12月5日、廃止決定が忍びなきJR留萌本線
ふらり酔い鉄ひとり旅
■ 旅 の 日 2016年4月28日(木) 日帰り
■ ル ー ト 追分駅~岩見沢駅~深川駅~増毛駅
~深川駅~札幌駅~千歳駅~追分駅
■ メ ン バ ー 単独
■ 時 刻 表
<往路>
09:15 追分駅発 (ワンマン列車)
10:01 岩見沢駅着
10:11 岩見沢駅発 (特急オホーツク3号)
10:54 深川駅着
11:08 深川駅発 (ワンマン列車)
12:47 増毛駅着
<復路>
15:41 増毛駅発 (ワンマン列車)
17:16 深川駅着
17:19 深川駅発 (特急スーパーカムイ36号)
18:25 札幌駅着
18:35 札幌駅発 (快速エアポート)
19:05 千歳駅着
19:11 千歳駅発 (ワンマン列車)
19:43 追分駅着
★ 山へ行かない日・・・
いわゆる鉄道ファンと言われる中には、その嗜好から「乗り鉄」「撮り鉄」「模型鉄」など様々に区分され
呼ばれているらしいが、大きくは文科系、理科系、体育系、芸術系の四つに分類されるという。
私はどこにも属さないつまり鉄道ファンではない。ただ敢えて言うなら自称「飲み鉄」と言っておこう。
四つの分類に当てはめると飲み潰れるまでの体力勝負という事で体育系になるだろうか(笑)
鉄道の旅は大好きだがすべての線区を乗り潰す目的の「乗り鉄」ではない。
旅の手段として鉄道を利用しガタンゴトンとのんびり揺られながら車窓からの景色を楽しみ
お酒を飲んでほろ酔いの幸福感に浸る・・・ただただそれが好きなだけ。
酔いつぶれて寝込み気が付いたら終着駅、トンネルを出たら雪国だった・・というフレーズも好きだ。
山へ行かない休日を利用してたまには鉄道の旅もいいなぁ~と日頃に思っていた。
そんな時、鉄道好き「乗り鉄」の山仲間がJR留萌線と北海道新幹線新函館北斗駅~新青森駅まで
乗れば全国のJR全線乗車するというMLを流した。
留萌線は冬期間雪崩の恐れがあると言う理由から運休が続いていたが昨日の28日から全線での
運行が決まったばかりだった。岳友も早々に乗りたいと言っていたが、たまたま休みの私が一足早く
行く計画を立て申し訳ないとも思っている。
「飲み鉄」だから車は使用出来ない。
自宅のある追分から留萌線に乗ってまた追分まで戻る・・・時刻表を眺めるのも楽しい。
★ 廃線が決まった留萌本線・・・
始めて乗る留萌本線だから少し調べてみた。
留萌本線は深川~増毛間(66.8㎞)を結ぶ。深川市、秩父別町、沼田町、留萌市、増毛町の5市町を
通り、深川駅を含め20駅ある。留萌港への石炭・木材・海産物を輸送するために建設され、
1910年11月23日に留萌(漢字は当初、留萠)まで開通し、1921年11月5日に増毛まで延伸、全通。
1927年には留萌から後の羽幌線が分岐し、1931年に深川~増毛間を留萌本線に改称した。
最盛期の1960年代には、準急「るもい」や急行「はぼろ」が小樽や札幌、後に旭川とを結んでいた。
石炭産業の衰退、沿線過疎化、自動車普及を要因として、1978年に貨物輸送廃止、1980年代に
なると急行も廃止。1987年度の輸送密度は480人だったが、2014年度に39人(1列車あたり3人)と、
12分の1以下に減少してきた。JR北海道の試算では年間約1億6千万円以上の赤字という。
また、2005年3月、2012年3月に、線路に雪や土砂等が流入し列車脱線事故が発生しているほか、
