バリエーションルート雄 冬 山 (1197m)
■ 山 行 日 2016年3月22日(火) 曇りのち晴れ
■ ル ー ト ケマフレ集落跡~オフユ川~西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー GAKUさん、俊さん、松ちゃん、たかたかさん、山下さん、エバ
■ 登 山 形 態 山スキー&アイゼン登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「雄冬」「別苅」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「雄冬岳 オフユダケ」
■ コースタイム 登り 6時間30分 下り 2時間20分
※ 今回のコースタイムについては、参考にしないで下さい。(特に登りタイム)
<登り>
06:00 ケマフレ集落跡地出発
06:30~07:00 C200付近 スキーアクシデント
07:45~55 C380付近 休憩
10:50 C1050付近 稜線上
12:30 雄冬山頂上
<下り>
12:40 下山開始
13:00~15 コル(スキーデポ地点) 休憩
13:20 1075ピーク
13:30 稜線上スキーシール外す
15:00 ケマフレ集落跡登山口
同行したたかたかさんのGPSログをお借りして編集しました
★ 結集力・・・
この山行の主役であり、リーダーGAKU@神奈川さんは、
当サイトにも度々登場していますが、とにかく北海道の山、大好きじいちゃんです。
今回の来道は、3月の三段山オフミに初参加する事と自身がメインと考える
「雄冬山バリエーションルート」を登るためだったようです。
HYML(北海道の山メーリングリスト)のMLにその旨の内容が流れると、すぐに反応するのが
HYMLの結集力でしょうか。早々同行を希望する数名が名乗りを上げその一人が私でした。
★ 前夜のハプニング・・・
21日、決めていた集合場所は浜益トンネル出口の駐車場。「白銀の滝」とトイレもある駐車場で
登山口まで3キロ手前の適地だった。到着後、テントも張って早々ホテルハイエースで安着の
宴が始まった。
その時である。コンコンと窓を叩く音がして外から声が聞こえる。
「すいませ~ん。ここには停められませんので移動をお願いします・・・」と言う作業員姿の人だ。
国道231号線雄冬地区のトンネル工事で21時から翌朝7時まで通行止めになるためその外方に
居なければ明日の集合時間には間に合わないという事情があった。
駐車した場所はその外方だと思っていたが、実は工事関係者の駐車場所であり時間内は
閉鎖するらしい。
移動を余儀なくされ、テントを撤収し1キロほど北に走ると道路脇に駐車帯を見つける。
再びテントを張って、再び安着の宴を始めるも時間は20:30過ぎになった。
それでも明日の山行を願って車内の宴も盛り上がり短くも楽しい時間を過ごした。
ホテルハイエースでの宴会・・・(俊さんより提供)
【3月22日(火)】
★ 半信半疑・・・
登山口5:30集合に合わせて起床するも夜中の強風は半端なかった。
こんな風ならもう絶対無理・・・と思っていたのは私だけではなかったようだが、取り敢えず朝食を
済ませてテントを撤収し、登山口に向かってGAKUさんと合流する事にした。
私的には決行出来るか半信半疑だったが、登山口に着くと嘘のように風は弱かった・・・。
GAKUさんと合流し、自然と決行になったのは言うまでもなかった。
登山口となった雄冬ケマフレ地区集落跡(廃屋) 標高30m
駐車場所からギリギリスキーを履いて出発・・・
★ 廃屋のケマフレ集落跡・・・
雄冬市街地から2キロほど北上したところにケマフレ川がありその周辺に数件の民家跡がある。
そのすべてが廃屋で痛々しい限りだったが、今回はここが登山口となり使わせて頂けることに
感謝する。
6:00 出発
幸いにも登山口からスキーで歩ける残雪があった。
標高30mからのスタート、標高差は約1160mあるので簡単な山行ではない。覚悟しての出発だ。
出発はケマフレ集落も基本ルートはその南に流れるオフユ川左股沢を辿る。
標高500m位までは複雑な地形の中、ケマフレ川とオフユ川の中間尾根を辿るが小沢も入り組み
ルート取りは難しいと感じた。GPSを持たない私だけなら慎重になるルート取りだが今回は
メンバーの多くがGPSを持っているので「お任せ」で安心だ。それでも一時ルート修正する場面もあり
オフユ川左股沢に着いた時は安堵した。
最初にぶつかった急斜面の登り・・・
広い尾根上での一枚・・・GAKUさんと俊さん
★ ハイライト&核心部・・・
9:15 オフユ川左股沢500m付近
出発して約3時間、ようやくオフユ川左股沢の源頭部に着く。
沢は雪で埋まっているが両サイドはV字形の急斜面でクラスト気味。
地形図を見ると行程の半分まで来ていていよいよこのルートのハイライトを迎えるかと思うと
胸の高ぶりを感じる瞬間だった。振り返れば青い日本海と共に空の青さも広がりこんな場所に
居られる幸せ感がふつふつと沸いて来た。
目の前には雄冬山から派生する西尾根が要塞の様に立ちはだかり、源頭から尾根まで広がった
急斜面のどこを登ればいいのか躊躇しそうだ。
GAKUさんと俊さんはここでスキーをデポしてアイゼンを装着する。
私とまっちゃん、たかたかさんはスキーアイゼンを付けてこの急斜面に挑む。
山下さんはツボ足からアイゼンを付けて直登だ!
