2010年以来の再訪もガスで視界ゼロ・・・
カルルス山(1075m)~来馬岳(1040m)
景色は無いが、山の宝物探しに終始わき見登山
■ 山 行 日 2019年6月7日(金) 日帰り
■ コ ー ス オロフレ峠コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №18
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「カルルス温泉」
■ 三角点・点名 カルルス山 三角点無し 標高点のみ
来馬岳 二等三角点 点名「来馬岳 ライバダケ」
■ コースタイム 登り 2時間20分 下り 2時間10分
(休憩と山菜取りが含むのでタイムは参考になりません・・・)
<登り>
08:30 登山開始
09:25 カルルス山分岐(登山ポスト)
09:28~40 カルルス山(1075m)
09:45 バケモノ山分岐通過
10:50 来馬岳(1040m)頂上
<下り>
11:05 下山開始
12:05 バケモノ山分岐
廃道化しているので戻る
12:15 分岐
12:20 カルルス山分岐
13:15 登山口駐車場
★ 恒例・・・
17年と18年この時期連続でオロフレ山に訪れては沿道に咲く花々を楽しみに歩く
ようになった。そして、今年もゲートが開く情報を得て少しでも早く訪れシラネアオ
イの群落に期待してこの日を選んだ。
過去2回のオロフレ山は、6/15と6/20で天候には恵まれながらも、シラネア
オイはすでに終期となり僅かに残る小さな群落を見られるのがせいぜいだった。また
当初から計画していた来馬岳とのセット登山が、時々の心境で呆気無く中止になり帰
路を急いでしまったのも気になるところだった。
恒例にしたいこの時期のオロフレ山周辺登山は、来馬岳とセットで、と思っていたの
で今年は是非実現したいと思っていた。しかし、現地に着くと視界のほとんどない濃
霧で峠駐車場に入るにも徐行してようやく停めた状態だった。そこで今回は、来馬岳
に登ってから天候の回復に期待し、オロフレ山に登ろうと順序を逆にしてセット登山
に望んだ。
登山口からすぐ上の斜面に咲くチングルマの群落地
満開のチングルマにテンションは上がる・・・
シラネアオイも良いが、こんな近くでのチングルマもなかなか良い
イワカガミも多い山域、微妙な色の変化も楽しめる・・・
ウコンウツギも開花し始めまだ蕾も多い
ハクサンチドリ
ミツバオウレン
登山口から1時間ほどでカルルス山分岐とポストに到着
分岐標識
★ カルルス山、9年ぶり2度目の再訪・・・
順序を変えて登り始めた来馬岳へのルート上にカルルス山がある。
この山の誕生にはオロフレ峠の登山口からかつて1077mピーク(通称バケモノ山)に
ある人物が登山道を開削し、山頂碑も建てたらしいが、頂上は支笏洞爺国立公園内にあ
る事から本来勝手に登山道を開削したり工作物を立てることは許されていなかった。
それに対し森林管理署や環境省の意向により、2009年に登別山岳会がオロフレ峠か
ら来馬岳への登山道を1077mピークから約300m西側の国立公園区域外に位置す
る1075mピークに変更し、この無名峰を「カルルス山」と命名したものらしい。
(一人歩きの北海道山紀行HPからの抜粋です)
現在もバケモノ山には、山頂標識もあり登った人の軌跡もアップされているが、実際
のルートは不明瞭で迷い易いので、興味本位で立ち寄るのはお勧め出来ない。この山に
関してはこのまま廃道化を進めるか新たな開削を講じて正式な山として認定するのか、
まだ議論の残るところだろうか?
