エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

岳友ko玉さんの大偉業達成に同行!

2016年08月07日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
北海道の山全山1594座完登記念山行に同行
みんなと登りたいだから・・長沼町の長官山 (254m)
Ko玉さん偉業達成おめでとう!
■ 山 行 日     2016年8月6日(土)
■ コ ー ス      馬追温泉コース 往復
■ メ ン バ ー     31名
■ 登 山 形 態      登山道
■ 地 形 図      1/25000地形図  「長沼」「栗山」
■ 三角点・点名     三角点・点名無し 標高点のみ
■ コースタイム     登り 30分   下り 25分


8/6 記念山行の後に企画された祝賀会会場にて参加者全員での集合写真   (追分ホテルわたなべ)

★ 前人未踏の北海道全山登頂・・・
HYML(北海道の山メーリングリスト)の会員 「Ko玉さん」のハンドルネームで呼ばれている
児玉保則さんがこの日多くの仲間と共に踏んだ北海道全山最後の1594座目が「長官山」だった。

北海道全山とは・・・日本山名辞典(三省堂)に載っている北海道の山名が付いた全ての山をいう。
しかし、その数は1376座。児玉さんはその他にも218座を加えた1594座を全山とカウントする。

これまでにまだ誰も成し得ていない偉業の達成であり、これからもこの記録に並ぶ人は無いだろうと
前人未踏の快挙を成したと言っても過言ではない。

その児玉さんは、これらの山に独りでは挑まず必ず複数の仲間と登っているのが特徴と言える。
それは、ある意味登頂の証人者を作り写真・記録を残す事で偽りなくその記録の事実を示す事にも
なるからだ。とは言いつつ、ちょっと怖がりでシャイな一面もあり、一人では怖い?から複数で・・
と疑う輩もいる。しかし、私が知る限り動物的判断能力や読図能力にたけた超人的一面もありこの
偉業を達するに等しい力の持ち主であると称賛したい。

本人が作成した「北海道全山登頂一覧表」はA4サイズで28枚に及ぶ。
一番高い山は大雪山の旭岳2291mなのだが、一番低い山は釧路市の「御供山(おそなえやま)」
標高10mと記されていた。山と記された以上標高に関係なく山とカウントしそこを登る。
道が無ければ藪を漕ぎ、藪が酷ければ冬に挑む、沢があればそこをルートにこれまで登って来た。
パラパラっとページをめくればあっという間の28ページかも知れないが、一つ一つの山名を追っていくと
その数の多さを実感しこの記録の凄さを物語っているようだった。

最後の山を標高254mの長官山としたのは、これまで共に登って来た同行者を始め多くの仲間と
一緒に登りたいと言う自身の思いとその近くの宿でみんなと祝いたいとする強い希望があったと言う。
その意を汲む形で兼ねてから世話人と称するメンバーが計画を進め開催された記念山行と祝賀会。
微力ながら私も世話人代理としてお手伝いさせて頂き準備に当たって来た。


★ 記念山行に同行・・・
HYMLらしく記念山行への参加募集はML(メーリング)で呼び掛けた。
参加者は総勢31名+新聞記者1名の32名となる。
12:30 登山口集合も待ち切れない一部の参加者は早めに到着し、
馬追丘陵の「靜台」に登る余裕もあった。

13:00 出発を前に登山口で記念山行についての説明をしているのは、世話人代理の私でした。
天気は良過ぎるほどの快晴、気温もうなぎ上りに30度越えだったが、登山道は樹林帯で助かった。
このコースは登り約30分とお手頃。お約束として児玉さんには最後部で歩いて頂く。
それは登頂のセレモニーでちょっとだけ準備を要するためだが、児玉さんの記念山行では
もう恒例となっているのが面白い。

<参加者・敬称略>
ko玉、saijo、yoshio、エバ、チロロ2、ヨモギ、いさむ、北のカモシカ、ナミ、モコ、サイ、板倉
明田、米山、大岡、薮内、山ちゃん、斜里岳大好き、fujimoto、たかやなぎ東京、たかしん、ぽっさん
ゆきだるま、kon、teji、ナッキー、まっちゃん、かすみ草、野田、小野、長谷川+新聞記者



登山口前で山行の説明をする私・・・ (写真提供 fujimotoさん)