標高差は、500m以上ある。目指す尾根を頂上に近い左側と決めそれぞれのペースで登って行く。
この登りが最大の核心部と言えよう!
メインのオフユ川に来るまでちょっと苦労もあったが、いよいよ核心部が近づく・・
オフユ川上流部の東斜面で休憩する二人・・・
ルート最大の核心部?オフユ川源頭部から稜線まで 3人はスキーアイゼン、3人はアイゼンで登行
一部カリカリの急斜面も小気味よくスキーアイゼンの威力を発揮した場面だ・・
★ 登頂近し・・・
10:50 C1050稜線上
5時間近く掛かってようやく1000mの稜線上に登り、恐怖心から解放された。
さすがに風は強くなり時々吹雪いたり急に止んで晴れたりの繰り返しだ。
広い尾根から望む日本海や雄冬と岩尾別の海岸線がきれいだった。
北にはまだ未踏の天狗岳(973m)が堂々と鎮座し存在感を示していた。
南側には浜益御殿と浜益岳を望み、時々群別岳の鋭鋒も顔を見せてくれる絶景の尾根だった。
スキーアイゼンを外しシールだけで歩ける平坦な尾根。
ハイ松が顔を出し始めているが登行にはさほど影響はなかった。
主役のGAKUさんも頑張って稜線に上がり全員そろって頂上を目指す。
P1075から望む雄冬山は、どっしりとした三角形で格好が良かった。
稜線に上がると広い尾根上となるも風が強く時々吹雪く・・・
稜線に登った仲間を振り返ると真っ青な日本海とのコントラストにちょっと感動・・
見下ろす場所は、増毛町岩老地区の岩尾温泉付近・・・
いよいよ頂上が近くなり登頂が現実味を帯びて来た・・・もうハイ松が顔を出し始める
P1075から目の前の雄冬山を望む・・・
コルでスキーをデポし全員がアイゼンで登る・・・
頂上手前は急峻な痩せ尾根で南斜面を慎重にトラバースして登る・・
頂上台地からはGAKUさんを先頭にもう一息だ!!
