※ ブログ開設前の山行記をアップしました・・・
道南のアルプスへ 白泉岳 (1043m)~南白水岳 (1122m)
~中白水岳(1124m)~白水岳(1136m)
■ 山 行 日 2007年10月19日 (金)
■ ル ー ト 平田内温泉コース (熊石山歩会)
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №34
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図「熊石」「渡島鮎川」「貝取間」「遊楽部岳」
■ 三角点・点名 白泉岳 (シライズミダケ) 三等三角点 点名「白水岳 シラミズダケ」
南白水岳 山名表示・標高点無し
中白水岳 山名表示無し標高点のみ
白水岳 山名表示有 標高点のみ
■ コースタイム 登り 3時間47分 下り 2時間37分
<登り>
05:55 登山口出発
06:20 第一見晴台
06:35~40 白泉の泉
07:07 二股の滝 (阿牛の滝)
07:44~52 第二見晴台・・平田内温泉を挟んだ
東側に「冷水岳」を望む
08:15~23 白泉岳 (1043m)頂上
08:55~09:00 南白水岳 (1122m)
09:15 中白水岳 (1124m)
09:42 白水岳 (1136m)
<下り>
10:00 下山開始
10:25~33 中白水岳
10:45~55 南白水岳
11:15 白泉岳
11:30 第二見晴台
11:47 二股の滝
12:20 第一見晴台
12:37 登山口
★ 7月の冷水岳から再来の登山口・・・
10 月に入って愛山渓を訪れた夫婦登山№32 では、晩秋を終えた初冬・白銀の大雪山系を体験した。
そして、№33 では層雲峡温泉に移動しての朝陽山も笹藪を漕ぎながら登頂に成功した。
さぁ、№34 はどこへ・・と模索している時、7 月に挑戦し失敗に終わった「道南のアルプス」に再
来することを決めた。
ここは地元・熊石山歩会が 1993年頃 6 年掛けて開削したと言うヤンカ山、冷水岳~熊石岳~遊楽部
岳~白水岳に及ぶ一周縦走の出来る登山道で「道南のアルプス」と命名したらしい。96 年に挑戦し
た函館出身で「一人歩きの北海道山紀行」をHPとする坂口さんの記録 (冷水岳~白水岳一周日帰り
縦走) を参考に挑戦した。しかし、96 年の記録から10 年以上経過した 2007 年 7 月の登山道は荒れ
放題という感じで僅かな踏み跡に覆い被さる根曲がり竹に悪戦苦闘しながらの登行となり、ようや
く辿り着いた「冷水岳」には 5 時間も要してしまった。(当時の坂口さんは 2 時間 30 分 だった)
また、その先の「奥冷水岳」への登行路もまったく不明瞭であり日高を思わせる険しいハイマツ漕
ぎが待っている様に見えた。これでは到底日帰りの縦走は叶わないと判断し、下山を決めた次第だ。
ようやく下山した後、予定の下山口の登山ポストを覗くと、つい最近白水岳まで登った山岳会の計
画書と下山後の簡易な記録が残されてあり、そこには素晴らしい登山道であったことや開削した熊
石山歩会に対するお礼の意が書かれていた。
そんな経緯とリベンジ、そして晩秋の紅葉も期待しての再来で白水岳を目指す事にした。
登山口のすぐ近くにある秘湯・平田内温泉「熊の湯」と平田内川
★ 天国と地獄の違い・・・
【10月19日 (金) 】 快晴も非常に寒い
4:00 起床。
5:55 出発。 東の空は明るいが山奥の登山口は薄暗く非常に冷え込んだ朝だった。最初は林道跡を
少し登り小さな尾根筋に回り込むように辿って登山路となる。右の眼下に昨夜浸かった熊の湯を望
みながらどんどんと高度を上げて行く。登山道もしっかりと整備されていて歩き易く快調に登れた。
6:20 白泉の滝。滝というより小さな沢筋からチョロチョロと流れ落ちる様があるだけの滝だったが、
水は美味しかった。この時背中から朝陽が差し始め一気に眩しくなった。ブナの黄葉やモミジやダ
ケカンバも朝陽を浴びてとても爽やかだった。
登山口
熊石山歩会が作った登山口の看板
第二見晴台から熊石市街地と日本海を望む
ズームで撮る・・
7 月の冷水岳登山路とは、天国と地獄の違いだ。山歩会が開削した当時の冷水岳の登山道を見たか
ったがその痕跡は微かに残っている踏み跡くらいだろうか。対照的に白水岳の登山道は整備され、
しっかりとした踏み跡と要所要所に案内板もあって迷う事はなかった。白泉岳までの約 2 時間が、
辛抱の登りでここを過ぎるとアップダウンはあれどスッキリした尾根上の登行路となる。その間、