31名の参加で行列をなして出発するメンバーたち


今シーズンの最高気温を記録した道内でも木陰の樹林道に助けられる・・・

★ 恒例・登頂セレモニー・・・
13:30 長官山頂上
主役の児玉さんはまだ登頂せず、少し手前で待って頂きセレモニーの準備を急ぐ。
頂上手前に並んだ同行者が向かい合って手を伸ばしトンネルを作るといよいよ主役の登場。
トンネルをくぐって出たところに頂上標識がある・・・という設定だ。
そして全員でバンザイ\(^o^)/!!したのが下の写真でした。

展望台では、サプライズの登頂記念ケーキも用意されたり、ワインの提供もあって乾杯で盛り上がる。
大勢の仲間とこの偉業達成の瞬間を過ごし感無量の心境だろうと推察するも普段の児玉さんは
少人数で藪を漕ぎボロボロの服を着て登頂しているだけに大勢の中の自分が主役とあっては
ちょっと照れまくるシャイな一面は隠せない。

皆さんに「おめでとう!」と声を掛けられ握手をしたり写真を撮ったりと貸切の頂上は賑やかだった。

14:20 下山開始
下りもあっという間でお話しながら降りている内にもう登山口に着いてしまった気がする。



撮影者の注文で色んなポーズで記念写真・・・


記念撮影後、頂上展望台に登るも全員が登り切れず・・・


ついに1594座目となった長官山に登頂・・用意された横断幕は仲間の手作りです


頂上展望台から撮った集合写真も盛り上がったシーンでした・・


まったく知らされていない頂上ケーキに困惑?児玉さん!


サプライズな頂上ケーキは、モコさんとsaijoさんからのお祝いでしたぁ~ (写真提供 モコさん)


次は、秀岳荘小野社長からのワインサプライズで乾杯!!


私と児玉さんとのツーショットです

祝賀会深夜まで・・・
                          会場 追分ホテルわたなべ
★ 全山登頂記念祝賀会・・・
記念山行を終えて現地解散となる。
一部の参加者はここで帰宅する方も居たり、次の祝賀会から参加するメンバーも居る。
会場は、安平町追分駅前のホテル「わたなべ」で準備させて頂いた。

祝賀会は17:00~
当ホテル2階のホールを貸し切っての開催だった。

祝賀会の参加者は32名。
記念山行には参加出来なかったganさんと俊さんそして函館からguchiパパこと坂口さんが加わり
宴会の進行や祝辞などをお願いして盛り上げて頂いた。
また祝賀会はもう一つHYMLの「追分オフミ」としての懇親会も兼ねていたので参加者の中には
児玉さんと初対面の方も居るが、本来インターネット上の山情報リストなので、ここで始めて会って
親交を深めて頂くことで意味のある祝宴なのだと児玉さんにも快く了解を得てのオフミとなった。

前後するが、受付時には児玉さんが自ら発案し、秀岳荘に依頼して作成した「記念トートバック」を
安価で提供しそのデザインはモコさんが描いたものでした。
トートバックは即日完売したが、どうしてもほしい・・・と言う方は相談に乗ってくれる児玉さんだ。

さて、祝宴の方は20:00までの3時間を設定させて頂いたが当然の如く時間は足りなかった。
飲んだアルコールはすべて参加者の持ち込みと温かい寄贈によるものだったが、余るほどの量に
驚いたのは私だけではない。

そして、二次会はホテルで一番広い部屋を選んで開催したが入れ切れない人数が参加する盛況ぶり。
時間と共に一人二人と減ってはいったが、いつもながら最後まで残っているメンバーに私が居た事は
間違いない(苦笑)

二次会場も本来は宿泊する部屋だったが、何故か部屋割りしたメンバーはこの部屋に居なかった?
大変ご迷惑を掛けた事が反省の一点だった。

深夜まで続いた二次会でしたが、児玉さんも最後までお付き合い下さりちょっとお疲れだったかも
知れない。



祝賀会会場に張った手作り横断幕はモコさんとyoshioさんの力作です・・


本日の主賓あいさつ


函館から駆けつけてくれた坂口さんの祝辞あいさつ


祝賀会会場のホテル2階ホール

★ 記念山行オリジナルトートバック・・・