★ 感激の登頂!・・・
12:30 雄冬山頂上
西尾根から頂上台地に登ると広く平坦な場所。頂上と三角点はその南端だが標識などは無い。
GAKUさんを先頭に一歩一歩前進すると、少しだけハイ松が顔を出したポコがあり遂に頂上に着いた。
全員でGAKUさんを囲み感激の登頂を喜び合い、握手する。
言葉にならないほど嬉しかったのはご本人のGAKUさんだったかも知れない。
ご自身が計画した登行時間通り、登り6時間30分を掛けての登頂には感慨深いものがあるだろう。
ついに初登頂、感激するGAKUさん!・・・
ずっとGAKUさんをサポートしながら一緒に登って来た俊さん!お疲れ様でした。
3/22 雄冬山(1197m)頂上にて
★ 忘れられない山行に・・・
12:40 下山開始
僅か10分間の滞在も風が強く寒いので写真だけ撮って下山を開始する。
10分間の絶景には主峰・暑寒別岳を始め西暑寒岳、群別岳、浜益岳、浜益御殿などを
堪能し脳裏に焼き付けた。
思えば昨年5月、GAKUさんとたかたかさんと私の三人で登った「群別岳~奥徳富岳」は
まだ記憶に新しく昨日のように蘇る。天候にも恵まれた贅沢な2泊3日の山行だった。
あの山行も2度のリベンジが失敗し3度目のリベンジでようやく登頂しただけに忘れられない
山行となったことは今回と同じである。
きっと全員が充実感一杯の気持ちで足取りは軽かったと思う。
尾根から沢への下り、アイゼン組が先に降りスキー組はシールを外して慎重にジグを切る。
クラスト気味の急斜面、転ぶと下まで・・・という恐怖心が働きスピードは出せない場面だ。
それでもある程度降りて傾斜が緩むと目の前に広がる日本海に向けてターンを切る楽しさは
格別だった。
充実感一杯に漂う下り・・・
いつか登ってみたい雄冬山の北に位置する「天狗岳(973m)」
お疲れ様でしたぁ~ 山屋GAKUさんの哀愁が漂う・・・
★ GAKUさん、次なる挑戦を待っていますよ・・・
15:30 登山口到着
天気予報通り、昼からの方がより天気が回復し沢に降りる頃から快晴になった。
気温も上がり雪は腐り始めて来たが、登り返しの無いようルートを選びながらスキーを
楽しんだ下りだった。
下りはホントに早い。
標高差1000mもあっと言う間で振り返って見上げる尾根があれほど高いのかと思いつつ、
そこから下って来た事が今でも信じられない。
雪山の醍醐味と言っては大げさかも知れないが、スキーの威力に改めて気が付く山行でもあった。
来月には76歳を迎えるGAKUさん。
山に登ろうとする気力と体力そして実行力には脱帽する。
これを師として自分もこうありたいと望み、安全にそして気力を持ち続ける山登りがしたいと思っている。
GAKUさんの次なる挑戦を待ちまた一緒に登れる事を楽しみにしています。
皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございましたぁ~。
※ 遅くなりましたが 3/29 ようやくアップを終了します。
■ 山 行 日 2016年3月22日(火) 曇りのち晴れ
■ ル ー ト ケマフレ集落跡~オフユ川~西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー GAKUさん、俊さん、松ちゃん、たかたかさん、山下さん、エバ
■ 登 山 形 態 山スキー&アイゼン登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「雄冬」「別苅」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「雄冬岳 オフユダケ」
■ コースタイム 登り 6時間30分 下り 2時間20分
※ 今回のコースタイムについては、参考にしないで下さい。(特に登りタイム)
<登り>
06:00 ケマフレ集落跡地出発
06:30~07:00 C200付近 スキーアクシデント
07:45~55 C380付近 休憩
10:50 C1050付近 稜線上
12:30 雄冬山頂上
<下り>
12:40 下山開始
13:00~15 コル(スキーデポ地点) 休憩
13:20 1075ピーク
13:30 稜線上スキーシール外す
15:00 ケマフレ集落跡登山口