右手の方向 (東側) には、7 月に登った「屏風岳 (938m) 」や「冷水岳 (1175m) 」そして叶わなかっ
た奥冷水岳 (1143m) や熊石岳 (1082m) を見ながら気持ちの良い登路であった。
第二見晴台からは登山口の熊石市街地や日本海を望み、すっかり紅葉した冷水岳の西斜面全面が見
事だった。白泉岳の登りは、身の丈以上の笹原の登りであるが登山路はしっかりしているので笹を
両手で掴みながらも10 分ほどで頂上稜線に出た。頂上からの展望も良く遥か太平洋側も望み山座同
定はならないにせよ360 度のパノラマが広がっていた。
隣の南白水岳を一時白水岳と読み違えてしまったが、遠く感じたその山へは約30m 降りて約110m
登るというアップダウンはあるが、僅か30 分で着いてしまって呆気にとられた。その後の山も必ず
稜線のコルに降りピークへ登るを繰り返しがあるも時間を要しないので苦では無かった。
9:42 最後の白水岳 (1136m) 頂上に立った。
ブナ林を背に・・・
白泉岳への登りは笹原も登山道はしっかりしている・・
白泉岳付近から望む冷水岳 (右側) と奥冷水岳 (左側)
白泉岳 (しらいずみだけ)(1043m) 初登頂
白泉岳から望む南白水岳
白泉岳と南白水岳のコルから望む冷水岳
南白水岳への登山道
南白水岳 (1122m) 初登頂
中白水岳から白水岳へ
白水岳 (1136m) 初登頂
稜線から日本海に浮かぶ奥尻島を望む・・・
第二見晴台の尾根から離れて二股の滝へ急こう配の鎖場を下る
晩秋のブナや広葉樹の紅葉が山全体を覆う
★ 道南のアルプス再訪も1000m峰2座残す・・・
道南アルプス一周の縦走なら日帰りで1000m 峰が一気に7 座「白泉岳」「南白水岳」「中白水岳」
「白水岳」「前岳」「熊石岳」「冷水岳」の登頂が可能だった。しかし、開削以来14 年が経過し、
恐らく以降の整備はされていなかったのだろうと想像出来る。登山道は荒廃し、廃道化してしまっ
た以上残ってしまった2座を制するには積雪期しかないかも知れないが、いつか必ずと誓って道南
アルプスを後にした。
※ 文中に出て来た「奥冷水岳 (1143m) 」は、カウントしていない1000m 峰です・・。
道南のアルプスへ 白泉岳 (1043m)~南白水岳 (1122m)
~中白水岳(1124m)~白水岳(1136m)
■ 山 行 日 2007年10月19日 (金)
■ ル ー ト 平田内温泉コース (熊石山歩会)
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №34
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図「熊石」「渡島鮎川」「貝取間」「遊楽部岳」
■ 三角点・点名 白泉岳 (シライズミダケ) 三等三角点 点名「白水岳 シラミズダケ」
南白水岳 山名表示・標高点無し
中白水岳 山名表示無し標高点のみ
白水岳 山名表示有 標高点のみ
■ コースタイム 登り 3時間47分 下り 2時間37分
<登り>
05:55 登山口出発
06:20 第一見晴台
06:35~40 白泉の泉
07:07 二股の滝 (阿牛の滝)
07:44~52 第二見晴台・・平田内温泉を挟んだ
東側に「冷水岳」を望む
08:15~23 白泉岳 (1043m)頂上
08:55~09:00 南白水岳 (1122m)
09:15 中白水岳 (1124m)
09:42 白水岳 (1136m)
<下り>
10:00 下山開始
10:25~33 中白水岳
10:45~55 南白水岳
11:15 白泉岳
11:30 第二見晴台
11:47 二股の滝
12:20 第一見晴台
12:37 登山口
★ 7月の冷水岳から再来の登山口・・・
10 月に入って愛山渓を訪れた夫婦登山№32 では、晩秋を終えた初冬・白銀の大雪山系を体験した。
そして、№33 では層雲峡温泉に移動しての朝陽山も笹藪を漕ぎながら登頂に成功した。
さぁ、№34 はどこへ・・と模索している時、7 月に挑戦し失敗に終わった「道南のアルプス」に再
来することを決めた。
ここは地元・熊石山歩会が 1993年頃 6 年掛けて開削したと言うヤンカ山、冷水岳~熊石岳~遊楽部
岳~白水岳に及ぶ一周縦走の出来る登山道で「道南のアルプス」と命名したらしい。96 年に挑戦し
た函館出身で「一人歩きの北海道山紀行」をHPとする坂口さんの記録 (冷水岳~白水岳一周日帰り