大雨による土砂崩れも頻発。長期間の運休期間もたびたび発生してきた。
今後も安全を確保するために数十億円に及ぶ防災工事費が必要とのことで、廃止が検討されてきた。
JR留萌本線・留萌~増毛間の廃止がほぼ決定―JR北海道が公式発表した。
部分廃止後は留萌駅が終着駅となる。鉄路の廃止は、2014年5月の江差線・木古内~江差間以来。
終着駅の増毛駅の木造駅舎は味わい深く、1981年に公開された映画「駅 STATION」ではロケ地の
一つとなった。無人駅ではあるが、そば処、売店が営業。観光客に喜ばれている。
最終日は12月4日に決定。増毛町が廃止に同意し、最終運行日は2016年12月4日と決まった。
私の住む安平町追分のJR追分駅から出発する・・
以前は駅待合室に売店があったり隣にはJAのスーパーもあったのに今は何もなく淋しい
滝川の手前・車窓から望む樺戸山地の「ピンネシリ」と「待根山」を望む
今日から運行を開始した留萌線の増毛行ワンマン列車 (深川駅)
キハ54系2両編成のワンマン列車の車内
乗り継ぎ時間の間に駅売店で購入・・・いよいよ旅気分です
★ 始めての留萌線・・・
11:08 増毛行き 発車
乗客は僅か12名でした。
平日とは言え長い間の運休からようやく運行を開始したのに淋しい乗車でした。
乗客の中には地元風の方やこの日を待っていた鉄道ファンそして撮り鉄さんはカメラの
シャッターをやたら押してました。
最初はのんびりと車窓の景色を見ていましたが、深川を発車してすぐワンカップを飲んでいると
急に眠くなってしまいました。いくつかの駅を過ぎ再び車窓から覗くと沿線にはまだ残雪が目立ちました。
さすが豪雪地帯の留萌地方と実感しながら山中を走る列車に身を任せ揺られます。
石狩沼田駅を過ぎ「恵比島駅(えびしまえき)」に到着
ここはNHK連続テレビ小説「すずらん」のロケ地で「明日萌駅(あしもいえき)」として使用された事でも
有名だったと思い出す。駅舎は当時のままに風情ある木造建築だが今は誰も居ない無人駅だ。
ロケで撮影した頃の駅が下の写真です(web上から)
★ 留萌駅・・・
12:04 留萌駅着 12:14発車
10分間の停車時間や2両編成をここで切り離す事も知らず乗っていると何やら外が騒がしいので
ホームに降りて初めて知りました。ここから1両編成で出発です。
留萌本線で深川駅を除く唯一駅員の居る駅が留萌駅でした。
乗客は一部入れ替わりするもやはり12名でした・・・。
★ 終着 増毛駅・・・
留 萌 るもい
瀬 越 せごし
礼 受 れうけ
阿 分 あふん
信 砂 のぶしゃ
舎 熊 しゃぐま
朱文別 しゅもんべつ
箸 別 はしべつ
増 毛 ましけ
12:47 増毛駅到着
留萌~増毛間の距離は僅か16.7キロ、運行時間は約30分でした。
日本海沿いに走るワンマン列車、地元の住民たちも久々の列車に手を振る方も見えました。
一部の区間では徐行もありました。途中駅に着くと一両編成なのに全部がホームに掛からない短さ。
進行左側は山、右側は海という路線で春を知らせるカタクリが所々に咲いていました。
そして、終着駅増毛駅の到着です。
増毛港に隣接した造船場のある港
終着駅に降りる・・・
★ 増毛散策・食べ飲み歩き・・・
無人駅なのにJRの職員が数人いて出迎えてくれました。
車で来ていた撮り鉄さんも居ますが、歓迎してくれる観光客の姿は少なかったです。
増毛の街は何度も来ているので土地勘があり先ずは駅前の風待食堂と書かれた