同行したたかたかさんのGPSログをお借りして編集しました
★ 結集力・・・
この山行の主役であり、リーダーGAKU@神奈川さんは、
当サイトにも度々登場していますが、とにかく北海道の山、大好きじいちゃんです。
今回の来道は、3月の三段山オフミに初参加する事と自身がメインと考える
「雄冬山バリエーションルート」を登るためだったようです。
HYML(北海道の山メーリングリスト)のMLにその旨の内容が流れると、すぐに反応するのが
HYMLの結集力でしょうか。早々同行を希望する数名が名乗りを上げその一人が私でした。
★ 前夜のハプニング・・・
21日、決めていた集合場所は浜益トンネル出口の駐車場。「白銀の滝」とトイレもある駐車場で
登山口まで3キロ手前の適地だった。到着後、テントも張って早々ホテルハイエースで安着の
宴が始まった。
その時である。コンコンと窓を叩く音がして外から声が聞こえる。
「すいませ~ん。ここには停められませんので移動をお願いします・・・」と言う作業員姿の人だ。
国道231号線雄冬地区のトンネル工事で21時から翌朝7時まで通行止めになるためその外方に
居なければ明日の集合時間には間に合わないという事情があった。
駐車した場所はその外方だと思っていたが、実は工事関係者の駐車場所であり時間内は
閉鎖するらしい。
移動を余儀なくされ、テントを撤収し1キロほど北に走ると道路脇に駐車帯を見つける。
再びテントを張って、再び安着の宴を始めるも時間は20:30過ぎになった。
それでも明日の山行を願って車内の宴も盛り上がり短くも楽しい時間を過ごした。
ホテルハイエースでの宴会・・・(俊さんより提供)
【3月22日(火)】
★ 半信半疑・・・
登山口5:30集合に合わせて起床するも夜中の強風は半端なかった。
こんな風ならもう絶対無理・・・と思っていたのは私だけではなかったようだが、取り敢えず朝食を
済ませてテントを撤収し、登山口に向かってGAKUさんと合流する事にした。
私的には決行出来るか半信半疑だったが、登山口に着くと嘘のように風は弱かった・・・。
GAKUさんと合流し、自然と決行になったのは言うまでもなかった。
登山口となった雄冬ケマフレ地区集落跡(廃屋) 標高30m
駐車場所からギリギリスキーを履いて出発・・・
★ 廃屋のケマフレ集落跡・・・
雄冬市街地から2キロほど北上したところにケマフレ川がありその周辺に数件の民家跡がある。
そのすべてが廃屋で痛々しい限りだったが、今回はここが登山口となり使わせて頂けることに
感謝する。
6:00 出発
幸いにも登山口からスキーで歩ける残雪があった。
標高30mからのスタート、標高差は約1160mあるので簡単な山行ではない。覚悟しての出発だ。
出発はケマフレ集落も基本ルートはその南に流れるオフユ川左股沢を辿る。
標高500m位までは複雑な地形の中、ケマフレ川とオフユ川の中間尾根を辿るが小沢も入り組み
ルート取りは難しいと感じた。GPSを持たない私だけなら慎重になるルート取りだが今回は
メンバーの多くがGPSを持っているので「お任せ」で安心だ。それでも一時ルート修正する場面もあり
オフユ川左股沢に着いた時は安堵した。
最初にぶつかった急斜面の登り・・・
広い尾根上での一枚・・・GAKUさんと俊さん
★ ハイライト&核心部・・・
9:15 オフユ川左股沢500m付近
出発して約3時間、ようやくオフユ川左股沢の源頭部に着く。
沢は雪で埋まっているが両サイドはV字形の急斜面でクラスト気味。
地形図を見ると行程の半分まで来ていていよいよこのルートのハイライトを迎えるかと思うと
胸の高ぶりを感じる瞬間だった。振り返れば青い日本海と共に空の青さも広がりこんな場所に
居られる幸せ感がふつふつと沸いて来た。
目の前には雄冬山から派生する西尾根が要塞の様に立ちはだかり、源頭から尾根まで広がった
急斜面のどこを登ればいいのか躊躇しそうだ。
GAKUさんと俊さんはここでスキーをデポしてアイゼンを装着する。
私とまっちゃん、たかたかさんはスキーアイゼンを付けてこの急斜面に挑む。
山下さんはツボ足からアイゼンを付けて直登だ!
標高差は、500m以上ある。目指す尾根を頂上に近い左側と決めそれぞれのペースで登って行く。
この登りが最大の核心部と言えよう!
