エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

生きがいを得るための就業

2021年04月13日 | 定年後の生活
身近にあった意外な仕事・・・
生きがいを得るための就業

★ シルバー人材センター・・・
「シルバー人材センター」という言葉は、現役時代から聞いたことはあったが、実際どういう
ところなのかほとんど知らずに過ごしていた。退職して以降、就活するつもりも無かったが、
偶然目に留まったのをキッカケに、取り敢えず調べて見る事にした。(・・暇なので)

基本的には、高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、 地域社会の活性化に貢献す
る組織である事。原則として市(区)町村単位に置かれており、都道府県知事の指定を受けた
社団法人で、 それぞれが独立した運営をしている事。と分かる。

では、わが町にシルバー人材センターがあるのだろうかとネット検索すると、あるではないか。
事務所は、安平町早来と追分の二箇所にあってその一つ追分の事務所は、鹿公園の入口に建つ
ログハウスだった。この建物はキャンプ場の受付場所でもあり、実際にキャンプをする時には
ここで受付をしたし、それがシルバー人材センターの高年齢者である事は知らなかった。

「えっ?」と思いながら、徐々に詳しく知りたくなり直接事務所のログハウスを訪ねる快挙に
出たのは、退職した月で昨年の12月の事である!




★ 自分に合わせた仕事・・・
定年退職者の高年齢者とは、実際何歳の事を言うのだろう。とその疑問を率直に事務所で聞い
て見た。すると概ね60歳から登録される方が多いが、それ以下でも登録は可能だと言う。

次は、具体的にどんな仕事があり、賃金はいくらかも図々しく聞いて見る。
それは、自治体毎で内容も賃金単価も違うようだが、安平町でも仕事の内容によって細かく賃
金体系は決められ、それを出来る方が就業すれば良いらしいと分かる。

つまり自分のライフスタイルに合わせて「臨時的かつ短期的な業務」を行い、それがボランテ
ィア活動をはじめとするさまざまな社会参加を通じて、高年齢者の健康で生きがいのある生活
の実現と、地域社会の福祉の向上と活性化に貢献する事になる。というのが、コンセプトにあ
るようだ。

やりたい業務をやりたい時に・・・
なので、安定した収入は保証されないし色々な社会保障制度も厚生年金などとも関係なく端的
な「アルバイト」と考えれば良いのだと分かって来た。


★ 体験登録・・・
12月から3月上旬は、登山に行くとしても「厳冬期」となり年々厳しさを感じる歳だった。
この時期、シルバー人材センターに依頼された業務は「除雪作業」が主で、シーズン平均で数
回の依頼があるそうだ。安平町の場合、積雪10㎝以上で「作業依頼」の契約があり6:00
~10:00の時間帯を中心に決められた場所の除雪をするという。

実際雪の少ない安平町なので、シーズン中数回しかないなら、ライフスタイルが崩れる事も無
いし、働けばその分の収入もあるのなら、遊ぶため (登山のため) の足しになるかも?と、体験
のつもりで登録する事にした。

登録早々昨年12月には2回、1月から3月まで6回、合計8回の作業依頼があった。
すべて早朝出勤だし、-20℃を超える厳寒の日もあったが、大勢のチームで行う除雪作業も
無理なく楽しく行う事が出来たし、その分の収入はありがたかった。

その間、いつものように夫婦登山も出来たし、山友からのお誘いにも応えられて自分たちのラ
イフスタイルはそのままに「意外な仕事」を知って良かったと思った。


★ 年金生活のプラス効果に・・・
趣味として覚えた「チェンソー」や「刈払い機」を使う木の伐採や草刈り作業もシルバーの仕
事として依頼があるらしく、これから始まるキャンプシーズンを迎えてその受付やキャンプ場
の管理もシルバーの仕事としてあるので、自分の出来る範囲で就業して見る事にした。


年金だけの生活は、決して楽ではない。趣味の登山を三昧にする気なら到底足りるもので無く
いつかは「アルバイト」をする気でいたので、それが早々にあっただけと考えて取り敢えずや
ってみる事は必要だと思った。

これが定年後の生活にどう影響するのか?

これからも伝えて行こうと思う・・・。