観光案内所に寄ります。映画のロケ地になる前は、多田商店という「たばこ屋さん」
でした。当時、暑寒山荘のカギを借りる場所が多田商店でした。
今は観光案内所と映画ロケ地の写真などを展示していました。
増毛駅の記念入場券を購入して店を出ました。
増毛に着いたら先ずはラーメンと最初から決めて田中商店を目指します。
国稀酒造の酒粕と大豆のまろやかな甘みを活かした白味噌スープ。
道産小麦と国稀酒造の仕込みで練り上げた地元留萌の三嶋屋食品特製「ちぢれ玉子麺」は
暑寒別連峰の伏流水を使ったなめらかなのどごしを楽しめます。
ここで食前のビールが飲める幸せは格別でした。
次は、定番・国稀酒造。真っすぐに試飲コーナーへ進み私だけの貸切コーナーでした。
好きな銘柄をなんでも試飲出来るのでついつい飲み過ぎてしまいます。
売店で頂いた最後の甘酒が暖かくて美味しかったなぁ~。
お酒を二本、酒饅頭と干物を買いました。
国稀酒造の並びにあった「かまぼこの鈴木商店」では揚げたてのタコ天が美味しかったです。
あとは時間の許す限り街巡りしました。
高倉健主演の名作「駅 STATION」でロケ地となった増毛駅前の風待食堂は現在観光案内所
国稀酒造の前に建つ「麺屋 田中商店」
旅の醍醐味 ビールで乾杯!
こだわりの酒蔵味噌ラーメンを注文
何度となく訪れている「国稀酒造」
試飲コーナーのある酒蔵で何杯飲んだろうか?
国稀酒造の並びに構えた「かまぼこの鈴木商店」注文を受けてから揚げるのでアツアツで旨い
増毛灯台までてくてく歩く
灯台から望む増毛港
灯台から更に奥へ行くと「忠魂の碑」と旧増毛小学校があった・・・
厳島神社
総合交流促進施設 元陣屋
元陣屋の庭に咲いている桜 (エゾヤマザクラ)は、ほぼ満開でした・・・
市街地の奥になる国道231号線と永寿川に架かる場所から望む主峰「暑寒別岳」
再び増毛駅へ 15:41発で復路となる・・・
ここが終着駅と分かる車止め
帰る列車の運転席から増毛駅を見送る・・・
★ 留萌本線の旅を終えて・・・
留萌本線だけを乗る目的なら増毛まで行き、10分後に折り返す深川行きで戻る事が出来る。
私の場合、増毛では3時間ほどの散策時間を持ち、上り列車に乗る計画を立てた。
これにすると帰りの乗り継ぎ列車が良く、自宅には20時前に着くことが出来たからだ。
しかし、実際には時間が足りず増毛でもっとゆっくりしたかった。
街の散策も10分の1位だろうか? お酒ももっと飲みたかったし、どこかで昼寝もしたかったなぁ~。
出来れば途中下車して次の列車まで小さな街の散歩もいいだろうなぁと思う。
街の人たちと会話をしたり温泉があったらゆったりと入るのも贅沢かな?
列車の旅ってそんなのんびり過ぎて行く時間を楽しむ旅でもあるのかなと思う。
今回は廃線の決定した未知なる留萌本線が忍びなく、自称「飲み鉄」と言って気軽な
旅気分で乗っては見たが、旅として利用する場合と生活の足として利用する場合では
自ずから目的も違うよなと考えてしまった。
廃線になることで地域の方々には影響の大きい問題なのだろうと推察出来る。
ただ運行するJR側にとっては経営上からも赤字のまま運行を続けるのは難しいと
言うのも理解出来る事だ。実際の利用人数がいないというは何が原因なのだろう?
車社会、人口の減少、産業の衰退等々・・・こうした時代の流れもJR利用の減少に
繋がる要因なのか、地域自治体の長が廃線の提案に了承したのは民意からだろうか?