メインのオフユ川に来るまでちょっと苦労もあったが、いよいよ核心部が近づく・・
オフユ川上流部の東斜面で休憩する二人・・・
ルート最大の核心部?オフユ川源頭部から稜線まで 3人はスキーアイゼン、3人はアイゼンで登行
一部カリカリの急斜面も小気味よくスキーアイゼンの威力を発揮した場面だ・・
★ 登頂近し・・・
10:50 C1050稜線上
5時間近く掛かってようやく1000mの稜線上に登り、恐怖心から解放された。
さすがに風は強くなり時々吹雪いたり急に止んで晴れたりの繰り返しだ。
広い尾根から望む日本海や雄冬と岩尾別の海岸線がきれいだった。
北にはまだ未踏の天狗岳(973m)が堂々と鎮座し存在感を示していた。
南側には浜益御殿と浜益岳を望み、時々群別岳の鋭鋒も顔を見せてくれる絶景の尾根だった。
スキーアイゼンを外しシールだけで歩ける平坦な尾根。
ハイ松が顔を出し始めているが登行にはさほど影響はなかった。
主役のGAKUさんも頑張って稜線に上がり全員そろって頂上を目指す。
P1075から望む雄冬山は、どっしりとした三角形で格好が良かった。
稜線に上がると広い尾根上となるも風が強く時々吹雪く・・・
稜線に登った仲間を振り返ると真っ青な日本海とのコントラストにちょっと感動・・
見下ろす場所は、増毛町岩老地区の岩尾温泉付近・・・
いよいよ頂上が近くなり登頂が現実味を帯びて来た・・・もうハイ松が顔を出し始める
P1075から目の前の雄冬山を望む・・・
コルでスキーをデポし全員がアイゼンで登る・・・
頂上手前は急峻な痩せ尾根で南斜面を慎重にトラバースして登る・・
頂上台地からはGAKUさんを先頭にもう一息だ!!
★ 感激の登頂!・・・
12:30 雄冬山頂上
西尾根から頂上台地に登ると広く平坦な場所。頂上と三角点はその南端だが標識などは無い。
GAKUさんを先頭に一歩一歩前進すると、少しだけハイ松が顔を出したポコがあり遂に頂上に着いた。
全員でGAKUさんを囲み感激の登頂を喜び合い、握手する。
言葉にならないほど嬉しかったのはご本人のGAKUさんだったかも知れない。
ご自身が計画した登行時間通り、登り6時間30分を掛けての登頂には感慨深いものがあるだろう。
ついに初登頂、感激するGAKUさん!・・・
ずっとGAKUさんをサポートしながら一緒に登って来た俊さん!お疲れ様でした。
3/22 雄冬山(1197m)頂上にて
★ 忘れられない山行に・・・
12:40 下山開始
僅か10分間の滞在も風が強く寒いので写真だけ撮って下山を開始する。
10分間の絶景には主峰・暑寒別岳を始め西暑寒岳、群別岳、浜益岳、浜益御殿などを
堪能し脳裏に焼き付けた。
思えば昨年5月、GAKUさんとたかたかさんと私の三人で登った「群別岳~奥徳富岳」は
まだ記憶に新しく昨日のように蘇る。天候にも恵まれた贅沢な2泊3日の山行だった。
あの山行も2度のリベンジが失敗し3度目のリベンジでようやく登頂しただけに忘れられない
山行となったことは今回と同じである。
きっと全員が充実感一杯の気持ちで足取りは軽かったと思う。
尾根から沢への下り、アイゼン組が先に降りスキー組はシールを外して慎重にジグを切る。
クラスト気味の急斜面、転ぶと下まで・・・という恐怖心が働きスピードは出せない場面だ。
それでもある程度降りて傾斜が緩むと目の前に広がる日本海に向けてターンを切る楽しさは
格別だった。
充実感一杯に漂う下り・・・
いつか登ってみたい雄冬山の北に位置する「天狗岳(973m)」
お疲れ様でしたぁ~ 山屋GAKUさんの哀愁が漂う・・・
★ GAKUさん、次なる挑戦を待っていますよ・・・
15:30 登山口到着
天気予報通り、昼からの方がより天気が回復し沢に降りる頃から快晴になった。
気温も上がり雪は腐り始めて来たが、登り返しの無いようルートを選びながらスキーを
楽しんだ下りだった。
下りはホントに早い。
標高差1000mもあっと言う間で振り返って見上げる尾根があれほど高いのかと思いつつ、
そこから下って来た事が今でも信じられない。
雪山の醍醐味と言っては大げさかも知れないが、スキーの威力に改めて気が付く山行でもあった。
来月には76歳を迎えるGAKUさん。
山に登ろうとする気力と体力そして実行力には脱帽する。
これを師として自分もこうありたいと望み、安全にそして気力を持ち続ける山登りがしたいと思っている。
GAKUさんの次なる挑戦を待ちまた一緒に登れる事を楽しみにしています。
皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございましたぁ~。
※ 遅くなりましたが 3/29 ようやくアップを終了します。