立派な頂上標識のあるカルルス山頂上
2019.6.7 カルルス山(1075m) 9年ぶり2度目の登頂
★ 来馬岳へ・・・
YAMAPのGPSログには、バケモノ山への軌跡もアップされていた。カルルス山
手前とカルルス山分岐から来馬岳へ途中にもバケモノ山への分岐らしき軌跡と踏み跡
があった。下りで時間があれば、調査のため偵察する事にしてまずは来馬岳へ・・。
登山道は、昨年と思われる整備された痕跡があり比較的歩き易かった。
ただ、距離もあるので一部だけだが登山道に笹が覆い被さる場所もあり整備された方
々の事情が手に取るように感じた。
相変わらずガスの登山路歩きで、興味を引くのは「タケノコ」オンリー・・・
根曲がりダケが出て来るとついその奥に目線が行ってしまう。
一本二本と見付け採ってはボッケに溜まって行く。ならばとポリ袋を出して本格採取。
完全に脇見登山・・・
前方が赤信号でも気づかずに前進していたかも知れない(笑)・・・
登山道の濃霧が神秘的な様相に思え、気が付いたらシャッターを切っていた・・
カルルス山~来馬岳への登山道・・・濃霧は解消せず視界は全くない
タチツボスミレ・・・スミレの種類は多く判別は難しいので別のスミレである場合もある
ツマトリソウ
マイズルソウの蕾
★ 頂上のシラネアオイ・・・
オロフレ峠の展望台からカルルス山、来馬岳への登山路は南に延びる稜線上を辿るが
灌木と笹原の中に開削された登山道になっている。小さなアップダウンも何度かあり
変化に富んではいるが、ガスの日は展望も無く淡々とした歩行に終始した。こんな時
癒されるのが沿道の花々なのだが、目を引く花は少ないもののスミレやツマトリソウ
ツバメオモトなどが所々に点在し、足を止めて小休止。
それでも1時間ほど歩くと上空が明るくなって頂上が近づいている事を感じ取れる。
更に沿道にはシラネアオイの葉が目立ち始めるが、ほとんど花期を終えたものばかり
でガッカリ。
しかし、諦めかけて頂上に着いた途端景色は一変した!
頂上直下、北側の斜面にシラネアオイの群落があったのだ。終期とは言え感動する花
咲く群落がそこにあった。ホッと胸を撫でおろし、単調だった登行が一掃した。
シラネアオイ・・・来馬岳の頂上に咲く
初めて知っ来馬岳頂上の群落・・・
ガスの来馬岳(1040m)頂上・・・2年ぶり4回目の登頂
カルルス山(1075m)~来馬岳(1040m)
景色は無いが、山の宝物探しに終始わき見登山
■ 山 行 日 2019年6月7日(金) 日帰り
■ コ ー ス オロフレ峠コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №18
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「カルルス温泉」
■ 三角点・点名 カルルス山 三角点無し 標高点のみ
来馬岳 二等三角点 点名「来馬岳 ライバダケ」
■ コースタイム 登り 2時間20分 下り 2時間10分
(休憩と山菜取りが含むのでタイムは参考になりません・・・)
<登り>
08:30 登山開始
09:25 カルルス山分岐(登山ポスト)
09:28~40 カルルス山(1075m)
09:45 バケモノ山分岐通過
10:50 来馬岳(1040m)頂上
<下り>
11:05 下山開始
12:05 バケモノ山分岐
廃道化しているので戻る
12:15 分岐
12:20 カルルス山分岐
13:15 登山口駐車場
★ 恒例・・・
17年と18年この時期連続でオロフレ山に訪れては沿道に咲く花々を楽しみに歩く
ようになった。そして、今年もゲートが開く情報を得て少しでも早く訪れシラネアオ
イの群落に期待してこの日を選んだ。
過去2回のオロフレ山は、6/15と6/20で天候には恵まれながらも、シラネア
オイはすでに終期となり僅かに残る小さな群落を見られるのがせいぜいだった。また
当初から計画していた来馬岳とのセット登山が、時々の心境で呆気無く中止になり帰
路を急いでしまったのも気になるところだった。
恒例にしたいこの時期のオロフレ山周辺登山は、来馬岳とセットで、と思っていたの
