意識した事はなかったが数えて見るとすでに35座の登頂記録があり自分でも驚いている。
気になっていた「毒矢峰」は今年2月に初登頂したが、この時はまだ50峰を意識してはいなかった。
ならば・・と残り15座の未踏峰から選んだのは「樿山」。
特に理由は無いが他に「四ツ峰」「股下山」「奥手稲山」などが周辺の未踏峰になっている。
★ ルート・・・
定山渓から朝里に向かう道道1号線を走る。
札幌国際スキー場より約4キロ手前に地形図にも記載のある「春香山登山口」の分岐があり比較的大き
な駐車スペースが設けられている。冬期は除雪もされているようだ。
ここに車を止め、小樽内川の支流奥手稲の沢川沿いの林道が今回のルート。
樿山の北西尾根末端から取付くため奥手稲の沢を渡渉することになるので時期が遅ければ苦労する
ところだろう。
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登山口に建つ「春香山小屋」、登山ポストと休憩出来るベンチがある。
★ メジャー・・・
平日のこの日、登山口には先客1組2名が準備を終えて出発するところだった。
ただ目的の山は「春香山」のようで林道を使用せずに新たな踏み跡を残して林に消えて行った・・・
私たちは、春香山小屋の前から林道を歩く。
「春香沢川」と「奥手稲の沢川」の分岐から林道も二股となり奥手稲の沢沿いへ右折する。
どちらにもはっきりしたトレースがあり夏の登山道歩きのようだった。
20分ほど歩いて樿山北西尾根の取付き点に着くとやはりこちらにもトレースがあり標識テープも多く
枝に付けられていた。
沢のスノーブリッジというよりまだ多くの残雪が沢を埋め尽くしどこでも渡渉・・と言う感じだった。
折角なのでトレース通りに渡らせて頂きその後もしっかりと使わせてもらうが、地図がガイドのエバと
してはなんとも物足りない登行となった。もうこの周辺の山々はマイナーではないメジャー級に登られ
ているなぁ~と推測出来る。
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林道は平坦で歩き易くトレースがはっきりと残っている・・
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沢の渡渉に苦労する事無く「どこでも渡渉」と言うほど雪が多い。
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渡渉してすぐの北西尾根の取付きへ・・・ただトレースを辿る。
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尾根はほぼ一直線上で730ポコまでは比較的緩やかで歩き易い
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730ポコから西隣に望む「股下山(820m)」も札幌50峰だ。
★ 100m・・・
730ポコから斜度を増した痩せ尾根を登る。
標高差で約100m位。この山行のメインとも言える登りが続く。
下りでは、尾根の両サイドの斜面を利用してスキーを滑らせながら降りて行った。
幸い雪が腐っていたので急斜面も恐怖感無く利用出来難無くポコまで降りられた。
850から再び緩斜度となり900の広い頂上尾根に辿り着く。左手に小高い本峰・頂上が見える。
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900m頂上尾根から本峰「つげ山」を望む・・・
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900m尾根にて・・・わが家の山ガール (背景は股下山と朝里岳)
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もうすぐ頂上です。
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頂上から振り返ると「定山渓天狗岳」が目の前に聳えていた・・
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春爛漫・・・初登頂「樿山」は快晴・無風そして絶景でした。(背景は奥手稲山)
★ 正直・・・
正直、物足りない・・・感の残る登頂でした。
これは二人の感想です。理由の一つは、トレース。登山口から頂上までトレースがあった事で読図を
する楽しみが無くなりました。
一つは、登行タイム。登り2時間弱は歩き足りない・・という物足りなさが残りました。
時間的にも余裕があり奥手稲山まで縦走も考えましたが「無理はしない」ルールを尊重し下山
しました。
春爛漫の頂上・・・50分近く滞在も珍しい事でしたが暖かい日差しは気持ちが良かったです。
焦らず一座ずつ・・・でした。 (条件が良過ぎるとつい贅沢な愚痴が出ます)
下りは、頂上からシールを外しましたが、登り返しもあり900尾根の下山から外せば良かったと
思います。
雪はモナカ状から腐って湿った重たい雪でしたが、何とかターンの出来る状態で想像以上に
楽しく下山出来ました。
何と言っても下りはあっという間、約40分で北西尾根の末端林道出合でした。
(知床・海別岳遠征中止のサブ山行で選んだ山)
■ 山 行 日 2012年4月10日(火) 日帰り
■ ル ー ト 奥手稲の沢林道~北西尾根ルート往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №8
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「余市岳」
■ コースタイム 登り 1時間55分 下り 1時間 (内 林道歩き登り下り各20分)
<登り>
08:45 登山口出発
09:10 渡渉点
09:45 C730ポコ
10:40 樿山頂上
<下り>
11:25 下山開始
12:05 渡渉点
12:25 登山口
