エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

ようやく始動! 初山・初滑りは紋別岳 (865.8m)

2017年01月07日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
2017 初山・初滑り・・紋 別 岳 (865.8m)
■ 山 行 日    2017年1月6日(金)   日帰り
■ コ ー ス   NTT車道コース
■ メ ン バ ー    夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態    山スキー
■ 地 形 図    1/25000地形図  「支笏湖温泉」
■ 三角点・点名   二等三角点・点名「紋別岳 モンベツダケ」 静かな山の意
■ コースタイム    登り 2時間20分    下り 25分
<登り>
10:45        登山口駐車場
13:05        頂上

<下り>
13:30        下山開始
13:55        登山口



唯一スマホで写した一枚です (紋別岳頂上直下にて)

皆さま 明けましておめでとうございます。
エバ夫婦、今年は6月からこれまで以上に登山が出来る環境となる予定なので
これまで以上山に登れればと自分に期待しているところです。
登りたい山の多くはマイナーな山ばかりですが、その紀行(報告)が結果として
ご訪問者に少しでもお役に立てる山情報であれば幸いです。

と言いつつも初回からデジカメにSDカードを入れ忘れ、本体に残る保存データを
引き出すためのUSBコードも紛失するという二重のアクシデントのため、今回の写真は
スマホで撮った上の写真一枚で終了とさせていただきます。


音江山 ➡(変更)朝里岳 ➡(変更)白老岳 ➡(変更)紋別岳
今年の初山と初滑りの日がようやく来たぞ!とばかりに山の選択肢に迷いながらその前日の事。
チーヤンが仕事のため夕方までに帰宅しなければならない当日の事情となる。
音江山は深川市なのでアプローチを考えると早朝の出発が必至となり敢無く中止。
次は朝里岳、チーヤンが未踏の1000m超峰だった。しかし、ここもコースタイムやアプローチなど
を考慮するとギリギリなので不安だと言う。
ならば里山的存在で何度も行っている白老岳ならOKだね!?と決定。
快晴の空の下、白老岳の登山口に到着したがいつも駐車していた林道入口の除雪が無く
その周辺にも駐車スペースが見つからなかった。・・・時間だけが過ぎて行く、ここも断念。
結局、最後に決めたのが紋別岳でここがダメならまた考えよう・・と登山口へ向かった。

登山口に着くとすでに3台の車が停まっていてそれらしきスノーシューのトレースがあった。
NTTの車道は除雪しておらずフカフカな新雪が15cm~20cmほど積もっていて登行意欲が高まる。
早々準備して出発。10時45分になっていた・・・
眩しいほどの快晴・無風そしてフカフカの新雪、意外にも積雪が多く驚く。
更にトレース泥棒。これ以上ないという条件で登れるチャンスに初山が私たちの初登山である
紋別岳という事も「何かの運命か?」と感じたスタートだった。


頂上下のオープンバーンが気になる・・・
休憩を挟みながらのんびりと歩を進め今年最初の山スキーの感触を味わっていた。
登り始めから紋別岳の山頂が青空に映えてくっきりと望み、初山がこんなに気持ち良くスタート
出来たことが嬉しかった。なんだかんだ変更に次ぐ変更だったが来て見れば好条件の山となり
結果ヨシ・・・運が良いかもとポジティブな夫婦だ。
ただこの時はまだデジカメにSDカードが入っていない事も知らず写真だけは撮っていた・・

登山口から山頂まで車道距離は約5㎞ある。比較的緩斜度で滑り降りて来るだけでも
それなりに楽しめるが、ふと山頂を見上げると直下にオープンバーンになった広い斜面を見つけた。
その下には車道があり、かなりコースをショートカットすることが出来そうだった。
その斜面と車道が出合う地点で下山するスノーシューの二人組が丁度オープンバーンから降りて
来て出会う。話はしなかったが「これは使える斜面だ・・」とニンマリした。

更に車道を進み、途中から頂上に繋がっている送電線下の尾根上を登る事にした。
すでにトレースもあり、ありがたく使わせて頂きそのまま頂上へ到着する。

先行者は3パーティー。2・1・2の5名で全員スノーシューだった。
私たちが登頂したとき山頂には誰も居ず貸切となるも、後に山スキーで登って来た単独の
男性と出会う。トレースのお礼を言われたが、私たちもスノーシューのトレースを頼りに
登った来たと苦笑いして応えた。

会話少ないまま、登頂写真を撮り行動食を摘んで早々に下山。
気になるオープンバーンへ山頂直下から初のシュプール?を描きながら下降する。

スノーシューのトレースはオープンバーンの斜面は下りずに小尾根から沢状の淵を辿っていた。
私たちはオープンバーンの上から見下ろし一番障害物の無い中央斜面を選んだが、今にも
雪崩そうな急斜面で華麗なシュプールは描けなかった・・。
でも初山スキーとしては一瞬の斜面を楽しみ無事車道に降りられ、気になっていたこの斜面を
制した感じで満足だった。

車道からはほぼ下り、止まらずに滑り降りれば10分も掛からずに登山口となるほど
快調なコンディションの雪質だった。登山口近くでは車道から外れてショートカットしまた車道へを
二度ほど繰り返し登山口に着く。
下りは僅か25分だったから笑える・・。


紋別岳の初山・初滑りは、山ご無沙汰の初老夫婦にとっては丁度良いトレーニングとなりました。


★ 1/11 編集・加筆しました・・。