エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

2012 ケジメの夫婦登山は安平山

2012年12月30日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
2ヶ月ぶりの夫婦登山・・・
2012 ケジメの夫婦登山安平山 (166m)

■ 山 行 日  2012年12月28日(金)  日帰り
■ ル ー ト   安平山登山道縦走路プラス
■ メ ン バ ー  夫婦登山 №22
■ 登 山 形 態  山スキー
■ 地 形 図  1/25000地形図   「追分」
■ コースタイム  登り 1時間30分  下り 10分
<登り>
スキー場駐車場 9:40--登山道縦走路口 9:45--(尾根散策)--安平山頂上 11:15

                                          (登り1時間30分)
<下り>
下山開始 11:30--(スキー場上級コース滑降)---駐車場 11:40
  (下り 10分)

★ ようやく・・・
10月29日の屋久島山行以来実に2ヶ月ぶりになる。
ようやくの夫婦登山も今年最後のチャンスとなったこの日は予報通り「快晴」で迎えてくれた。
当初の計画は「白老岳」だったが、昨夜降った降雪を放ったまま山には行けず「除雪」をしてから行く事
になった。しかし・・・色々この日の用件が出て来た。
白老岳に出掛けて下山後の風呂で汗を流し帰宅したら恐らく夕方になる。それから用件を満たすには
時間が足りない。ならば場所を変えよう・・となり、「安平山」で決定する。


★ 安平山 (あびらやま)
標高僅か166mの安平山だが、スキー場の名は「あんぺいざんスキー場」と呼ぶ。
地元の登山愛好家たちがこの山に登山道を開削し現在は3つのコースがある。
一番長い「縦走コース」を辿ると頂上まで1時間ほどだろうか・・。他にらくらくコースと直登コースが
ありそれぞれ30分、15分ほどで頂上に立てるハイキング的ルートになっている。
縦走コースを毎日散歩のように登っている地元の愛好家もいるようで時々出会う事もあった。

この日辿った縦走コースにもしっかりとトレースが残っていて最初からラッセル無しの楽チン歩行で
気が抜けそう。と言いつつエバはスタートして5分で立ち止まる。
この2ヶ月ほとんど運動らしい運動もせず夜の晩酌で飲み潰れる毎日・・(毎日ではない)
すっかり体力は落ちて腹の贅肉と中性脂肪を溜めこんでいたからしんどかった。
「えっ!!もうゼェ~ゼェ~言ってるの?」とチーヤンにも馬鹿にされる始末・・・。(情けない)



スタートして間もなくコース内に小沢を渡渉する場面が出て来る・・・


コースは基本的に北電の鉄塔作業をするための作業道を利用したもので
歩くと何度か鉄塔が目に付く。このコース最大の急登を登る。


★ 足慣らし・・・

久々の夫婦登山も今日の目的は登頂では無く「足慣らし登山」だった。
トレース通りに歩いていてはスキー登山の足慣らしにならない・・とトレースを外して新雪をラッセル
する。尾根上では縦走路以外にも散策ルートがありそちらにもトレースが残っていたので行って見る事
にした。

雑木林の中にしっかりと道が作られ眩しい日差しがとても気持ちいい。
時間もたっぷりあるのでトレースを最後まで追ってみる事にした。
縦走路の分岐から外れたトレースは次の鉄塔下まで残っていたがここで引き返したようだった。
私たちも同じように引き返し一旦縦走路に戻り更に別の散策路に入る。






★ 複雑な地形・・・
安平山は標高は低いが周辺の地形は複雑で、小高いピークや小沢が幾つもあり地形図を持って
行っても読図は意外に難しい。頂上の裏側(西側)には縦横無尽に作業道があり少し立入っただけで
現在地が判らなくなるほど。
しかし、何度となくこの周辺を散策していると一応全体図が頭に描けて現在地と地形は一致して重なる。
「この辺から右の尾根に登ろうか、たぶんここが頂上の西尾根だ」みたいな会話をしながらひざ下ほどの
ラッセルで汗を掻く。


★ 情けない・・・
本当はもう少し周辺を散策して頂上を目指すはずだったが、
情けない体力に早々と頂上に着きたくなった。

散策開始僅か1時間30分、「安平山」頂上に到着する。
スキー場は12月23日に営業を開始し、今日もスキー客がボチボチと利用しているようだった。
唯一1本あるリフトの頂上より高い位置に安平山の頂上があるので見下ろす形になる。
通常スキーヤーはここには登って来ないので下から私たちを不思議そうに見ていた。



安平山頂上からすぐ下のスキー場リフト終点を写す


下の雪原は手前スキー場、奥はパークゴルフ場そして追分市街地と夕張方面の山並みを望む

★ ケジメ・・・
ケジメ・・と言っても特別な理由がある訳ではない。
10月屋久島三昧で計画通りに山行を消化し強い思い出となって帰宅した今も感動に慕っている。
しかし、北海道に戻ってからと言うもの夫婦登山はどこへ行ってしまったのか・・・
まるで黄身の無い卵のように空っぽ状態のままだった。

何度か行くチャンスはあったし二人ともその予定でいたが、「悪天候」「所用」「大雪」などが重なって
中止止む無くでチャンスを絶たれていた。
ショウガナイと言えばそれで終わるのだが、このまま年内夫婦登山が出来ずに終わってしまうのかと
思うと非常に淋しかった。

足慣らし・・でもヘロヘロのエバ。
一応、ケジメの夫婦登山は決行出来、逆に「白老岳」に行かなくて良かったね・・と苦笑いした。

スキーを滑降すればものの2分で終了・・・も、まぁまぁこんなものです。
満足の締めの2012夫婦登山は快晴の中で終了出来ました。



安平山頂上にて

下山後は何故か札幌へ・・・




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