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GPSトラックログは「YOSHIOの北海道山情報」HPからお借りしました。
★ 知床遠征中止・・・
毎年一座の未踏峰登頂を目標に計画を立てる知床遠征。
しかし、今年で3年連続して計画は中止になってしまった。
折角休暇をもらっても遥か遠い知床へ悪天を覚悟に出発する冒険は出来なかった。
今回も4/10~12までの2泊3日の計画だったが、アタック中日の4/11が雨予報、
翌最終日4/12もダメとなれば諦めるしかなかった。
本当に遠い「知床」になっている・・・
★ サブ山行選び・・・
唯一晴れ予報は4/10のみ・・・
日帰りで選ぶ山も少なくなって苦慮するが、最近知った「札幌50峰」に少し興味を持ち始めていた。
これまで意識した事はなかったが数えて見るとすでに35座の登頂記録があり自分でも驚いている。
気になっていた「毒矢峰」は今年2月に初登頂したが、この時はまだ50峰を意識してはいなかった。
ならば・・と残り15座の未踏峰から選んだのは「樿山」。
特に理由は無いが他に「四ツ峰」「股下山」「奥手稲山」などが周辺の未踏峰になっている。
★ ルート・・・
定山渓から朝里に向かう道道1号線を走る。
札幌国際スキー場より約4キロ手前に地形図にも記載のある「春香山登山口」の分岐があり比較的大き
な駐車スペースが設けられている。冬期は除雪もされているようだ。
ここに車を止め、小樽内川の支流奥手稲の沢川沿いの林道が今回のルート。
樿山の北西尾根末端から取付くため奥手稲の沢を渡渉することになるので時期が遅ければ苦労する
ところだろう。
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登山口に建つ「春香山小屋」、登山ポストと休憩出来るベンチがある。
★ メジャー・・・
平日のこの日、登山口には先客1組2名が準備を終えて出発するところだった。
ただ目的の山は「春香山」のようで林道を使用せずに新たな踏み跡を残して林に消えて行った・・・
私たちは、春香山小屋の前から林道を歩く。
「春香沢川」と「奥手稲の沢川」の分岐から林道も二股となり奥手稲の沢沿いへ右折する。
どちらにもはっきりしたトレースがあり夏の登山道歩きのようだった。
20分ほど歩いて樿山北西尾根の取付き点に着くとやはりこちらにもトレースがあり標識テープも多く
枝に付けられていた。
沢のスノーブリッジというよりまだ多くの残雪が沢を埋め尽くしどこでも渡渉・・と言う感じだった。
折角なのでトレース通りに渡らせて頂きその後もしっかりと使わせてもらうが、地図がガイドのエバと
してはなんとも物足りない登行となった。もうこの周辺の山々はマイナーではないメジャー級に登られ
ているなぁ~と推測出来る。
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林道は平坦で歩き易くトレースがはっきりと残っている・・
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沢の渡渉に苦労する事無く「どこでも渡渉」と言うほど雪が多い。
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渡渉してすぐの北西尾根の取付きへ・・・ただトレースを辿る。
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尾根はほぼ一直線上で730ポコまでは比較的緩やかで歩き易い
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730ポコから西隣に望む「股下山(820m)」も札幌50峰だ。
★ 100m・・・
730ポコから斜度を増した痩せ尾根を登る。
標高差で約100m位。この山行のメインとも言える登りが続く。
下りでは、尾根の両サイドの斜面を利用してスキーを滑らせながら降りて行った。
幸い雪が腐っていたので急斜面も恐怖感無く利用出来難無くポコまで降りられた。
850から再び緩斜度となり900の広い頂上尾根に辿り着く。左手に小高い本峰・頂上が見える。
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900m頂上尾根から本峰「つげ山」を望む・・・
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900m尾根にて・・・わが家の山ガール (背景は股下山と朝里岳)
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もうすぐ頂上です。
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頂上から振り返ると「定山渓天狗岳」が目の前に聳えていた・・
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春爛漫・・・初登頂「樿山」は快晴・無風そして絶景でした。(背景は奥手稲山)
★ 正直・・・
正直、物足りない・・・感の残る登頂でした。
これは二人の感想です。理由の一つは、トレース。登山口から頂上までトレースがあった事で読図を
する楽しみが無くなりました。
一つは、登行タイム。登り2時間弱は歩き足りない・・という物足りなさが残りました。
時間的にも余裕があり奥手稲山まで縦走も考えましたが「無理はしない」ルールを尊重し下山
しました。
春爛漫の頂上・・・50分近く滞在も珍しい事でしたが暖かい日差しは気持ちが良かったです。
焦らず一座ずつ・・・でした。 (条件が良過ぎるとつい贅沢な愚痴が出ます)
下りは、頂上からシールを外しましたが、登り返しもあり900尾根の下山から外せば良かったと
思います。
雪はモナカ状から腐って湿った重たい雪でしたが、何とかターンの出来る状態で想像以上に
楽しく下山出来ました。
何と言っても下りはあっという間、約40分で北西尾根の末端林道出合でした。