エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

山納め・栗山天狗山 (329m)

2023年12月22日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)


登山納めは低山初山へ・・・栗山 天狗山(329m)
■ 山 行 日       2023年12月21日(木)  日帰り
■ コ ー ス       南角田・不動の沢林道~天狗山作業道 往復
■ メ ン バ ー        夫婦登山 №26
■ 登 山 形 態        林道歩き99%残り笹藪
■ 地 形 図       1/25000地形図  「雨霧山」
■ 三角点・点名      四等三角点  点名「天狗山 テングヤマ」
■ コースタイム      登り 1時間25分    下り 1時間05分
<登り>        
09:20      駐車地出発   -7℃ 快晴
09:35      鹿ゲート (施錠の開錠は可能)
09:48      不動の沢林道ゲート (施錠)
10:22      地形図に無い作業道分岐 (天狗山作業道)
10:35      送電線下付近~尾根取付き
10:45      天狗山 (329m) 頂上

<下り>
11:00      下山開始
11:40      不動の沢ゲート
12:05      駐車地



GPSを元に地形図に移行したルート図です・・・

★ 山納め・・・
数日前から夫婦登山の計画について話し合っていたが、「近場の里山にしよう」という事だけは決
まっていた。そして、前日には馬追丘陵の「瀞台」と「長官山」にしようと決まり準備をしていた。
しかし、当日の朝になってふと「りょうまさんが栗山天狗山に登ってたね」と呟く妻チーヤン・・。
「えっ?」と思いながらYAMAPの報告を確認して見た。すると意外に近くの山で「未踏の低山」と
分かり、地形図を用意してルートを探る。「ほとんどが林道歩きのようたが、標高は329m ある
ので面白そうだね」となり、急きょの変更。

そんな経緯で今年の山納めは「栗山天狗山」になりました。


★ アプローチ・・・
国道234号線を栗山町方面に走り、JR古山駅手前から右折。
道なりにしばらく西へ直進すると「不動の滝」の看板が目に留まりちょっと気になる。
次に立派な「多良津川橋」を渡ると道は左に大きく曲がるが、直進出来る分岐もあり直進する。
すぐに通行止めとなり道路脇に車を停めた。ここが登山口となるようだ。通行止めの先にも林道ら
しき道路が確認出来て、昨日りょうまさんたちが歩いたと見られる足跡があった。



駐車地から辿る先の様子・・・。


「通行止」の看板はあるが、雪が無ければ車でも走れる林道だった・・


こんな感じで歩く二人・・・

★ 鹿柵・・・
スタートして15分程歩くと林道上に鹿柵の扉で遮られていたが、この扉には鎖が付いていて自己
責任で開閉出来るようだ。林道右側には「多良津川」が流れ、左側には鹿柵が張り巡らされトドマ
ツの人工林が多かった。林道の北側にはゴルフ場があるので鹿対策で柵を設けたのだろうと予想出
来る。なので林道にはおびただしい鹿の足跡だらけだった。しばらく歩いた沢の分岐辺りから柵の
方向が変わり、柵無しのトドマツ人工林の林道になった。



「鹿柵の扉」


「不動の沢林道」




少しずつ高度を上げて行く・・・

★ 「天狗山林道」へ
不動の沢林道に入ると車の通った跡がずっとあって気になるが、ここは発砲禁止で狩猟が出来ない
山林なので少しだけ安心。道路は少しずつ傾斜が増して来て高度を上げて行くのが分かる。
30分強歩くと足跡は分岐の林道に進んでいるが、地形図には乗っていない道路だった。その分岐
には「天狗山作業道」という標識がトドマツに貼ってあった。目指す天狗山はもう近い。



送電線の下が尾根取付き点・・・


送電線下から見上げる小高いポコが「天狗山」


小尾根に取付き軽い笹藪を登る・・・


それなりに斜度はあるが、ほんの10分ほどの辛抱だった・・





★ 天狗山 (329m) 初登頂・・・



一応YAMAPの仕来り?に準じて点を踏む・・・


高い場所に付けられた山頂標識・・・




「天狗山 (329.5m) 」初登頂

★ 低山も初山の満足感で締めくくる・・・
登り約1時間半の登頂だったが、ほぼ99%が林道歩きの山行だった。
片道約4㎞強だったが、GPS無しでは辿り着けない複雑な地形と地図に載っていない林道が交差
すると現在地に迷うところ多しである。低山ながら歩き応えのある林道と複雑な地形を読図する事
は出来ない難しさを思い知った山行でもあった。それだけにGPS頼りではあったが、初山の登頂
に満足し山納だった。

山頂からの風景は、木々の合間から下界の街を見下ろす事も出来頂上感のある山だった。点の如く
「天狗山」と付いた名に納得である。

南東約4㎞先には、夕張市との境にある「雨霧山 (509m) 」があるが、残念ながら頂上からは見え
なかった。付近には林道・作業道が張り巡り点を求めて行けそうな山は多いかも知れない。
しかし、私には自らそれを実行する意欲も技術もないので誰かの記録があれば、参考にするだけで
ある。

さあ来年はどんな登山が出来るだろうか・・・・



頂上に立つ「トドマツの大木」