縦走) を参考に挑戦した。しかし、96 年の記録から10 年以上経過した 2007 年 7 月の登山道は荒れ
放題という感じで僅かな踏み跡に覆い被さる根曲がり竹に悪戦苦闘しながらの登行となり、ようや
く辿り着いた「冷水岳」には 5 時間も要してしまった。(当時の坂口さんは 2 時間 30 分 だった)
また、その先の「奥冷水岳」への登行路もまったく不明瞭であり日高を思わせる険しいハイマツ漕
ぎが待っている様に見えた。これでは到底日帰りの縦走は叶わないと判断し、下山を決めた次第だ。
ようやく下山した後、予定の下山口の登山ポストを覗くと、つい最近白水岳まで登った山岳会の計
画書と下山後の簡易な記録が残されてあり、そこには素晴らしい登山道であったことや開削した熊
石山歩会に対するお礼の意が書かれていた。
そんな経緯とリベンジ、そして晩秋の紅葉も期待しての再来で白水岳を目指す事にした。
登山口のすぐ近くにある秘湯・平田内温泉「熊の湯」と平田内川
★ 天国と地獄の違い・・・
【10月19日 (金) 】 快晴も非常に寒い
4:00 起床。
5:55 出発。 東の空は明るいが山奥の登山口は薄暗く非常に冷え込んだ朝だった。最初は林道跡を
少し登り小さな尾根筋に回り込むように辿って登山路となる。右の眼下に昨夜浸かった熊の湯を望
みながらどんどんと高度を上げて行く。登山道もしっかりと整備されていて歩き易く快調に登れた。
6:20 白泉の滝。滝というより小さな沢筋からチョロチョロと流れ落ちる様があるだけの滝だったが、
水は美味しかった。この時背中から朝陽が差し始め一気に眩しくなった。ブナの黄葉やモミジやダ
ケカンバも朝陽を浴びてとても爽やかだった。
登山口
熊石山歩会が作った登山口の看板
第二見晴台から熊石市街地と日本海を望む
ズームで撮る・・
7 月の冷水岳登山路とは、天国と地獄の違いだ。山歩会が開削した当時の冷水岳の登山道を見たか
ったがその痕跡は微かに残っている踏み跡くらいだろうか。対照的に白水岳の登山道は整備され、
しっかりとした踏み跡と要所要所に案内板もあって迷う事はなかった。白泉岳までの約 2 時間が、
辛抱の登りでここを過ぎるとアップダウンはあれどスッキリした尾根上の登行路となる。その間、
右手の方向 (東側) には、7 月に登った「屏風岳 (938m) 」や「冷水岳 (1175m) 」そして叶わなかっ
た奥冷水岳 (1143m) や熊石岳 (1082m) を見ながら気持ちの良い登路であった。
第二見晴台からは登山口の熊石市街地や日本海を望み、すっかり紅葉した冷水岳の西斜面全面が見
事だった。白泉岳の登りは、身の丈以上の笹原の登りであるが登山路はしっかりしているので笹を
両手で掴みながらも10 分ほどで頂上稜線に出た。頂上からの展望も良く遥か太平洋側も望み山座同
定はならないにせよ360 度のパノラマが広がっていた。
隣の南白水岳を一時白水岳と読み違えてしまったが、遠く感じたその山へは約30m 降りて約110m
登るというアップダウンはあるが、僅か30 分で着いてしまって呆気にとられた。その後の山も必ず
稜線のコルに降りピークへ登るを繰り返しがあるも時間を要しないので苦では無かった。
9:42 最後の白水岳 (1136m) 頂上に立った。
ブナ林を背に・・・
白泉岳への登りは笹原も登山道はしっかりしている・・
白泉岳付近から望む冷水岳 (右側) と奥冷水岳 (左側)
白泉岳 (しらいずみだけ)(1043m) 初登頂
白泉岳から望む南白水岳
白泉岳と南白水岳のコルから望む冷水岳
南白水岳への登山道
南白水岳 (1122m) 初登頂
中白水岳から白水岳へ
白水岳 (1136m) 初登頂
稜線から日本海に浮かぶ奥尻島を望む・・・
第二見晴台の尾根から離れて二股の滝へ急こう配の鎖場を下る
晩秋のブナや広葉樹の紅葉が山全体を覆う
★ 道南のアルプス再訪も1000m峰2座残す・・・
道南アルプス一周の縦走なら日帰りで1000m 峰が一気に7 座「白泉岳」「南白水岳」「中白水岳」
「白水岳」「前岳」「熊石岳」「冷水岳」の登頂が可能だった。しかし、開削以来14 年が経過し、
恐らく以降の整備はされていなかったのだろうと想像出来る。登山道は荒廃し、廃道化してしまっ
た以上残ってしまった2座を制するには積雪期しかないかも知れないが、いつか必ずと誓って道南
アルプスを後にした。
※ 文中に出て来た「奥冷水岳 (1143m) 」は、カウントしていない1000m 峰です・・。
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