元国鉄~民間のJRに移行したと言っても国の政策に大きく影響しながら線路を広げた
のは事実だろう。収支の結果だけではないJRに求められるもっと大切な役割はあるはず。
これからもっと懸念される廃線問題・・・
「飲み鉄」としては淋しい限りと考えた旅でもあったが、またどこかへ行きたくなった。
ふらり酔い鉄ひとり旅
■ 旅 の 日 2016年4月28日(木) 日帰り
■ ル ー ト 追分駅~岩見沢駅~深川駅~増毛駅
~深川駅~札幌駅~千歳駅~追分駅
■ メ ン バ ー 単独
■ 時 刻 表
<往路>
09:15 追分駅発 (ワンマン列車)
10:01 岩見沢駅着
10:11 岩見沢駅発 (特急オホーツク3号)
10:54 深川駅着
11:08 深川駅発 (ワンマン列車)
12:47 増毛駅着
<復路>
15:41 増毛駅発 (ワンマン列車)
17:16 深川駅着
17:19 深川駅発 (特急スーパーカムイ36号)
18:25 札幌駅着
18:35 札幌駅発 (快速エアポート)
19:05 千歳駅着
19:11 千歳駅発 (ワンマン列車)
19:43 追分駅着
★ 山へ行かない日・・・
いわゆる鉄道ファンと言われる中には、その嗜好から「乗り鉄」「撮り鉄」「模型鉄」など様々に区分され
呼ばれているらしいが、大きくは文科系、理科系、体育系、芸術系の四つに分類されるという。
私はどこにも属さないつまり鉄道ファンではない。ただ敢えて言うなら自称「飲み鉄」と言っておこう。
四つの分類に当てはめると飲み潰れるまでの体力勝負という事で体育系になるだろうか(笑)
鉄道の旅は大好きだがすべての線区を乗り潰す目的の「乗り鉄」ではない。
旅の手段として鉄道を利用しガタンゴトンとのんびり揺られながら車窓からの景色を楽しみ
お酒を飲んでほろ酔いの幸福感に浸る・・・ただただそれが好きなだけ。
酔いつぶれて寝込み気が付いたら終着駅、トンネルを出たら雪国だった・・というフレーズも好きだ。
山へ行かない休日を利用してたまには鉄道の旅もいいなぁ~と日頃に思っていた。
そんな時、鉄道好き「乗り鉄」の山仲間がJR留萌線と北海道新幹線新函館北斗駅~新青森駅まで
乗れば全国のJR全線乗車するというMLを流した。
留萌線は冬期間雪崩の恐れがあると言う理由から運休が続いていたが昨日の28日から全線での
運行が決まったばかりだった。岳友も早々に乗りたいと言っていたが、たまたま休みの私が一足早く
行く計画を立て申し訳ないとも思っている。
「飲み鉄」だから車は使用出来ない。
自宅のある追分から留萌線に乗ってまた追分まで戻る・・・時刻表を眺めるのも楽しい。
★ 廃線が決まった留萌本線・・・
始めて乗る留萌本線だから少し調べてみた。
留萌本線は深川~増毛間(66.8㎞)を結ぶ。深川市、秩父別町、沼田町、留萌市、増毛町の5市町を
通り、深川駅を含め20駅ある。留萌港への石炭・木材・海産物を輸送するために建設され、
1910年11月23日に留萌(漢字は当初、留萠)まで開通し、1921年11月5日に増毛まで延伸、全通。
1927年には留萌から後の羽幌線が分岐し、1931年に深川~増毛間を留萌本線に改称した。
最盛期の1960年代には、準急「るもい」や急行「はぼろ」が小樽や札幌、後に旭川とを結んでいた。
石炭産業の衰退、沿線過疎化、自動車普及を要因として、1978年に貨物輸送廃止、1980年代に
なると急行も廃止。1987年度の輸送密度は480人だったが、2014年度に39人(1列車あたり3人)と、
12分の1以下に減少してきた。JR北海道の試算では年間約1億6千万円以上の赤字という。
また、2005年3月、2012年3月に、線路に雪や土砂等が流入し列車脱線事故が発生しているほか、
大雨による土砂崩れも頻発。長期間の運休期間もたびたび発生してきた。
今後も安全を確保するために数十億円に及ぶ防災工事費が必要とのことで、廃止が検討されてきた。
JR留萌本線・留萌~増毛間の廃止がほぼ決定―JR北海道が公式発表した。
部分廃止後は留萌駅が終着駅となる。鉄路の廃止は、2014年5月の江差線・木古内~江差間以来。
終着駅の増毛駅の木造駅舎は味わい深く、1981年に公開された映画「駅 STATION」ではロケ地の