で今年は是非実現したいと思っていた。しかし、現地に着くと視界のほとんどない濃
霧で峠駐車場に入るにも徐行してようやく停めた状態だった。そこで今回は、来馬岳
に登ってから天候の回復に期待し、オロフレ山に登ろうと順序を逆にしてセット登山
に望んだ。
登山口からすぐ上の斜面に咲くチングルマの群落地
満開のチングルマにテンションは上がる・・・
シラネアオイも良いが、こんな近くでのチングルマもなかなか良い
イワカガミも多い山域、微妙な色の変化も楽しめる・・・
ウコンウツギも開花し始めまだ蕾も多い
ハクサンチドリ
ミツバオウレン
登山口から1時間ほどでカルルス山分岐とポストに到着
分岐標識
★ カルルス山、9年ぶり2度目の再訪・・・
順序を変えて登り始めた来馬岳へのルート上にカルルス山がある。
この山の誕生にはオロフレ峠の登山口からかつて1077mピーク(通称バケモノ山)に
ある人物が登山道を開削し、山頂碑も建てたらしいが、頂上は支笏洞爺国立公園内にあ
る事から本来勝手に登山道を開削したり工作物を立てることは許されていなかった。
それに対し森林管理署や環境省の意向により、2009年に登別山岳会がオロフレ峠か
ら来馬岳への登山道を1077mピークから約300m西側の国立公園区域外に位置す
る1075mピークに変更し、この無名峰を「カルルス山」と命名したものらしい。
(一人歩きの北海道山紀行HPからの抜粋です)
現在もバケモノ山には、山頂標識もあり登った人の軌跡もアップされているが、実際
のルートは不明瞭で迷い易いので、興味本位で立ち寄るのはお勧め出来ない。この山に
関してはこのまま廃道化を進めるか新たな開削を講じて正式な山として認定するのか、
まだ議論の残るところだろうか?
立派な頂上標識のあるカルルス山頂上
2019.6.7 カルルス山(1075m) 9年ぶり2度目の登頂
★ 来馬岳へ・・・
YAMAPのGPSログには、バケモノ山への軌跡もアップされていた。カルルス山
手前とカルルス山分岐から来馬岳へ途中にもバケモノ山への分岐らしき軌跡と踏み跡
があった。下りで時間があれば、調査のため偵察する事にしてまずは来馬岳へ・・。
登山道は、昨年と思われる整備された痕跡があり比較的歩き易かった。
ただ、距離もあるので一部だけだが登山道に笹が覆い被さる場所もあり整備された方
々の事情が手に取るように感じた。
相変わらずガスの登山路歩きで、興味を引くのは「タケノコ」オンリー・・・
根曲がりダケが出て来るとついその奥に目線が行ってしまう。
一本二本と見付け採ってはボッケに溜まって行く。ならばとポリ袋を出して本格採取。
完全に脇見登山・・・
前方が赤信号でも気づかずに前進していたかも知れない(笑)・・・
登山道の濃霧が神秘的な様相に思え、気が付いたらシャッターを切っていた・・
カルルス山~来馬岳への登山道・・・濃霧は解消せず視界は全くない
タチツボスミレ・・・スミレの種類は多く判別は難しいので別のスミレである場合もある
ツマトリソウ
マイズルソウの蕾
★ 頂上のシラネアオイ・・・
オロフレ峠の展望台からカルルス山、来馬岳への登山路は南に延びる稜線上を辿るが
灌木と笹原の中に開削された登山道になっている。小さなアップダウンも何度かあり
変化に富んではいるが、ガスの日は展望も無く淡々とした歩行に終始した。こんな時
癒されるのが沿道の花々なのだが、目を引く花は少ないもののスミレやツマトリソウ
ツバメオモトなどが所々に点在し、足を止めて小休止。
それでも1時間ほど歩くと上空が明るくなって頂上が近づいている事を感じ取れる。
更に沿道にはシラネアオイの葉が目立ち始めるが、ほとんど花期を終えたものばかり
でガッカリ。
しかし、諦めかけて頂上に着いた途端景色は一変した!
頂上直下、北側の斜面にシラネアオイの群落があったのだ。終期とは言え感動する花
咲く群落がそこにあった。ホッと胸を撫でおろし、単調だった登行が一掃した。
シラネアオイ・・・来馬岳の頂上に咲く
初めて知っ来馬岳頂上の群落・・・
ガスの来馬岳(1040m)頂上・・・2年ぶり4回目の登頂