エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

49日法要を終えて・・・

2024年08月08日 | 家族
49日法要と納骨を終えて
★ 時間と節目と供養の気持ち・・・
7月28日(日) 母の49日法要と納骨の儀を無事終える事が出来た。
初七日法要から六七日法要まですべて日曜日だった事に助けられ、その間に墓誌も刻んで頂き49
日を迎える事が出来た。家族のみの法要だったが、納骨を終えた時に「父さんとまた一緒になれた
ね」とちょっと安堵の気持ちになれた気がする。

入退院を繰り返しながらも最後は脳梗塞を発症した母。約8ヶ月間の在宅介護は、見守り介護でも
あり、3食のお膳を用意して来た妻チーヤンには感謝しかない。自分の頭がおかしい。なんも分か
らん。家に帰りたい。あそこ (介護施設) には行きたくない。メシはまだか!・・・飛び交った色ん
な言葉を思い出す。偶然にも施設側の配慮で入所出来てから、在宅介護から解放されたが、ひと月
に一度の診察には、私が迎えに行って病院に付き添った。最初のころは車から降りて病院の玄関ま
で手を添えながらも自分の足で歩けていた母。冬でも夏でも寒い寒いと車椅子に座っていたが、気
が付くと頭を下げて寝ていることが多かった。待合室での待ち時間は母にとって長かったのか短か
ったのか?・・それでも、先生との会話になると愛想良くハイハイ大丈夫と笑顔で応えていたのが
不思議だった。
診察を終えて施設に戻るとわが家に帰って来たかのようにさっさと自分の部屋に戻って行く母。
「じゃまたね」と言っても病院に行った事すらもう忘れているような素振りも時々あった。

いまとなってはそれも思い出に変わる。
幼い頃からずっと言われていた「お前は長男だから親の面倒は見るんだぞ!」は、しっかりと果た
して来たつもりだが、これからは自分たちが老いていく立場となり、老後の面倒は自分たちで見る
しかない。

先祖・家族の供養は、年一回お盆の墓参りくらいだから、供養とは言えないかも知れないが、妻チ
ーヤンは毎日仏壇の供えを忘れずにしている事は知っていた。言葉には出さないが、これも感謝し
かなく甘えて来た私である。

これから一周忌、三回忌と法要は世間並みに執り行う予定でいるが、妻も私も両親を亡くし後は自
分たちの人生と老後を考えながら、孫たちの成長を見守り平穏な日々を過ごせたら幸せなのかも知
れない。

時間が経って節目節目の供養を忘れず、元気であれば山にも登って仕事も続けられたらこれ以上望
む事は無いだろう。



7月28日、お墓に納骨した時の集合写真・・・