一つとなった。無人駅ではあるが、そば処、売店が営業。観光客に喜ばれている。
最終日は12月4日に決定。増毛町が廃止に同意し、最終運行日は2016年12月4日と決まった。
私の住む安平町追分のJR追分駅から出発する・・
以前は駅待合室に売店があったり隣にはJAのスーパーもあったのに今は何もなく淋しい
滝川の手前・車窓から望む樺戸山地の「ピンネシリ」と「待根山」を望む
今日から運行を開始した留萌線の増毛行ワンマン列車 (深川駅)
キハ54系2両編成のワンマン列車の車内
乗り継ぎ時間の間に駅売店で購入・・・いよいよ旅気分です
★ 始めての留萌線・・・
11:08 増毛行き 発車
乗客は僅か12名でした。
平日とは言え長い間の運休からようやく運行を開始したのに淋しい乗車でした。
乗客の中には地元風の方やこの日を待っていた鉄道ファンそして撮り鉄さんはカメラの
シャッターをやたら押してました。
最初はのんびりと車窓の景色を見ていましたが、深川を発車してすぐワンカップを飲んでいると
急に眠くなってしまいました。いくつかの駅を過ぎ再び車窓から覗くと沿線にはまだ残雪が目立ちました。
さすが豪雪地帯の留萌地方と実感しながら山中を走る列車に身を任せ揺られます。
石狩沼田駅を過ぎ「恵比島駅(えびしまえき)」に到着
ここはNHK連続テレビ小説「すずらん」のロケ地で「明日萌駅(あしもいえき)」として使用された事でも
有名だったと思い出す。駅舎は当時のままに風情ある木造建築だが今は誰も居ない無人駅だ。
ロケで撮影した頃の駅が下の写真です(web上から)
★ 留萌駅・・・
12:04 留萌駅着 12:14発車
10分間の停車時間や2両編成をここで切り離す事も知らず乗っていると何やら外が騒がしいので
ホームに降りて初めて知りました。ここから1両編成で出発です。
留萌本線で深川駅を除く唯一駅員の居る駅が留萌駅でした。
乗客は一部入れ替わりするもやはり12名でした・・・。
★ 終着 増毛駅・・・
留 萌 るもい
瀬 越 せごし
礼 受 れうけ
阿 分 あふん
信 砂 のぶしゃ
舎 熊 しゃぐま
朱文別 しゅもんべつ
箸 別 はしべつ
増 毛 ましけ
12:47 増毛駅到着
留萌~増毛間の距離は僅か16.7キロ、運行時間は約30分でした。
日本海沿いに走るワンマン列車、地元の住民たちも久々の列車に手を振る方も見えました。
一部の区間では徐行もありました。途中駅に着くと一両編成なのに全部がホームに掛からない短さ。
進行左側は山、右側は海という路線で春を知らせるカタクリが所々に咲いていました。
そして、終着駅増毛駅の到着です。
増毛港に隣接した造船場のある港
終着駅に降りる・・・
★ 増毛散策・食べ飲み歩き・・・
無人駅なのにJRの職員が数人いて出迎えてくれました。
車で来ていた撮り鉄さんも居ますが、歓迎してくれる観光客の姿は少なかったです。
増毛の街は何度も来ているので土地勘があり先ずは駅前の風待食堂と書かれた
観光案内所に寄ります。映画のロケ地になる前は、多田商店という「たばこ屋さん」
でした。当時、暑寒山荘のカギを借りる場所が多田商店でした。
今は観光案内所と映画ロケ地の写真などを展示していました。
増毛駅の記念入場券を購入して店を出ました。
増毛に着いたら先ずはラーメンと最初から決めて田中商店を目指します。
国稀酒造の酒粕と大豆のまろやかな甘みを活かした白味噌スープ。
道産小麦と国稀酒造の仕込みで練り上げた地元留萌の三嶋屋食品特製「ちぢれ玉子麺」は
暑寒別連峰の伏流水を使ったなめらかなのどごしを楽しめます。
ここで食前のビールが飲める幸せは格別でした。
次は、定番・国稀酒造。真っすぐに試飲コーナーへ進み私だけの貸切コーナーでした。
好きな銘柄をなんでも試飲出来るのでついつい飲み過ぎてしまいます。
売店で頂いた最後の甘酒が暖かくて美味しかったなぁ~。
お酒を二本、酒饅頭と干物を買いました。
国稀酒造の並びにあった「かまぼこの鈴木商店」では揚げたてのタコ天が美味しかったです。
あとは時間の許す限り街巡りしました。
高倉健主演の名作「駅 STATION」でロケ地となった増毛駅前の風待食堂は現在観光案内所
国稀酒造の前に建つ「麺屋 田中商店」
旅の醍醐味 ビールで乾杯!
こだわりの酒蔵味噌ラーメンを注文
何度となく訪れている「国稀酒造」
試飲コーナーのある酒蔵で何杯飲んだろうか?
国稀酒造の並びに構えた「かまぼこの鈴木商店」注文を受けてから揚げるのでアツアツで旨い
増毛灯台までてくてく歩く
灯台から望む増毛港
灯台から更に奥へ行くと「忠魂の碑」と旧増毛小学校があった・・・
厳島神社
総合交流促進施設 元陣屋
元陣屋の庭に咲いている桜 (エゾヤマザクラ)は、ほぼ満開でした・・・
市街地の奥になる国道231号線と永寿川に架かる場所から望む主峰「暑寒別岳」
再び増毛駅へ 15:41発で復路となる・・・
ここが終着駅と分かる車止め
帰る列車の運転席から増毛駅を見送る・・・
★ 留萌本線の旅を終えて・・・
留萌本線だけを乗る目的なら増毛まで行き、10分後に折り返す深川行きで戻る事が出来る。
私の場合、増毛では3時間ほどの散策時間を持ち、上り列車に乗る計画を立てた。
これにすると帰りの乗り継ぎ列車が良く、自宅には20時前に着くことが出来たからだ。
しかし、実際には時間が足りず増毛でもっとゆっくりしたかった。
街の散策も10分の1位だろうか? お酒ももっと飲みたかったし、どこかで昼寝もしたかったなぁ~。
出来れば途中下車して次の列車まで小さな街の散歩もいいだろうなぁと思う。
街の人たちと会話をしたり温泉があったらゆったりと入るのも贅沢かな?
列車の旅ってそんなのんびり過ぎて行く時間を楽しむ旅でもあるのかなと思う。
今回は廃線の決定した未知なる留萌本線が忍びなく、自称「飲み鉄」と言って気軽な
旅気分で乗っては見たが、旅として利用する場合と生活の足として利用する場合では
自ずから目的も違うよなと考えてしまった。
廃線になることで地域の方々には影響の大きい問題なのだろうと推察出来る。
ただ運行するJR側にとっては経営上からも赤字のまま運行を続けるのは難しいと
言うのも理解出来る事だ。実際の利用人数がいないというは何が原因なのだろう?
車社会、人口の減少、産業の衰退等々・・・こうした時代の流れもJR利用の減少に
繋がる要因なのか、地域自治体の長が廃線の提案に了承したのは民意からだろうか?
元国鉄~民間のJRに移行したと言っても国の政策に大きく影響しながら線路を広げた
のは事実だろう。収支の結果だけではないJRに求められるもっと大切な役割はあるはず。
これからもっと懸念される廃線問題・・・
「飲み鉄」としては淋しい限りと考えた旅でもあったが、またどこかへ行きたくなった。
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